2024-05-09

スピーチ手法と実践

 水俣病被害者団体が3分間かの発言時間を超えるので、マイクを切られたとニュースの話題になっていた。仕方ないだろう。発言者らは老人が多く、こうした人たちの話は、テーマがあちこちに飛んでポイントが絞れていないから、聴いている方もイライラする。

 某イベントで国会議員のオッチャンに、「挨拶は3分スピーチのように短く」と頼んだことがある。そうしたら、ほぼ3分間でキッチリと話をまとめた。コンピューターイベントの発表では5分間と時間が決まっているので、それを超えると話の途中でもジャ~ンジャ~ンとドラが鳴る。ポイントを絞った話をするというのは、あらゆる場面で必要だ。

 スティーブ・ジョブスくんのプレゼン方法を、ちょっとだけマネをしたことがある。酒を飲んでいる席なのに、みんな注目しているので、こちらが驚いた。どんな席であっても、焦点を絞ってまとめあげたものは注目される。経験してみれば、分かる手法なのさ。

2024-05-08

「神業」のような特技

 左ひざを痛めたのでランニングを休んでいたが、1ヵ月半を過ぎたので、まずはウォーキングから始めよう。スポーツをしていれば、どこか痛めることは時にあるものだ。不思議なのは各年代ごとに左ひざばかりを痛めたから、もしかしたら弱くなっているのかな。

 スポーツや芸術の世界でも、「神業」ともいえるような特技を持つ人がいる。小さいころから、一つのことに打ち込んできた結果なのだろう。普通の人にマネができないのは、集中力もあるけど、たぶんにして「飽きない」ということだ。武道などでは、初めは級単位、それを超えると段位が決められているのも、持続させる工夫ではないかと考える。

 問題は、性格だ。他人様からはあこがれのような世界に到達しているけど、選手らの間で嫌われているのは、性格の問題なのだろう。一長一短はあるものだな。こちらなんか無理をしているわけでもないのに、なぜか左ひざばかりを痛めて泣いてばかりいるのさ。

2024-05-07

シェークスピアの名セリフ

 ヨーロッパの政治家は、むかしから名言といわれてきたものを援用することが多い。面白いセリフがあれば、ジョークにだって使う。使われる場面はともかく、誰の名言が多いのか調べてみると、シェークスピアくんの小説に登場する人物であることが多いようだ。

 検索してみると、彼の小説に出てくる名言集はくさるほどヒットする。まさに「天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」だな。17世紀前後の人物だったようだが、小説の中はまだしも、創案の記録となるようなノートや日記だって一切残していない。秘密多き人物は、むかしもいまも謎の陰の中で人生を送っていたのだな。

 推理作家だって、ネタのアイデアノートを作っているという。そう考えると、シェークスピアくんだって何らかの創作ノートを作っていたはずだが、それもない。歴史に名を残すような人物は秘密が多いので、こちらもすべての記録を抹殺するべきだろうと考える。

2024-05-06

授業の成果かな

 海上自衛隊のヘリコプターが衝突事故を起こして、何人かの隊員が犠牲になった。原因は専門家に任せるとしても、日本は「海に囲まれ、海の守りは一瞬の隙も許されない」ということらしい。ルートを誘導する各種計器があっても、予測できない事態は起こる。

 日本だけでなく、フィリピンも中国に洋上でさまざまな妨害を受けている。アジア地域のほかはどうかといえば、ヨーロッパではイギリスも四方を海に囲まれているから、洋上の訓練は欠かせないらしい。そんな理由を考えてみると、周囲を海に囲まれた国というキーワードが浮かんでくるのは当然なのだ。海洋国家というのはスキを見せられない。

 大学生時代、シーパワーやランドパワーによる国家の特色を授業で受けていたことを思い出す。はるか昔の話だから、いまや詳細が蘇らないのは当然だが、うっすらと記憶に残っているだけなのだ。過去の面倒な授業というのは、きっかけがないと想い出せんな。

2024-05-03

人が動けば「ゴミ」が出る

 屋内外を問わず、人様が動けばゴミが出る。またマナーなど関係なくゴミを捨てる。中央線に乗車したとき、どこやらのババアが飴の包み紙を座席の隙間に押し込んでいるのを見た。よくもまぁ堂々とできるもんだなと驚いた。当人は、まったく怖れてなどいない。

 江戸時代の有名人の墓があるらしい寺を、一度は見学しておいた方が良かろうと訪れたことがある。観光地にはなっていないけど、歴史の本には必ず載っている。確認したところでフ~ンとしか思わなかったので境内を出ようとしたところ、ゴミ箱に「護美箱」と表示されているではないか。有名人の墓より、こちらの方が記憶に刻み込まれたのだった。

 世の中にはヘンチクリンな趣味を持つものがいて、鉄道のレールを見ていて飽きないと語る技術者がいた。聞いた時は、アホかコイツと思ったものだが、「護美箱」との表示を発見してウ~ンと唸っているこちらも同様だな。ゴミは、護美箱へキチンと捨てようね。

2024-05-02

「ユーミン」の曲だったとは……

 イスラエルのガザ進攻の論評が新聞に掲載されている。過去のベトナム戦争を例に出している記事に、映画「いちご白書」のことが掲載されていた。このあたりの時期、日本のフォークグループ「バンバン」が「『いちご白書』をもう一度」を歌っていたという。

「『いちご白書』をもう一度」という曲の作曲者は、なんと「ユーミン」らしい。なんですと……と思うのは当然で、ネットで検索すると確かに「作曲者 松任谷由実」とあるではないか。はるか昔からユーミンはフォーク界のエースだったのだな。記事に書かれていたとおり、楽曲は時代背景を思い起こさせるし、いまはYoutubeで聞くこともできる。

 本題の「いちご白書」は「サークル・ゲーム」がテーマ曲。主人公らが青春時代の映画だったらしいから、曲のテンポも良い。それに比べてバンバンの曲調は暗い。ヒットした曲は時代背景を表しているなどとカッコ付けていうつもりはないけど、そんな気分よ。

2024-05-01

サンダーバードの訓練は、いつやっているのだ?

 国際救助隊と銘打っている「サンダーバード」。過去から再放送をたまに見ていた。最近の動向を調べてみると、テレビ番組か映画なのかは知らないけれど、最新版が作られているという。シナリオのアイデアはもちろん、人形の操作方法も進歩しているはずだ。

 地上はもちろん、海底から宇宙まで行動する。ふと思ったのは、国際救助隊なのだから人様を助けるのは良いとして、訓練はどうしているのだろう。現実の世界なら軍隊、警察、消防などもさまざまな訓練をしているわけで、彼らも実行しているはずだ。そうしたところを見せられても面白くないだろうが、1~2分のシーンなら使えるのではないのかね。

 サンダーバードにはメインとなる兄弟の隊員だけでなく、ほかに科学者や諜報員までが加わっているのだ。当然ながら、全員参加の模擬訓練だって必要になるはず。オリンピック選手だって普段の練習が欠かせないのだ。でも、こういう場面は絵にならないね。