2024-12-31

手書き文書の効果

 お仕事でパソコンを使うのは必須。チビッコたちもお勉強にパソコンを使っているというニュースが流れるけど、どれくらい使いこなしているのだろう。スマホの登場も騒がれているけど、作った文書をメールで気軽に送ったり保管しておけるのも便利なのだな。

 本来のあり方の意見が出てくるのは世の常だ。サンケイ新聞に「ノートに手書き」なる記事が掲載されていたので、ちょっと読んでみた。結論的には「ペンはキーボードより強し!」というわけで、手書きの方が記憶の定着には有利なんだと。脳に適度な負荷をかけ続けることが必要というから、こちらもAmazonで本をついポチッとしてしまったぞ。
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 10数年前からアイデアマラソン、超メモ術ノートといった主張に感激して、ノートも90冊近くになる。それらの著者が言うように、こちらも〝おりこうさん〟になれたのか。さっぱりなっていない……。エライ人の主張通りに進まないのも、世の中には多いものよ。

2024-12-30

わかりやすい本の見つけ方

 微分積分、相対性理論、量子論などは、学生時代にちょっと触れた。もちろん入門以下のレベルのことだ。今ごろになって簡単な解説本を読んではみているが、さっぱり理解できない。こういう本は、単に要約しただけのものを載せているのではないかと考える。

 とある雑誌を読んでいたら、上記の三分野の入門編という本の広告を見つけた。しかも価格は1000円未満。たぶんにしてムック本なのだろう。これは買わねばなるまいと思ったものの、いまや近所の本屋は廃業しているので、少し足を延ばさなければならない。注文すれば受け取りに再度足を運ぶことになる。こういうときは、やはりAmazonくんの出番だ。

 雑誌も、今や年間購読予約をすれば確実に入手できる。雑誌専門の予約配送業も生まれているので、時代とともに新たな産業分野が生まれるのは世の常。異分野のことは、まず雑誌を読んでみろと昔からいわれてきた。いまごろになって、その意味を知ったわけよ。

2024-12-27

頭を働かせる準備

「頭のよい人」というのは、昔から勉学の成績が優秀な人をいう。人によって差がなぜ生まれるのかは、たぶん集中力によると考えられる。芸術家などは集中力がものをいうわけで、スポーツ解説者も耐えなければならない時間帯を「集中ですよ、集中!」と叫ぶ。

「集中」というのは、特定の世界に入り込んでしまうことだ。その鍛え方を述べた人がいる。「書きたい内容があるから書くのではなく、書いているうちに書きたいことが見えてくる」だってさ。その通りだね。デザイナーも落書きを書いているうちに新たな案が浮かぶと言っていたし、一般人でも頭を働かせる何らかの準備運動が必要なのだともいえる。

「アイデアマラソン」だって20~30個ほど書いて、何とかなるかと思うのは1個あるかないか。新たなアイデアを考えるには、何らかの準備運動が必要なわけだ。発明王のエジソンくんも「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」と名言を残しているからね。

2024-12-26

「誕生をお祝いする日」なのだった

 昨日までは、聴いていてイヤになるほどラジオでもクリスマスソングのオンパレード。ミュージシャンもヒットするしないは別として、自分なりのクリスマスソングを作っているものだな。海外のアーティストの曲が聞かれなくなったのは、時代の流れだろうか。

 英語でChristmasあるいはXmasという表記はよく見る。辞書にも掲載されているのだ。しかし、このXはギリシャ語のキリストの頭文字、masはミサ、祝日のことらしい。キリストの誕生日は不明なので、12月25日は「キリストの誕生をお祝いする日」という位置づけという。歴史上で2000年も前の話らしいから、逸話だけが独り歩きしているわけだな。

 ベツレヘムの星を見て、東方の三賢者がイエス・キリストの誕生をお祝いしたという。天文学者が調べた結果、5月ごろの現象らしいのだ。また三賢者とは、実際には占星術師なんだと。エライ人が出現すれば、それなりに話が出来上がるのは今も昔も変わらない。

2024-12-25

文化の突破口

 ニューヨークのタクシー運転手は、地方出身者を見下すらしい。アメリカの映画を見ていると、まれにそうしたシーンがはさまれている。発音のちょっとした違い、地方特有の言い方で判断されてしまう。こうした違いは、なぜ生まれるのだろうと考えたことがある。

 気象条件も原因であることは、本田勝一くんの「日本語の作文技術」にも述べられていた。冬に凍りつきそうになる地域なら、話を短く伝える必要があるからだ。ならば気候の安定している南国ならどうか。今度は文化の違いで、その地方独特の言いまわしが出てくる。こうなると、世界各地の言語にも地方独特の言いまわしが生み出されるのは当然だ。

 伝承だけで、その地域特有の文化を伝えられてきた世界がある。昔からの言い伝えを元に時代をさかのぼったところで、壁にぶち当たるのは当然だろう。結論の出せない妄想というのは出てくるものだが、妄想が次の世界を開くきっかけになるはずなのだがねぇ~。

2024-12-24

入手に苦労する「わら半紙」

 老齢になった漫画家が語っていた。修行時代は、ともかく金がなく、漫画を画く練習をするために、わら半紙を2000枚も買ってきたという。有名にはなったが、いまや高齢者の仲間入り……。芸術系では、その世界で名を上げるには長い練習期間が必要なのだ。

 読んでいて引っかかるのは「わら半紙」という製品名だ。見た記憶はあるが、このところお目にかかったことはない。同じ思いをする人はいるもので、探し回ってようやく見つけたという。一般的なコピー用紙よりも高価で、まさに特注品扱い。製紙技術も進歩しているので、わら半紙は需要がないらしいのだ。しかし、必要とする人も少数だけはいる。

 大昔の製品を現代の人に見せて、「何に使うのか」と尋ねるテレビ番組があった。その番組にわら半紙が登場するには、まだ早すぎる。いやテレビですらパソコンやスマホに駆逐されつつある世の流れだ。高価なわら半紙より、安価なコピー用紙の方が使いやすい。

2024-12-23

スパークリングワインを開けてから

 シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で産出されるものだけらしい。他はスパークリングワインというようだが、それとて大人数が集まる行事の宴会で、最初の「かんぱ~い!」といったかけ声のときだけ飲む。ここで出されるのは、果たしてどちらだろう。

 間もなくクリスマスだ。夜間のディナーのスタートは、いつもビールで始まる。そこで考えた。スパークリングワインで乾杯し、スタートしても良いではないか。すでに買ってあるので、いまはクリスマスディナーに登場する機会を待っている。クリスチャンではないけど、家族が一堂に集まる数少ない機会の一つだから、飲み物で変化をつけるのだ。

 スパークリングワインは、栓を開けたら飲み切らなくてはならない。あまったら、どのように保管しておくのか調べるてみると、専用の栓も売っているようだ。さほど高額でもない。年に1~2回しか飲む機会がないので、結局はサランラップで封をすれば良いか。

2024-12-20

一般新聞の囲碁将棋蘭の扱い

 欧米の新聞だと、高級紙と一般紙の区別があるらしい。では、日本の場合はどうか。一般紙だと三大紙(朝日、毎日、読売)だ。そこに日本経済を加えて四大紙、産経を加えて五大紙といわれる。細分化すればもっと展開はあるのだが、分類専門家でもないしな。

 三大紙の一紙だけを読んでいるが、実に様々な分野を扱っている。政治経済面、社会面、地方面はぼんやり読んでいても分かるけど、特集記事や細分化された分野はまさに百花繚乱。1~2週間単位で掲載されるものがあれば、特定の曜日だけ掲載されている記事もある。一紙だけを読んでいるとはいえ、すべての記事をじっくり読むのは難儀なのだ。

 見出しだけ読むのは囲碁将棋蘭。紙面の扱いは小さいのだが、毎日のように掲載されている。それだけファンが多いのだろう。知り合いにも、囲碁将棋蘭だけを切り抜いている人がいた。こちらは両者とも、コマの並べ方しか知らない入門以下のレベルだからなぁ~。

2024-12-19

「金」を探せ!

 日本で「金」(ゴールド)の鉱山として有名だったのは、佐渡の金山だろう。世界遺産にも登録されたようで、遠い昔の話になっているのだ。小規模な金鉱山であれば全国各地にあったようだが、それとて今では観光施設。観光客も、そこそこはいるのだろう。

 マルコ・ポーロが「東方見聞録」の中で、日本を「黄金の国ジパング」と語っていたのは1200年ごろ。ところが海外の金鉱脈探索業者が、再び金を捜しているらしい。地下2000メートル以上の大深度には、金が眠っているというのだ。ボーリング調査など試掘も進んでいるらしいが、果たして見つかるのだろうか。掘ってみなければ分からないのだ。

 その地域に住む住民にとっては迷惑らしい。探鉱業者は説明会は開いたという。どっちもどっちで、金鉱脈を見つければ一大産業地域となるはず。反対するのは、いつも地域の老人たちだけと相場は決まっている。現代の山師らには、探鉱技術より説明力が必要だね。

2024-12-18

他人の評価は正しいのか?

 通販サイトで、ひと儲けしようと考えている業者はたくさんいるものだ。何年も前のことになるが、楽天市場で豪華なおせち料理を紹介し、注文も殺到した。しかし、届いた商品は値段に見合わぬチープな品。社会問題にまで発展したので、業者は強制退会処分だ。

 Amazon、楽天市場など大手の通販サイトでは、お客様の声のコーナーがある。商品の高評価を業者自らが載せていたので、これも批判された。結局のところ、手にするまでは分からないというのが現実だろう。そこで業者は、くどいほどの説明や画像を載せている。読む方もあきるので、サイト側は途中でカットして「もっと読む」のボタンまで備えた。

 高い評価を得た製品であっても、購入者が使いこなせるかどうかは別の話。スイスのアーミーナイフも買ったことがあるけど、いまだにすべての機能は使いこなせていない。自分のスキルも考える必要がある。世間で言うように、失敗も経験の内なのだねぇ~。

2024-12-17

ロボットの「モンスターウルフ」

 何年も前、ロボットのオオカミを紹介する新聞記事を読んだことがある。オオカミに似せたスタイルで、足にはある多少の移動ができる車輪、首は左右に動き、目は赤のLEDランプが光る。うなり声だってスピーカーから流れる。そんなスタイルだったはずだ。

 シカ、クマ、サルなどの野生動物退治にも、抜群の効果を発揮するという。このロボットのオオカミ「モンスターウルフ」を紹介する動画が、いまやネットでも紹介されている。夜間にモンスターウルフが動作し始めると、野生動物はビクリと動きを止め、一目散に逃げ出す。最近は都市部周辺にもクマなどが出現するから、活用範囲はもっと広がるだろう。

 いくら野生動物とはいえ、続けていれば〝慣れる〟のではないか。専門家ではないから、うっかりしたことは述べられない。人間の場合だったら、どう応用しよう? ミステリーの「八つ墓村」のように、ハチマキの両側に火のついたロウソクをはさみ込めばよい。

2024-12-16

「忍者」ブームは衰えず

 住んでいる地域の文化を伝えようと、「忍者の里」といわれる三重県伊賀市で「全日本忍者手裏剣打選手権大会」が開かれるらしい。主催者は「日本忍者協議会」という。いまは各県で予選会が行われているらしく、なんと大学にまで忍者部なるサークルがある。

 伊賀、甲賀などの二大流派は有名だが、昔の大名にはお抱えの忍者集団が存在したようだ。代表的な武器は手裏剣だが、同大会でも手裏剣競技はある。6枚の手裏剣が渡されるのだが、任務が終了して退散する際、敵と遭遇したら闘わなければならないので、そのため最後の1枚は残しておかねばならないというルールだ。忍者の業務までも再現している。

 昔から漫画や小説、テレビドラマ、映画などに忍者は登場する。最近ではチビッコ向けアニメ「忍たま乱太郎」だろうか。ビデオで観たことのある昔の007の映画でも、忍者部隊が登場していたな。隠密行動を旨とする「忍者」だから、知られていないことも多い。

2024-12-13

新しいメニューの創作法は?

「かつ丼」といえば、どこでも食べられる一般的なメニューだろう。味付けが変わったかつ丼ともなると、中部地方へ出張したときには「ソースかつ丼」をごちそうしてもらったことがある。関西方面で考え出されたようで、地方独自の味付けなどはあるものなのだ。

 そこいら辺のそば屋へ行けば、風味が変わったところで「かつ丼」はどこにでもある。「ソースかつ丼」のように、味覚の変化に富んだものは作れないのだろうか。餅だって味付けにはあんこ、ごま、しょうゆ、くるみ、ずんだなど各種あるのだ。創作メニューとして、店主は考えても良いはず。もっとも、受け入れらるかどうかは別の話しだけどね。

 シロウトが考えたところで、できるはずもない。料理に関する物語やマンガは数々あれど、たぶん「美味しんぼ」あたりが一番のヒット作だろう。その中で、かつ丼をテーマにしたものはあったかな。あったにしても、材料の選出法が詳しいぐらいだからなぁ~。

2024-12-12

「畜光テープ」の使い道

 家や部屋への出入口、電灯などのスイッチ場所など、夜中に行動する場合、ちょっと迷う場合が少なくない。メインとなる室内のスイッチ部分には、パイロットランプが点灯しているけど、すべてではない。暗夜の出入口部分にも、何らかの目印が必要だろう。

 そこで買ってみたのが「畜光テープ」なのだ。「畜光」と「蛍光」は、どう違うのかなどと言っている場合ではない。部屋の扉やスタンドのスイッチ部分などに、ほのかな灯りがあれば、すぐに手を伸ばすことができる。急に使い始めると、チビッコどもが幽霊・妖怪ではないかと騒ぎ始めるので、夕食時にでもキチンと説明しておく必要があるだろう。

 畜光テープは10メートル巻きで2巻セット。考えてみれば分量が多すぎるのだが、ネットで注文したときは、そんな迷いは思い浮かばぬ。どこへ貼り付けよう? 使い方例のイラストを見ると、お買い物用自転車のフレームに貼り付けておくイラストもあったな。

2024-12-11

ボロニアソーセージを「かじる」

 悪徳政治家や暴力団などを相手に、主人公の一人だけで闘うミステリー小説を読んでいた時期がある。報復からに逃れるため、山岳地帯などに主人公は身をひそめなければならない。そのとき隠れ家で食料としてかじっていたのが「ボロニアソーセージ」だった。

 そんな記憶を思い出して、久しぶりにボロニアソーセージを買ってきた。「食べる」のではなく「かじる」ような小説の主人公ではないので、食事時にはテーブルをかざる。調理方法にはどんなものがあると気になったのだ。調べてみると、生で食べるだけではなく火を通したりと、さまざまな料理に活用できるし、なんと太さまでも決まっている。

 食べ方や調理方法などより、そもそもこの小説の作家は誰だったろうかと気になった。検索してみると、大藪晴彦の名が浮かぶが、どうにも記憶とマッチしない。ボンヤリした記憶の世界。思いに浸るより、今は酒を飲みながらボロニアソーセージをかじるべきだな。

2024-12-10

雑誌記事の切り抜き感覚

 最近のネットの発達によって、雑誌も紙版だけでなくWeb版も存在している。雑誌の廃刊やWeb版への移行が、新聞にも載っているわけだ。雑誌記事だって新聞の切り抜きと同様に、切り取ってストックしておくわけだが、再び読むことは少ないのだが現実だろう。

 雑誌も年間購読をしていると、郵送で送られてくるから発売日前には入手できる。書店の発売日よりも1~2日前には読めるのだ。ただし、間に郵便配達が休みとなる土日が入ると、手にすることができるのは書店での発売日より遅い。何のための年間購読予約かとは思う。Web版にすれば良いわけだが、気に入った記事の切り抜きができないからね。

 切り抜いた記事を再び読むことは実に少ない。「本棚のこやし」となるだけで、切り抜いたときの「重要記事だ」という感覚はどこへ飛んで行ったのだろう。人間の気分など、そんなもんだと思う。結局は、切り抜き記事というゴミを増やすだけの行動なのだった。

2024-12-09

ネットでの検索方法

 不明なことをネットで調べるには、検索欄にキーワードを入力する。この場合、どんな言葉を入力するだろう。以前は「〇○とは」と入力する方法が流行った。最近ではなんとAIによる回答も出現してきて、簡単な概要を知るだけならこれで十分なのだろうね。

 詳しく調べるためには、検索欄にいくつかのキーワードを入力することになる。そこでの回答を参考に、ワードを新たに付け加えたり、入れ替えたりしながら調べるわけだ。隠れた専門家のサイトはあるもので、検索で上位に表示されることもない。知りたいことをゲットするためには、キーワードの選択や並べ方を解説した本まであるから驚きなのだ。

 シルクロードといえば、歴史の教科書で習ったことがあるだろう。しかし、東南アジアを迂回する南方のシルクロードもあったらしい。検索しているうちに見つけたが、今ではジャングルの中らしい。本を知ったところで、読んでみるのはまた別の話しなのだった。

2024-12-06

「マラソン」システムを使った効果

 ランニングをやっているのなら、42.195キロのフルマラソンを思い浮かべるだろう。市民マラソンならチビッコは5キロ、大人からは10キロ以上の各種距離で開かれている。こうしたマラソン大会の概要を掲載した雑誌もあったけど、いまやホームページが主力だ。

 マラソンの意義を考えてみると、長く続けることに尽きる。学習でもマラソンシステムを応用できるわけで、過去から「継続は力なり」という名言まであるほどだ。毎日少しづつでも学習を続けていれば、あきらめない限り日の目を見るはず。英語学習で有名どころなら「ヒアリングマラソン」だし、CMにも「なが~く続ける」があったと記憶している。

 Blogで、エスペラント語を学ぶ「エスペラントマラソン」を書いていた時期がある。学会主要者どころか、会長までがコメントを寄こすから驚きよ。でも、気力が続かなくなって止めたけどね。マラソンシステムという方法や効果を、身をもって知った事例さ。

2024-12-05

百人一首のファン層は広い

 FMラジオを聞いている時間が長いので、夜間の番組は「スクール・オブ・ロック」となる。番組名称から分かる通り、高校生あたりがリスナーの中心だ。パーソナリティーがリスナーに電話をすると、その話題は幅広いので、聞いている方も「ホホォ~」と思う。

 高校生の百人一首ファンが電話に出たのだが、ゲストのミュージシャンも百人一首のファンだった。句を暗記しているらしく、お互いが知っている区を述べあっている。百人一首は和歌なので、5・7・5・7・7の31文字が上の句(5・7・5)と下の句(7・7)に分かれていることしか知らない。この程度の知識しかないので、憶えている句などないのだ。

 ネットが中心の時代なので、年賀状は親戚の年寄りにしか出していない。新年の挨拶ではなく和歌を書こうと思ったのだが、和歌だと長すぎるので俳句にした。探し出すのもネットの方が早い。百人一首を憶えていれば、人と違うことする苦労もなかったはずだな。

2024-12-04

300メートル走などがあるのか……

 中高生の陸上競技大会では、300メートル走などが行なわれていると新聞の一般記事に載っていた。オリンピック競技では耳にすることもない不思議な種目だ。でも、国民スポーツ大会の少年種目では実施されているという。こんな競技種目は、いつできたのだ。

 陸上競技連盟でも普及に力を入れているらしい。陸上競技や学校の関係者なら常識なんだろうけど、普通の大人は初めて聞く。理由としては、育成期にある中高生の体力的な負担を減らすためだ。日本だけかと思ったら、欧米の国内大会でも選手育成のために実施している。オリンピックなどで活躍する選手が増えたのは、こんな育成方法があったのだ。

 中学生の体育祭で400メートル走に出場した。レース前半で体力のすべてを使い切り、死ぬのではないかと思ったものさ。陸上部などに入っていない普通の中高生だと、最初から全力疾走するから後半はヨレヨレとなるのは当然。体力面より、予備知識も必要だね。

2024-12-03

月刊雑誌の発売日前

 書店が少なくなっているとはいえ、書店員は大変な作業なのだ。一般の単行本はともかく、週刊誌や月刊誌ともなると書棚に見えるように並べなければならん。発売日から2~3日を過ぎれば、背表紙だけが見える普通の書棚に入れ替える。以外に重労働なのだな。

 月刊誌の発売日は決まっている。発売日に書棚に並ぶということは、遅くとも発売日の2~3日前には書店に届き、書店員が数量など各種チェック作業を行う。そして開店前には書棚に並べるわけだ。さらに逆算して考えていくと、印刷・製本や配送期間まで考えると、編集作業における原稿の締切日は、もっと早くなるのはアホでも分かることだろう。

 読者が知らないネタを探し出すには、編集作業にもテクニックがある。ふと耳にするような小さなネタでも、調べていけば奥深いところにたどり着くのだ。年間購読している月刊誌だと、発売日3日ほど前には届く。ネットがあっても、印刷する月刊誌は大変だね。

2024-12-02

禅宗の「喝!」

 齋藤孝くんの著書に「頭のいい人の独学術」という新書がある。パラパラとめくっていたら、そこに9世紀の禅宗の坊さんの言葉を書いた「臨済録」が紹介されていたので、ちょいと買ってみた。そこには、禅坊さんが言いそうな「喝!」がときおり出てくる。

 かつて坊さんが主人公で、時に「喝!」と叫んでいる少年ギャグ漫画を思い出した。タイトルも作者も、とっくに忘れている。いろいろなワードを入れて検索してみたら、ジョージ秋山くんの「ほらふきドンドン」であることが分かった。でも、「喝!」の出てくるシーンは画像検索でも出てこない。今でも古本としては売ってもいるらしいけどね。

 親戚の法要に出席した時、読経があまりにも長いので、聞いている方はウトウトとしてくる。最後に坊さんは、「喝!」とでかい声で叫んだのだ。眠気も一気に吹き飛ぶ。「喝」という大声は、本当に出すものだな。聞いたのは、その1回だけしかないどね。