2026-04-16

主流を外して観察

 浮世絵で有名なモノといえば、葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」。絵はネットからダウンロードしただけだけど、解説本はもちろん読んだ。気になったのは「有名ポイントを外して」描いているということ。ちょっと外れた場所だから日常が見えるのだ。

 この解説を読んでからというもの、観光地へ行っても「見ました」というだけ。裏側へ行けば、見ることのできない体験ができる。たとえば宮城県庁なら外れたところに職員や清掃員用と思われる、各階どまりのエレベーターが設置されている。乗ってみる。最上階から1階まで時間のかかること。ヒマ人で乗っているのは、こちらぐらいなもんだ。

 公共施設なら怪しまれないように、目的階の東西南北すべての通路を歩いてみる。警備員に見つかったら、不審者として捕えれらても不思議ではない。実は1回だけあったけどね。こうした行動は、すべて北斎先生の教えを実行したからさ。単なるアホなのかな。

2026-04-15

「かきかたえんぴつ」の芯の濃さ

 小学1年生になったら、最初に使うエンピツは「かきかたえんぴつ」。ほとんどの人は記憶に残っているに違いない。大人になっても、このエンピツを使っている人がいる。それも作家。メモ書き、構想を練るための下書きは当然としても、原稿執筆までにも及ぶ。

 なぜ使い勝手が良いのだろう。その秘密はエンピツの濃さにあった。調べてみると、かきかたえんぴつはBもしくは2Bの濃さという。なんじゃい、こちらが使っているシャープペンシルの芯の濃さだって2B。不思議なことではなかったのだ。エンピツと芯と筆記具のスタイルが異なっているだけの話よ。大人になっても、エンピツの出番は多いのだ。

 作家や評論家のエッセイを読むと、シャープペンを使っていると語る人は多い。さすがに原稿はパソコンで執筆しているのだろうが、構想やメモ書きなどは手書きだろう。こちらもシャープペンは6本、芯はすべて2B。「かきかたえんぴつ」も需要はあるものだな。

2026-04-14

筋肉とぜい肉の関係

 ラジオ番組のCMで「筋肉はつきにくく落ちやすい。ぜい肉はつきやすく落ちにくい」と語られている。「村上RADIO」の宣伝文句。スポーツクラブの壁に貼ってあるという。確かに名言だ。生活の本質にユーモアを加えれば、名言になる見本みたいなものだな。

 仕事をやっていれば飲み会に誘われる時がある。断ったとしても、接待ともなれば同行せざるを得ない。社会生活とはそんなもんだ。ランニングであっても続けるのはむずかしい。まして夕刻に取引先から〝ちょっと一杯〟と誘われれば、この一杯も仕事のうち。ただし飲んだが最後、その日はトレーニングなどできやしない。社会人とはそんなもんさ。

「君には意志がないのか」。そう言われ、酒を飲んだ後でもジムでトレーニングをした話がジャーナリスト、落合信彦が語っている。スーパードライのCMに出演していたオッサンだ。こちらは市井の人間。筋肉は語れぬので、スポーツはぜい肉対策みたいなものさ。

2026-04-13

「カード」スタイルの名称で混乱

 物語や論文の制作者で「京大式カード」を使っている人は多い。「スペース・オペラの書き方」なんて本を読んでいたら、気に入ったセリフを見つけると著者は京大式カードに書いているという。文房具屋へ立ち寄れば今でも売っている。まさにロングセラー文具。

 京大式カードを買いに行くと、隣には「5×3」というカードも並んでいる。何だ、このサイズは? 調べてみると5×3インチ、メートル法ならタテとヨコが75×125ミリのカードなのだ。渡部昇一の本にも載っていたが、ヨーロッパではこちらのカードが主流らしい。京大式カードはB6(128×182ミリ)だから、5×3カードはちょっと小型のサイズだ。

 お前の文章では、タテとヨコの数字配列を統一していないのか。確かに、そうだ。「5×3」は、表記法とするなら「3×5」とすべきなのだろう。でも、商品名称として確立されている。「名は体を表す」というけど、なんだか頭の中が混乱してくるってなもんだ。

2026-04-10

なぜスクラップブックはなくならない?

 A4のスクラップブックを2冊。昨日も買いに走った。本どころか新聞雑誌も購読者数が減っているというのに、なぜ常にストックがあるのだろう。ネット展開に移行しつつある世の中でも文房具屋へ行けば必ず売っている。不思議なもんだ。存在理由は何だろう。

 結論から言おう。大きな需要が存在するのだ。新聞記事スクラップどころか、演劇やコンサートなどのチケット半券、写真のアルバム替わりなど例を挙げればキリがないほどの需要がある。新聞記者ならば記事のストックなんか当然だろう。趣味や職業の数以上のさまざまな分野で活用されている。文房具屋だって、売れるモノのストックは欠かせまい。

 スクラップを続ける理由は、生成AIでは出てこない物語のヒントを見つけること。それに生成AIでは数値なんかは出てこないだろ。スクラップブックに保管したモノには考えるヒントが詰まっているはず。たまには偉そうなことを言ってみてもいいじゃないのさ。

2026-04-09

地中海料理の記憶がよみがえる

 原稿を依頼した人は、地中海料理レストランのオーナーだった。場所は東京・高田馬場駅近くにあるビルの地下。かなり昔のことだから、はっきりした記憶もない。雑誌に地中海学会のメンバーにエッセイを書いてもらっていたので、研究論文集などではないぞ。

 毎日新聞に「地中海料理」に関する記事が載っていた。読んでいたら遠い記憶がよみがえってきたではないか。検索してみると、オリーブオイルを使う料理が多く、さらには地中海料理の「再現アレンジ16選」というサイトまで見つかった。わが家で時に食卓に前菜として並ぶカプレーゼも人気料理のひとつ。魚介類メニューが多いのも特徴なのだろう。

 地中海を囲む国々は南ヨーロッパから中東地域、北方アフリカまでと範囲は実に広大だ。日本だって地域料理には違いが出てくるように、地中海料理といえば〝これだ〟と特定できるような単純なものではない。本日は、久しぶりにカプレーゼとワインを楽しもう。

2026-04-08

仙台にも「ブラックニッカ」の看板を!

 ニッカウヰスキーの象徴といえば「ブラックニッカ」。イメージとして代表されるのが「ヒゲのおじさん」だ。北海道札幌市の繁華街には、ヒゲのおじさんの大看板がある。この看板デザインがリニューアルされたと全国新聞の記事にもなる。まさに街のシンボル。

 毎晩のようにブラックニッカを飲んでいる。ベーシックな「クリア」と「リッチブレンド」が7割ほどを占め、残り3割は「ディープブレンド」と「スペシャル」。安価なウイスキーばかりを飲んでいると笑うなかれ。高価なウイスキーばかりを飲んでいては懐が凍り付いてしまう。徒歩3~4分のスーパーへ行けば、いつでも入手できるのもメリットだ。

 宮城県仙台市の山奥にニッカ蒸留所がある。ならば札幌と同じように、仙台の繁華街にもヒゲのおじさんの大看板を掲げてくれ。街のシンボルとなるまでには時間もかかるだろうけど、イメージ戦略と考えるなら必要なはずだ。金もかかるだろうから無理か……。