2024-03-18

「読書の行」なんてのがあるのか……

 キリスト教、仏教、イスラム教といった伝統的な宗教のほかに、世界には数え切れぬほどの民族宗教が存在する。中世時代にヨーロッパで生まれたらしい神秘主義といわれるものにいたっては、魅力もあるけど進むべき道は自分で見つけねばならぬらしいのだ。

 神秘主義の解説を読んでいたら、そのなかに「読書の行」というのが存在するらしい。詳細を解説している本などあるわけがなく、図書館へ行けば誰も読む人がなく、ぽつんと存在しているような本を読むことか。パラパラとめくったことがあるけど、難解で即座に本棚へもどす。それが読めるようになるのは、「読書の行」を積まねばならぬのだな。

 伝統的な宗教だって経典の暗記というものがある。覚えて考えて、その中から己の進路を切り開いていくのが修行。そういう展開が「読書の行」のひとつなのだろうか。スタートは、まず概要を知ることから始まるわけだから、読むという学習は必要なんだよなぁ。

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