昔のことになるけど、「散歩の達人」なる番組があった。驚いたことに、いまや本や雑誌まであるようだ。このような大それた名称ではなく、普通の人なら近所のスーパーへ買い物に行く場合、少し遠回りすれば良さそうな気もする。でも、面倒この上ないのだ。
ホームズくんの聖典を読むと、ワトソンくんと共によく散歩をしていたようだ。運動不足解消ということではなく、彼のことだから街の概要把握という目的もあったに違いない。推理小説のテクニックとして、肝心なことは隠しておくという方法がある。そして最後にホームズくんが明らかにするわけで、読者は〝あっと驚くタメゴロ~〟に陥るのだね。
近所をうろついていたにしても、新しい店ができていたりなどの発見はあるものだ。目についたにしても、記憶に残しておくためにはメモが必要だろう。現場で調査をする場合、ホームズくんだってメモに書き留めるケースもあった。メモ帳と筆記具は必須のなのだ。
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