江戸時代に大ヒットしたらしい物語に「南総里見八犬伝」がある。主人公らは名前に「犬」の字が入っているわけで、悪党を相手に闘う。現代では映画やテレビにもなったが、要約本もあったから読んでみたが、これがおもしろい。ヒットするのも当然だな。
現代語訳本編の上下2巻も買って読んでみたが、話のテンポが合わぬ。上巻はガマンしながら読み終えたものの、下巻は4分の1程度であきらめた。2年以上もそのままになっていたので、さすがに書庫へ納める。書庫なんか持っているのかと思うかもしれないけど、単に捨ててしまう本の山の中へ入れたまで。好みは人それぞれで、こんなこともある。
一時期、「超訳」の本が流行っていた。超訳とは現代語訳にするだけでなく、今の読者でも読みやすいように、手を入れてあるわけだ。どうすれば読みやすくなるかは専門家に任せるしかない。八犬伝も現代語訳ではなく、こちらにとっては要約版で十分だった。
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