2026-08-21

うながしのタイミング

 1984年に出版された「42.195キロへの挑戦」(松島駿二郎・生和寛、朝日新聞社)。本屋の書棚にも並んでいた時代で、10キロのマラソン大会には出場していた。参加者は老若男女さまざま。いまだに本棚に残っていたのは、なぜだろう。パラパラめくってみたぞ。

 ランニングをしている作家や芸能人らのインタビュー記事もある。いま、どうしているのかな? ネットで検索してみると、なんと世を去っている人がほとんどではないか。驚くことに若き時代の村上春樹もいたけど、このころは知らないオッチャンよ。参考にしたわけではないけど、2年後ぐらいから勝田マラソン大会に何回か出場していたのだった。

 フルやハーフの距離なら、トライアスロンにも出ている。マラソンの本が目の前に出現したということは、「フルマラソンに出場しろ」という天の命令か。ウイスキーを飲んでばかりではイカンな。ちょっと走ってみたら、すぐヘロヘロ……。栄枯盛衰の世の中よ。

2026-08-20

3つのポイントという「3つ」

 生成AIに何かを質問すると、「3つのポイント」が返ってくるそうだ。もちろん質問する内容によて、回答が異なることは当然だろう。でも、こちらは、ついにここまで来たかと思うのだった。AIが返す、この「3つ」が重要な秘密を含んでいるからなのさ。

 講演会などを聞いたことはあるだろう。ポイントをいくつも並べたところで、聞いた方も帰るころには、すっかり忘れているってなもんだ。いままで出会ったスピーチを思い出してくれ。いくつ話の内容を憶えている? 「これだけは憶えてくれ」といった話のポイントは、3つだけに絞る。これこそ昔から言われている、スピーチのテクニックなのだ。

 なんだ、簡単なことではないかと思うでしょ。こいつがなかなかできない。トライアスロン競技説明会で話をするが、つい10個ものポイントを並べてしまう。「分かちゃいるけど……」の状況なのだ。昔から言われいることだから、生成AIも拾ってきたのだね。

2026-08-19

隠すのも作戦のうち

 朝などはヒマつぶしでテレビやラジオが鳴っている。先日も「タイムレス」という言葉だけが耳に入ってきた。なんのことだ? 後でからパソコンで調べたら、なんと単なるアイドルグループじゃないか。相変わらずキャーキャー騒ぐ女どもであふれていたな。

 タイムレスには「永遠の」「時代を超越した」との意味もあるようだ。いろいろ意味を掛けているものだな。どんな演奏をしているのだろうとYoutubeで検索したら、演奏をしている映像はほぼない。じゃべくりばかり。人気を高め、CDなどを売り上げる作戦だなとピンときた。露出を減らすのも作戦のうちだ。アホでも知っている手法ではないか。

 人気を長続きさせる手法なんてあるのかね。専門家でもないので詳しくは知らないが、ローリング・ストーンズは別格として、たいていは数年で解散している。「タイムレス」グループも、そんなもんだろう。こちらの問題は「稼げる時」というものがない……。

2026-08-17

著者に教えてもらう

 「著書を読んで感動した。ついては直接話をうかがいたい」。こう言えば、断る著者はほとんどいないという。なるほどと思い、実行してみたことも何度かある。いまはホームページを持っている著者も多いし、なければ出版社編集部に直接メールを送れば良い。

 「アイデアマラソン」を知っているかな。こちらも、いまはアイデア総数14760個に達している。書き終えたノートの活用方法について、著者の樋口健夫氏に2~3年前に尋ねた。書き終えたノートは4冊ほどを手元に置き、参考にしているという。なぁ~るほど。でも、参考にしているはずが、デスク上のストックが1冊にまで減ってしまったぞ。

 そこで考えた。過去のノートで参考になりそうなアイデアには「付せん」を貼り付ける。ボツネタというのは意外と多いもの。己を助けるアイデアの源泉なので、100円ショップで売っている付せんは使わん。賢くなるには、ちょっとしたコスト増も必要のなさ。

2026-08-14

ランクを踏んで上っていく

 何らかの習いごとを始めようとすれば、教室などへ通わなければならない。そこには級や段、初級・中級・上級といったクラス分けがあるわけだ。級や段は何段階にも分けられている。クラス分けの場合には初級の前に、「入門」も必要ではないかなと思うのだ。

 トライアスロンに挑戦しようと思い、水泳教室へ通う。インストラクターから「何メートル泳げますか?」と聞かれたので、25メートルほどと正直に答える。なんと「そういうのは泳げると言いません」ときたもんだ。ええ年こいた男がキャピキャピしたネエチャンたちの(競泳用)水着姿を目で楽しみながら、プールサイドに座りバタ足からの練習よ。

 1年半後、トライアスロンに初挑戦。驚くことに、スイムの順位は中間より少し上あたり。これにはヒェ~と自分でもビックリした。入門レベルから正しく練習したのは正解だったということだな。教訓――。段階を踏みながら正しく上っていくのは重要なのだ。

2026-08-13

メールも使えない人

 知り合いから何年かぶりに電話があった。本題よりどうでもいい話が多く、思わず「メールアドレスはないのか?」とイライラしながら聞く。「ない!」との一言。80歳前後の人だから仕方ないけど、いまや電話よりメールへと移り変わっている時代だしね。

 知らない人から突然のメール。読んでみると、こちらの家の事情をよく知っているようだ。「どちらさんですか?」と返信すると、「○○です」と返ってきた。なんと親戚のオバチャンではないか。年齢を重ねてもメールを使えるのはいいけど、マナーというより文章上の問題だな。年賀状も親戚にだけは出しているので、そこにメルアドを載せていた。

 年賀状も、決まり文句や絵柄は載せていない。歳時記を参考に新年の和歌、イラストは海外の作者だ。数年前までは岡本太郎の絵画を使っていて、太郎のように当たり前のことをやっていては己が光らない。難点は、決まり事も守れないアホと思われていることか。

2026-08-12

「巨人の肩に乗る」トレーニング方法

 17世紀の物理学者ニュートンは「巨人の肩に乗る」と語っていたそうだ。巨人といってもプロ野球チームのことではない。偉い人たちが発見し積み上げてきた研究成果をベースに、新しい発見をすることだ。なるほど、なかなかに上手い比喩表現を使うもんだな。

 マラソンにおいても、基礎からやり直してみようと思い始めたのだ。正しい歩き方から、だんだん走りに移っていく。言うのは簡単だが、これがなかなかに難しい。歩いているうちに走ってしまったり、走っていればハアハアと呼吸もみだれてくる。トライアスロンで有名になったマフェトン理論も、似たようなトレーニング方法だったことを思い出す。

 ツール・ド・フランスで、優勝者がこのトレーニング方法で強くなったと語れば、あっと言う間に広がっていく。まさに巨人の肩に乗れば栄光の世界に届くのだ。でも、ベースには基礎トレーニングの積み重ねがある。一流選手のマネなど、できないもんだのぉ。