星新一くんという作家を知っているかな。彼の物語にはスタイルがある。短編小説を大量に作り、「ショートショート」という一つの分野を作ったからね。文庫本のあとがきを読んでみると、かなり苦労した様子なども書いてあり、一分野を作るのは大変なのだ。
なぜ、そんなことを書いたのか。秘密は寺田寅彦くんの言葉にある。「西洋の学者の掘り散らした跡へ遥々遅ればせに鉱石のかけらを捜しに行くのもいいが、我々の脚元に埋もれてゐる宝を忘れてはならないと思ふ」。海外へ追いつけの時代の人だから、仕方がない一面もあるけど、今も「世界へ目を向けよ」ということは盛んに言われているからね。
三島由紀夫くんは「行動」なる一言で表現していた。共通するのは、簡単にできないことを実行したからで、有名になりたければ実行することだ。評価なんかは他人様がしてくれる。そう思いついのは良いが、こちらは毎日のようにポヤ~ンとしているだけなのさ。
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