2025-10-03

「頭脳地図」と「マインドマップ」

 本の奥付を見ると、「1983年1月20日 第3冊」と印刷されている。タイトルは「頭がよくなる本」。アホだったから、ちょっとは頭がよくなりたかったのだろう。何度も引っ越しをしているけど、捨てていなかったのは、何か引っかかるものがあったからだな。

 ヒットしている書籍に「創作」や「まとめ」の解説本がある。「マインドマップ」だ。著者はトニー・プザン。パラパラめくっていると、かつての「頭脳地図」で見かけたような図やイラストが掲載されている。あまりにも内容が似ているので著者名を確認したら、まさに同一人物。今やマインドマップは指南役どころか、ソフトまで高額で売っている。

 長編小説の古本を買ったとき、登場人物一覧どころか主従関係や敵役などの関連図まである。読者自身がマインドマップのような手法で作っていたのでビックリだ。アイデア方法は使われてなんぼのもの。当時はマインドマップも、頭脳地図と訳されていたのだね。

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