いまの季節、多くの幼稚園や小学校などでは運動会が行なわれているようだ。運動会が嫌いなチビッコもいるはずだが、晴れを祈りながら親も「てるてる坊主」を作る手伝いをする。でも、てるてる坊主には目を書き入れないという話を聞いてビックリしたのだ。
検索してみると、確かに目を書き入れないのが本来らしい。目というより、顔は書き入れないのだ。「顔を描くと雨が降ってしまい、効果が半減する」という言い伝えがあるそうだが、ならば願いが叶ったらどうするかというと、目を書き入れて燃やす。面倒この上ない話で、だれがいつごろ言い始めたのか調べてみるたら平安時代あたりの頃らしい。
1000年以上も前の単なる伝承ではないか。それでも、チビッコには運動会や遠足などでてるてる坊主を作ってあげた記憶がある。歴史は繰り返すというより、願いを込める儀式の一つなのだ。儀式の必要性は、「ゲーテとの対話」にも書いてあった記憶があるぞ。
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