大人になってから「趣味は何ですか?」と聞かれることはほとんどない。相手が問わなくても、自分からベラベラと話している。相手が興味を持っているかどうかなど関係ない。ともかく何らかの趣味の世界に入ると、驚くほど幅広い世界が広がっているものだ。
たとえばアマチュア無線。この世界に入ったのは、「子供の科学」という雑誌を読んでいて1石ラジオを作ったのがキッカケだ。10年もすりゃCWどころか、70字/分ぐらいのスピードで打ち聞きすることができる。ついには仙台市科学館でゲルマラジオ製作教室まで開いたのだ。受講したチビッコたちの何人かは、アマ無線家になっているとは思う。
東北大学教授もゲルマラジオ製作教室を開いたらしい。でも、アプローチ方法がまったく違う。こちらはアマ無線家なので作ってから理屈を調べる。教授は理屈を教えてから作る。どちらが身に付くのかは分からぬ。まず実践だとは思うけど、どうなのかなぁ~。
業務日誌#35
「しのご」が日々の業務で気が付いたことを、脈絡なく気ままに書き連ねています。
2026-05-05
小さなキッカケから広がる世界
2026-05-04
「マーフィーの法則」は辞典だったか……
「役立たずな人は、役に立つ考えを一つは持っている」。まさにこちらのことかと思っただろうが、そうではなく「マーフィーの法則」の一節なのだ。新聞雑誌の記事で時に見かけていたけれど、最近はほとんど出会うことがない。なぜなのだ? 時代のせいかな。
見かけないものは調べてみる必要がある。古本もくさるほど存在するので、入手も簡単だ。実はひと月前に買ったのだけど、未だ読み終えていない。理由は小説のように読むための本ではなく、辞典のように引くための一冊なのだった。ある現象を皮肉を利かせながら一言で言い表す。そのための辞典。読んでいても、ただ疲れてくるのは当然なのだ。
百科事典と似たようなものだな。何らかの現象を、ユーモアを込めて語る時には役に立つのだろうけど、ボンヤリしながら生きている人間には使う機会もない。マーフィーの法則を読んでいたところで、何も覚えちゃいない。世の中では、宝の持ち腐れと言う。
2026-05-01
「ポンポン」の持ち方
どうやって持つのかな。そう思う道具は多い。学生の応援風景を見ていると、女子応援団員らは「ポンポン」を激しく振り回す。ふと思ったのだ。ポンポンはどうやって持っているのだ? どこにでもチアガールはいるのだから、ネットにも掲載されているはず。
持ち方は、すぐに見つかった。ポンポンの持ち手部分に、手のひらにはさみ込んでおく輪があるのだ。全身を使うアクションも見せるのだから、チームによってはプラスして何らかの工夫はしているとは思う。でも、そんなテクニックは独自のもの。公表する必要はない。アイデアというものは、実践してみないと出てこないのだから仕方ないものさ。
いくつものキーワードを加えていく検索テクニックを述べた本を読んだことがある。いまやAI検索結果が主流となっているけど、キーワードを並べるにしたがってAIによる表示など出てこない。ポンポンを調べるにしても、加えるべき言葉が浮かんで来ないのさ。
2026-04-30
ネーミングとしての「改」
第二次大戦当時、活躍した日本の戦闘機に紫電改がある。知ってのとおり紫電という戦闘機を改造したらしいから、名称に「改」が付いた。紫電とは、稲妻のような一瞬の光のこと。改装ではなく改造だったのだから、新名称を付けても良かったのではないかな。
ノートの使い方として「超メモ術ノート」がある。一般のノートは小口部分まで行の線が印刷されていないので、不要な部分をカッターで切り捨ててしまう方法が掲載されている。本体はそのままなのだから、それなら「ノート改」という名でどうだ。なんか、カッコ悪い……。改を一文字加えて、すべてがピタリと当てはまりヒットするわけでもない。
ネーミングを考える職業だってあるのだ。語呂もよく、パッと姿や用途が思い浮かばなかればならないのは当然。単純に「改」を付け加えれば良いと問題ではない。また理屈も必要となる。逆転の発想で、改という一文字を加えれば製品名となるのモノはなんだ?
2026-04-28
郷土史家はどうして老人ばかり?
雑誌を読んでいると、たまに出てくるのが「郷土史家」の人たち。生まれ育った土地の歴史を調べるのは貴重な存在ではある。一つのテーマを深く掘り下げて調べているのはいいとして、どうして老人ばかりなのだろう。旅行はともかく、引っ越しもしていない。
歴史を調べるのは、大学や研究機関の先生方とほぼ相場が決まっている。たまにライフワークとしている作家や記者もいるけど、それは仕事として取り組んだからだ。その点、郷土史家というのは何がきっかけとなって取り組んだのか謎……。だれにも注目されないけど仲間内では有名で、何かのきっかけで表に出てきて記事になったりする存在だ。
第二次大戦中、広島と長崎に原爆を投下したB-29の発進基地であるテニアン島を調べたことがある。2回ほど現地を訪れたが、兵士らのネットワークはあるものだ。現地に留まった人には案内役もしてもう。この現地の老人、まさに郷土史家みたいなものだった。
2026-04-27
スクラップブックのタイトル
新聞スクラップをしているかな。あくまで個人レベルの話だ。趣味で新聞スクラップをしている人は、何年分を保管しているのだろう。こちらは、おおよそ5年分。また、そのスクラップブックのタイトルも考える必要がある。単に新聞スクラップというなかれ。
スクラップは発想の原点なのだ。だから新聞スクラップをする人は多い。問題は、そのスクラップブックのタイトルだ。個人なら雑多な内容だから、タイトルも考える必要がある。そこで単純に開始した年月日、そして終了した月日とすればいい。ほぼ1ヵ月間のペースで1冊を貼り終えるから、こんなもんで十分だろう。面倒なことは挫折の原因だ。
スクラップブックのタイトルを変更するのは3回目。スクラップを2~3年ほど続けていれば、雑多な内容なので「どうしよう?」と思う。エライ人はスクラップをしている話は出すけど、タイトル名など話題にもならぬ。細かいことに興味が湧くのはヒマ人だけさ。
2026-04-24
「クニザカイ」か、それとも「コッキョウ」?
「国境の……」と小説の冒頭に出てくる川端康成の小説「雪国」。この「国境」は「クニザカイ」と読むのか、それとも「コッキョウ」と読むのか。正解は「クニザカイ」らしい。ノーベル文学賞まで受賞したのに、あやふやなまま没ってしまうから謎は続くのだ。
現在の大学文学部でも話題になるらしい。調べてみると、日本の英文学者で文芸評論家の竹田勝彦との対談で、「クニザカイ」として川端自身はうなずいていたというのだ。これで解決ではないか。ところがだ、「コッキョウ」と解説している辞書もあるというから、話はややこしい。謎を残したままにしておくのも、文学テクニックの一つなのだね。
有名になれば歴史に名を残す。不明な部分を残しておくのも得策なのだ。大昔の話になるけど、雪国の国境は「クニザカイと読むのだ」と解説している本を読んだことがある。謎を残しておくの得策なのだ。でも、謎を残したままにするというのは意外と難しい。
