2023-09-29

現代版「踊る人形」

 長いことホームズ物語のファンで、全巻そろっていることはもちろんだ。シャーロキアンなどとはいわないが、数年ごとに読み直しをする。昨夜は「踊る人形」を読んでいて、ふと思った。物語では英語の文字を人形スタイルにしたのだが、日本語でできないか。

 英語なら文字数は26文字。この文字数分だけスタイルを考えれば良いわけだ。一方、日本語だと50音を考えねばならず、人形のスタイルも50パターンを考えねばならない。聖典では、単語の区切りの人形文字に旗を持たせていたが、日本語では文字数が多いので、旗を背負わせればよいのではないか。でも50個も考えねばならず、ちょっとうんざりする。

 一つのパターンを真似したくとも、言語によっては無理なのだ。ならば第二次大戦当時のドイツのエニグマのようなタイプライターを考えればよいが、それにしたところでキーのボタンを50個もそろえねばならず、現実的ではない。マネすることも、頭を使うのだ。

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