2024-03-15

有名作家のもう一つの才能

 有名作家となった人たちは、作家としてのスタート時代にさまざまなエピソードを抱えている。有名企業に就職が決まったものの、初出社前に考え直し、そのまま作家生活に入り苦労する人も数多い。このように職業選択といのは、本来むずかしいものなのだ。

 ジュール・ヴェルヌくんの「海底二万里」を読んでいて思ったのは、ノーチラス号の艦長が面倒な話をすることだ。巻末の解説を読んでいて、さまざまな単位を使っていることが述べられている。大きさの寸法を述べる場合にも、縦横それぞれで違った単位を用いているという。しかも標準的に用いられている単位ではなく、古代の単位すらも使ってる。

 いまなら電卓もあるから簡単に計算もできる。でも手書き計算が主流の時代、特にヴェルヌくんの頃には計算尺などはあったのだろうか。江戸時代の天才数学者、関和孝くんは算木を使って高等数学の計算をしていたというから、何らかの手法があったのだろうな。

0 件のコメント:

コメントを投稿