「これで仕事ができるのか……」。かなり昔のことだが香港へ行った時、同行していた建築業者のオッチャンらがビックリしていた。リフォーム物件でも、足場は「竹」で組まれていたのだ。泊まった高層ホテルも建設時の足場は、たぶん「竹」だったのだろう。
新聞などでご存じの通り、香港の高層ビルで火災があった。竹の足場が火災を拡大させたようで、当時の記憶がよみがえったのだ。まだ竹の足場を使っていたのか。記事によれば、竹の足場は伝統なんだそうだ。竹で足場を組むとはいえ、接続部も竹で編んでいたのかな。覚えてはいない。たとえ金具だったにしても、火災では手の打ちようがないね。
コメディードラマ「Mr.ビーン」を覚えているだろうか。晩年はコメディー映画で刑事役をしていた。香港が舞台だったが、リフォーム中の高層建築物も撮影現場のひとつ。足場は、なんと「竹」。今回の火災で、伝統の竹の足場も香港から消えるに違いない。
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