悪徳政治家や暴力団などを相手に、主人公の一人だけで闘うミステリー小説を読んでいた時期がある。報復からに逃れるため、山岳地帯などに主人公は身をひそめなければならない。そのとき隠れ家で食料としてかじっていたのが「ボロニアソーセージ」だった。
そんな記憶を思い出して、久しぶりにボロニアソーセージを買ってきた。「食べる」のではなく「かじる」ような小説の主人公ではないので、食事時にはテーブルをかざる。調理方法にはどんなものがあると気になったのだ。調べてみると、生で食べるだけではなく火を通したりと、さまざまな料理に活用できるし、なんと太さまでも決まっている。
食べ方や調理方法などより、そもそもこの小説の作家は誰だったろうかと気になった。検索してみると、大藪晴彦の名が浮かぶが、どうにも記憶とマッチしない。ボンヤリした記憶の世界。思いに浸るより、今は酒を飲みながらボロニアソーセージをかじるべきだな。
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