ニューヨークのタクシー運転手は、地方出身者を見下すらしい。アメリカの映画を見ていると、まれにそうしたシーンがはさまれている。発音のちょっとした違い、地方特有の言い方で判断されてしまう。こうした違いは、なぜ生まれるのだろうと考えたことがある。
気象条件も原因であることは、本田勝一くんの「日本語の作文技術」にも述べられていた。冬に凍りつきそうになる地域なら、話を短く伝える必要があるからだ。ならば気候の安定している南国ならどうか。今度は文化の違いで、その地方独特の言いまわしが出てくる。こうなると、世界各地の言語にも地方独特の言いまわしが生み出されるのは当然だ。
伝承だけで、その地域特有の文化を伝えられてきた世界がある。昔からの言い伝えを元に時代をさかのぼったところで、壁にぶち当たるのは当然だろう。結論の出せない妄想というのは出てくるものだが、妄想が次の世界を開くきっかけになるはずなのだがねぇ~。
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