2022-06-27

震災前の「奇跡の一本松」

 東日本大震災の話題は、今でもときどき新聞などで記事になっている。なかでも「奇跡の一本松」として残った松の木は、津波に襲われる前はどのような状況だったのだろう。また、なぜゆえにこの一本だけが残ったのか。考えるだけで、頭の中がもやもやしてくる。

 同じような疑問を持つ人も多いようで、ネットにはくさるほどの疑問が出ていた。海辺だから近辺には多くの松の木があったようで、この一本だけが大津波でも残った理由は、海側に立つユースホステルが津波の勢いを削いだからなんだと。そのユースホステルはボロボロになったらしいが、防波堤のようになったわけだ。なるほど、そんな理由だったか。

 防風林、防砂林というのはよく聞くが、建物が防津波(?)の役割を果たしていたとは……。歴史的には江戸の街並みで火災があった場合、消火するというより延焼を防ぐのが一番だった。災害があった場合、その被害が大きくならないような対策も必要だな。

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