2024-11-20

「キャンドル」よりも「イルミネーション」

 イベント開催もできる公園で、クリスマスが近づくと「キャンドル ナイト」があった。2リットルのペットボトルを半分に切り、重し代わりに底部に水を入れて、そこにキャンドルを灯す。ほのかな灯りのキャンドルが並んだ景観は、チビッコどもも大喜びだ。

 開催日は1日、またキャンドルを灯すだけなのだから夜間のみ。これなら自分でも実施できると考えるのは当然だ。クリスマス時期ともなれば、さまざまな装飾を施されたキャンドルは売っている。しかし、18時半ごろから3時間ほど灯すだけなら、キャンプ用の台座付の小さなキャンドルで十分だ。でも、数をそろえるともなれば費用も手間もかかる。

 クリスマス時期が近づくと、街にはイルミネーションが輝きだす。マンションではベランダに置いて光らせているから、住宅街だって通行人の目を奪う。キャンドルでは火災の心配もあるので、イルミネーションに軍配が上がるのだな。今風に考えねばならん。

2024-11-19

小さなイベントは、どこで開催が分かるのか

 新聞によると、八戸海上保安部が国需要文化財に指定されている尻屋埼灯台(青森県東通村)の特別公開を実施したらしい。一般人は入れない灯台の見学だけではなく、レンズ磨きまでも体験できたという。知っていれば、こちらだって見学してみたいものだぞ。

 難点はある。事前にプレスリリースされている報道各社はいいとして、見学者らはどいういう手段で知ったのだろう。地元自治体の広報誌、もしくは専門雑誌なのだろうか。増水災害対策として街中にある地下タンクの見学会が行なわれて、小屋のような入り口から入っていく見学者らに、たまたま通った道で出会ったことがある。どこで知ったのだ?

 こちらも経験がある。科学館でラジオ製作教室の講師をしたが、案内は自治体の広報誌だけだったのに応募者多数。おかげで2日間の午前と午後、合計4回も開催した経験がある。広報誌など、よくもまあ読んでいるものだな。灯台の見学会だって似たようなもんか。

2024-11-18

「沈黙」は終わった人?

 新聞は政治経済の記事ばかりではない。先日の文芸欄には、次のようなことが書かれていた。明治時代の文学の巨匠、森鴎外が3年ほど筆を休めていたら、評論家らが「終わった人」と論評していたのだ。マルチに活躍する本人も、さぞかし困ったことだろう。

 現代の一般人はBlogに個人的なさまざまな思いを書く。しかしだ、大多数の人たちはBlogを開設したものの、3年以上も記事をアップしていない人が実に多い。単にあきただけなのかな。老人なら始めたものの、世を去ってしまったこともある。有名人ならニュースになるけど、市井の人なら単に忘れ去られるだけ。そして閉鎖されもせす、そのまんま。

 今やBlogでの「沈黙」は、終わった人と捉えられているようだ。テーマを決めて書いていると、そのテーマについてあきたならば終了宣言をするべき。ただなぁ、閉鎖をすれば大したことのない成果でも消えることになる。この判断ばかりは結論がつかぬぞ……。

2024-11-15

方眼ノートはほしいけど

 パソコンだスマホだという時代でも、昔ながらのノートは必需品なのだ。いつも使っているのはコクヨ製で、A5・A罫・70枚という一般的なノート。だけど70枚のスタイルともなると近所の文房具屋だと売っていないので、毎回のように注文して入手している。

 おりこうさんほど方眼スタイルのノートを使う。そんな記事をネットで読んだ。こちらも賢者だと自称しているので、検索してみるとコクヨのノートでもA5・5ミリ方眼スタイル・80枚のノートがある。あるのだが横置きスタイルだったり、ほかに切り取り線が備わっていたりと、気分的にしっくりこない。ノート全面が方眼スタイルじゃないとね。

 ポケットに入る野帳を知っているかな。このSKETCH BOOKになると全面3ミリ方眼タイルだ。かつては方眼の罫を3ミリと5ミリの二つのタイプのリフィルを作ったこともある。でも、ごだわりを持ち出すとヘンチクリンなおっちゃんと呼ばれることになるかもしれん。

2024-11-14

占いは「毎日」、それとも「毎月」?

 占いというのは、昔から「当たるも八卦 当たらぬも八卦」といわれてきた。当たることもあれば外れることもあるから、気にするなということでもある。新聞雑誌やネットなどで占いコーナーがあれば、興味がなくとも、つい目を通してしまうのが普通なのだな。

 テーマを決めた新聞記事のスクラップも趣味の一つだから、全ページに目を通す。当然ながら占いコーナーだって目に入るのだ。フムフムとは思うけど、読み終えれば何が書いてあったかなど覚えてはいない。読者の中には占いを、日々の指針ととらえている人もいる。こうなると、日々の格言が現れる日めくりカレンダーのようなものといえるだろう。

「きょうは何の日」というラジオ番組がある。聞いたところで、何も覚えてはいない。占いも毎日のように表示されたところで、どれだけの人が覚えているのだろう。そう考えると、月刊誌に載っているような毎月の占いの方が覚えている期間も長いのではないかな。

2024-11-13

体力増強にも必要な「水」

 強靭な体力が欲しいという希望は誰だって持っている。体力を付けようと動けばのどが渇く。だからスポーツ関連媒体には、飲料メーカーの広告が満載だ。若年層の減少傾向も加わって、最近では老人対象の簡単なストレッチ体操にまで広告が出ているから驚きよ。

 ベーデン・パウエルくんは「寝る前にコップ1杯の水を飲め」と語っていた。なんでも数値で表現する現代では、具体的な方法として「毎日、水を2リットル飲め」という。水なら毎日飲んでいるのだが、数値で表現されるとかえって分からなくなる。同容量のペットボトルを前にして、こんなに飲むのかとも考えてしまう。理科の授業でもあるまいし。

 昼飯としてラーメンを食べる人は少なくあるまい。食べる前に出てくるコップの水は水分としてカウントされるはず。ではスープを飲めば水分として加えられるのだろうか。うるさい連中は塩分がどうこうと語り始める。簡単なようで、むずかしい「水」なのだね。

2024-11-12

月日のゾロ目の意義

「今日は何の日」という10分程度のラジオ番組がある。国が決めた祝祭日は別として、各種業界団体が販売促進のために作った日を紹介しているわけだ。先日なんか「今日は36もの記念日がある」と話していたから、1年365日、毎日のように記念日だらけなのだね。

 思ったのは「ゾロ目の日」に意味を付け加えるアイデアはないのだろうかということ。月と日の数値に同じ数字が並んだ日のことで、1月1日、2月2日、3月3日……10月10日、11月11日、12月12日などだ。どんな意味を付け加えればいいのか考えてみたが、これといった案も浮かんでこない。アイデア創出はもちろん、該当団体の実益も考えねばならのだ。

 似たようなことを考える人は、世界中にいる。Amazonで見つけたけど、「役に立たない科学が役に立つ」なんて本があるらしい。ならはゾロ目の月日に意味を加えるのも、何らかの役に立つ日が来るはず。アイデアは必要だが、その案を気長に育てることも大切さ。