2024-05-31

ドリトル先生と平賀源内

 過去から世間の人に名を知られていても、あまり相手にされない人物というのはいるものだ。そのような不遇な人の活躍を著した伝記というのはあるもので、こちらも「ドリトル先生」は全巻そろっているし、いまはWikipediaを参考に「平賀源内」を収集中よ。

 ドリトル先生について、全巻そろえている本屋は100%ない。書店にあるのは航海記ぐらいで、あとはAmazonで買い集めた。一方、平賀源内は研究書からマンガまで、あまりに範囲が広すぎるので、全体像を簡単に把握するためにまずはマンガを収集中。図書館へ行けばいいという人がいるかもしれないけれど、面倒な歴史書ばかりなので飽きるからね。

 全巻そろえるのに、Amazonは確かに便利だ。でも、一気にそろえて読んでいるのは研究者や一部のマニアだけだろう。著者も手を抜いているわけではないだろうけど、読む方だってあきてくる時期というのはある。千日行のように、約3年かけて集めるのがコツさ。

2024-05-30

建築用シャープ替芯の赤色

 一般的な0.5㎜の芯を使うシャープペンを使っているとき、赤色の芯を入れて使ったことがある。でも、書いた時の色があまりにも薄い。ちょっと力を入れて書こうものなら、芯がポキポキと折れるのだ。これでは使えんなと思い、二度と買うことはなかった。

 何年も前から、シャープペンや芯は0.9㎜を使うようにしている。ネットで検索したところ、ノートはもちろん、木材やコンクリートにも書けるという「建築用シャープ替芯、赤色、0.9㎜」というのを見つけたのだ。これは試してみるしかないと思い、2セットも買ってしまった。ノートに書いてみると、キッチリとした濃い赤色で書けるではないか。

 建築業者ではないので、ほかの素材では試していないが、色合いが気に入った。そしてシャープペン1本を赤色専用にしたのだ。売っていたのは九州のDIYショップだが、ネットなら業者用品だって買える。キーワードをいろいろ入力して、探してみるべきだな。

2024-05-29

「バードコール」とは、なぁ~に?

 映画で見たような気もするが、「犬笛」は犬に聞こえる音のする笛だ。人間の可聴域以外の音だから、試している動画もサイトにはたくさんある。使ってみたいけど犬は飼っていないし、また人間には聞こえない音域なので、どんなものか試してみることもできん。

 新聞のコラムに、「バードコール」のことが出ていた。なんだ、バードコールとは。どうやら鳥に聞こえる音を出す道具のようだ。検索してみると、人間の可聴域でもあり自作方法だって解説されている。鳴らし方の動画もあり、「キュッキュッ」といった短信のような音から「キュ~ッキュ~ッ」と長めに鳴らす方法までいろいろ。奥深いものだな。

 一般新聞の記事を読むだけで、雑学王になれるかもしれぬな。ネット記事だと気に入ったものしか読まないから、知っている範囲も狭くなる。人間の可聴域の音だし、近くの公園で試してみたいが、カラスとか面倒な鳥まで寄ってきたら、どうすればいいのだ?

2024-05-28

ホテルでの宴会というもの

 ホテルを会場として、各種団体の会合、結婚式などのイベントが実施される。会合が終了すれば、あとは懇親会という名の宴会となるわけだ。そこそこの立場だと、会合や宴会の手配をする役割も回ってくるのは仕方がない。会場を見つけるのが第一のお仕事だな。

 中規模ホテルの前を通ったとき、駐車場に宴会イベントののぼりが立っていた。ここで会合と宴会に参加したことが何回かあるし、結婚式だって実施しているそうだ。サイトで調べてみると、料理のコースによって料金に多少の差があるのは仕方がないとして、終了時間は20時までと決まっている。終了後のかたずけなどの時間を考えれば仕方あるまい。

 宴会後の二次会というのも欠かせない。懇親会後の二次会だけを手配したこともあるけど、参加者数は会合の内容によって大きく異なる。会合や宴会の手配というのは、ホテルで概要を話し日時を決めて予約金を納めれば、7割の仕事は終了したようなものよ。

2024-05-27

旧AM局はなんと呼ぶ?

 何年も前からいわれていたことだが、ラジオのAM放送局がFM帯域の放送へと進んでいる。理由は周波数帯域の特性もあるけど、なにより運営の費用や効率の低減もあるらしい。全国の動向をネットで見る限り、中波帯域の放送を停止した局もあるようなのだ。

 NHKはともかくとして、民放放送局がAM1局とFM1局しかない県だと、ラジオファンは単純にAMもしくはFMと呼んでいた。将来的にFM転換が完了してAM局が停波した場合、何と呼ぶのだろう。単純に本来の放送局名で呼ぶのか、それとも〇〇と番組名で呼ぶのか。テレビの場合を考えるのなら、たぶん番組名がメインとなるような気もする。

 家電量販店で売っている一般的なラジオだと、AMとFM帯域しか受信できない。マニア向けともなると短波帯域も受信できるが、リスナーはどの程度いるのだろう。AFNは中波帯で放送を続けるようだ。FM転換した旧AM局の名称は、やはり番組名かな。

2024-05-24

岡本太郎くんの縄文模様

 知り合いのデザイナーが、縄文時代の土器などに描かれている模様をベースとした作品を作っているようだ。現代風の味付けを施した模様は雰囲気を出している。ふと頭に浮かんだのは、画家である岡本太郎くんも縄文土器などの写真集を出版していたのだ。

 整理が悪いので、どこにしまったのか探し出せない。記憶に残っているだけで話を進めれば、カメラマンが撮影する資料となるような写真とは大きく異なる。ギリギリまで近寄り、周辺が少しピンぼけになっても関係なし。上下左右の斜め位置からのライティングなので、影ができたところで、これまた関係なし。芸術家の写真とは、こういうものか。

 あとがきで、秘書の敏子くんが語っていた。原色の赤と青だけで印刷した本も作ったらしく、校正のときは「目がチカチカして大変だった」とね。これを読んで、赤と黒だけのホームページを作ったことがある。内容はともかく、仲間内の評判にもならなかった。

2024-05-23

付け加える一言

 日本海海戦のとき、ロシアのバルチック艦隊を打ち破った日本海軍。旗艦、三笠から参謀の秋山真之くんが海軍本部へ送った電文は有名だから、検索すればすぐヒットする。名文といわれるけど、参考にするのは「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」という一文だ。

 文章を書くには必要なことをもれなく書かねばならん。当然だけど、そこに必要不可欠な状況や環境説明などが一言でもあれば、すぐれた文章となる。小説はともかく、論文など一般文章の書き方に関する本はくさるほどあるけど、肝心な一言について述べたものは少ない。季語辞典を参考にせよという人もいるけど、ひとひねりする方法が必要なのさ。

 東大の先生だって論文の序文には、忘れたけれど人形劇だったかの関係のない一文があって驚いたことがある。起承転結の「転」に当たる部分だな。秋山くんの友人には正岡子規くんという俳人がいたので、何らかの影響を受けていたに違いないと思うのだった。

2024-05-22

趣味の道具というもの

 マウンテンバイクは、いつごろから街乗り用スタイルの自転車になったのだろう。お買い物用であればママチャリといわれていたのに、それもマウンテンバイクスタイルが主流なのだ。はい、こちらも近所のコンビニへ行くのさえ、そんなスタイルの自転車なのさ。

 ランニングをしていると、キックボードを操るニイチャンとすれ違うことが多くなった。いつごろから増えてきたのだろう。考えてみると、チビッコにも子供用キックボードを買ってあげたことがある。つまり何年も前から登場していたわけで、いまやストリート系アイテムのひとつとして成長したのだな。一方、スケートボードは、ほとんど見ない。

 MTBからスケートボードやキックボードなど、時代とともに新たなスタイルが生まれるのは当然だ。こちらもオッチャンになったので、あやつる年齢層というより、新たなスタイルの道具を考える方が主力になる。そして失敗も多くなるのは、これまた世の常よ。

2024-05-21

Googleマップで新ルートを探る

 毎日のように同じルートばかりではあきる。特にランニングで同じコースばかりだと、季節の変化は感じられるものの、慣れ切ってしまい刺激がない。いつも走る川沿いのコースは車にジャマされないけど、刺激は新たなランナーやカラスに出会う程度なのだ。

 新ルートを考えるにはGooglマップで探ればよい。昨晩、この道はどこへつながっているのだろうと探索してみたら、なんと知っている道につながっているではないか。本当かなと思い画像に切り替えてみると、「この道につながっていたか……」と認識を新たにする。街中の道の構成というのは、知っているようで知らないものだな。ちょっと驚いた。

 ポケット地図帳をカバンに入れて歩き回ることはよくある。旅行などで知らない土地に行けばネットなどを駆使してルートを探すより、小さな地図帳は案外役に立つものだ。でも、最後にあてになるものは〝己の勘〟といえる。勘を鍛えるには、行動するしかない。

2024-05-20

散歩の効果は……

 アイデアを生むには、むかしから「三上」ということが言われてきた。馬上(馬の上)、枕上(枕の上)、厠上(トイレの中)が最適という意味だ。でも、あまりにも古典的な展開手法なので、現代にはそぐわない。今日的な意味合いで語るなら、なんとすべきか。

 答えは簡単に見つかった。無我夢中、散歩中、入浴中の三つらしい。無我夢中と入浴中なら、なんとなく納得できそうな事例ではないか。散歩中ともなると実行は簡単だが、だからといって即座に名案が浮かぶわけでもない。「散歩の達人」というテレビ番組を見たとき、達人は歩きながらメモをしているという。移動中でもメモは欠かせないのだな。

 ホームズくんの正典をみると、散歩をしているふりをしながら現場付近を調べているシーンに出会う。こちらも1000のメモがあれば、一つぐらいは名案があるかもしれない。本日の天候、雨。傘をさして歩きながらメモを書くには、凡人はどうすれば良いだ。

2024-05-17

ハチマキの効用

 シルべスター・スタローンくん主演の「ランボー」といえば、古典的な映画となったかな。Youtubeで探せば、すぐに見つかる。この映画の中でソ連軍の軍用ヘリに対して、スタローンくんはハチマキをキリリとしめて闘う。う~ん、カッコいいではないか。

 ランボーくんのように、大人はなぜハチマキを閉めないのだろう。小中学校の運動会ならハチマキ姿をよく見るが、それ以外では見たことがない。検索してみると、チビッコ用以外のハチマキとなると、合格や必勝、闘魂、新撰組、祭などイベント用ばかり。気合いを入れるツールとして、ハチマキはとても有効だと思うのだけどね。需要は少ない。

 気合いを入れるには、ハチマキが効果的だ。運動会のように団体行動なら耐えられるけど、普通のケースではあきてくる。かえってジャマ。オリンピックのバレーボールの試合で、応援団のオッチャンは日の丸のハチマキをしていた。あのハチマキは、自作かな。

2024-05-16

分かりやすい文章の書き方

「なみをチャプチャプかきわけて~」とオープニングソングが流れてくれば、井上ひさしくん原作の「ちょっこりひょうたん島」だ。なぜ井上くんのことを述べたのかといえば、文章の書き方を北大の偉い先生が論文の前ふりで、井上くんの手法を書いていたからさ。

 人様に読ませる文章を書くなら、井上くんの言葉を覚えておかねばならぬ。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに」。作家ですら、こう語っているのだ。井上くんは遅筆だったらしいが、思考法の一端がうかがえる。

 文章の書き方というのは、むかしから「起承転結」がいわれている。でも、これは全体の構成方法だ。一文一文を書く方法ともなれば、井上くんに軍配が上がるのではないのかな。有名作家ともなると、市井の人とはまったく異なる考え方を持っているものですな。

2024-05-15

ブナ林がある驚き

 花粉症の原因なのかは知らないけれど、春ともなるとニュースに必ず出てくるのが花粉症問題だ。スギなどの花粉がきっかけらしい。植林で増やすなと語る人は多いけど、建築用木材として大きな需要があるから、「あちら立てばこちらが立たぬ」みたいなものだ。

 新聞で読んだのだけど、新潟県十日町市にはブナ林があるらしい。名称も「美人林」。広大な面積の場合、東京ドーム〇個分などと表現されるが、美人林は3ヘクタールで東京ドームの半分強らしい。ここに約3000本ものブナが生い茂っているという。他人様に数量の大きさを数を表すには、身近なものに例えるけど、分かったようで分からぬものさ。

 知り合いに雑木林学会だったかのメンバーがいた。主唱者もファンも、とっくに老齢で死んだらしいが、引き継ぐ人物もいなかった。知識と実践が伴わなくては、人様に訴える力も弱い。雑木林の必要性が語られているけど、なかなか盛り上がらぬ原因はここだな。

2024-05-14

少なくなった街の文房具店……

 ネットや新聞テレビを見ていると、最近は街の本屋がなくなってきた話が語られる。こちらも興味ある本は、すべてAmazonや楽天市場で買う。こちらの方が、確実に早く入手できるから便利なのだ。小さな本屋なら、すべてをストックできないのも当然だろう。

 気になるのは、文房具屋も少なくなっていることだ。日常で必要となる文具なら、コンビニやスーパーでも入手できる。そのような店舗では、こだわり文房といったものは100%の確率で置いていない。たとえば、こちらが使っている0.9㎜の2B芯とシャープペン、70ページ数のA5ノート、京大式カードなどは、ストックをチェックしながら注文する。

 己が使っている文具は、いわゆる売れ筋商品ではないのだ。一般的な文具は、いわゆるチビッコ向け商品だから需要もあるのだろう。そこからすると大人向けは、それぞれが〝こだわり〟を持っているものとなる。常にそろえておけというのは、無理な注文だな。

2024-05-13

50Mhzバンドの活況

 HF帯でも21Mhz以上のハイバンド、VHF帯中心のアマチュア無線家は、活況を呈していることだろう。新聞をみると、「太陽フレアが最大級」という記事が出ているからだ。バンド中はパイルアップどころの騒ぎではあるまい。何年か前にアマ無線は閉局したがね。

 50Mhz帯、いわゆる「6m」がメインバンドだったので、各地に点在しているビーコンは常にワッチしていた。不安定ながらもビーコンが聞こえはじめると、E-sp発生のサインだ。安定するまでは時間もかかるので、たまにCQを出して探りを入れる。安定してきたら、もうバンド中は大騒ぎだけど、呼ぶ方も相手の地域を見極める必要が出てくるのだ。

 JCCは300、JCGは100まで「50Mha特記」でアワードを取得した。それ以上なかなか取得できなかったのは、6m主体のアマ無線家が少ない地域だったのだろう。JCCやJCGのサービス運用というのもあったけど、E-sp発生と重なるというチャンスは非常に少ないのさ。

2024-05-10

古い新聞スクラップは捨てる

 チビッコの大学が決まったとき、入学前に外山滋比古くんの「思考の整理学」を読んでこいと課題が出たらしい。そのため、本はないかと尋ねられたのだ。本棚でホコリをかぶっている1冊をくれてやった。なくなれば、また読んでみたい気にもなるものだな。

 最近は新刊も出たらしい。オビに「東大 京大」で「1番読まれた本」と書かれてあるではないか。読み始めたばかりだが、「古い新聞スクラップは捨てる」という一文があり、スクラップの扱い方が書かれていたのだ。スクラップを作っていると、いつかは役に立つと思うのだが、その「いつか」は予測のしようもない。一生ないかもしれないのだ。

 20数冊ほどのスクラップブックを持っている。確かに新聞スクラップを保有したところで、数回だけしか役立ったことがない。記憶力の良い人間ではないけど、あそこに書いてあったなという覚えだけなのだ。後でチェックしようと思っていると、それすら忘れる。

2024-05-09

スピーチ手法と実践

 水俣病被害者団体が3分間かの発言時間を超えるので、マイクを切られたとニュースの話題になっていた。仕方ないだろう。発言者らは老人が多く、こうした人たちの話は、テーマがあちこちに飛んでポイントが絞れていないから、聴いている方もイライラする。

 某イベントで国会議員のオッチャンに、「挨拶は3分スピーチのように短く」と頼んだことがある。そうしたら、ほぼ3分間でキッチリと話をまとめた。コンピューターイベントの発表では5分間と時間が決まっているので、それを超えると話の途中でもジャ~ンジャ~ンとドラが鳴る。ポイントを絞った話をするというのは、あらゆる場面で必要だ。

 スティーブ・ジョブスくんのプレゼン方法を、ちょっとだけマネをしたことがある。酒を飲んでいる席なのに、みんな注目しているので、こちらが驚いた。どんな席であっても、焦点を絞ってまとめあげたものは注目される。経験してみれば、分かる手法なのさ。

2024-05-08

「神業」のような特技

 左ひざを痛めたのでランニングを休んでいたが、1ヵ月半を過ぎたので、まずはウォーキングから始めよう。スポーツをしていれば、どこか痛めることは時にあるものだ。不思議なのは各年代ごとに左ひざばかりを痛めたから、もしかしたら弱くなっているのかな。

 スポーツや芸術の世界でも、「神業」ともいえるような特技を持つ人がいる。小さいころから、一つのことに打ち込んできた結果なのだろう。普通の人にマネができないのは、集中力もあるけど、たぶんにして「飽きない」ということだ。武道などでは、初めは級単位、それを超えると段位が決められているのも、持続させる工夫ではないかと考える。

 問題は、性格だ。他人様からはあこがれのような世界に到達しているけど、選手らの間で嫌われているのは、性格の問題なのだろう。一長一短はあるものだな。こちらなんか無理をしているわけでもないのに、なぜか左ひざばかりを痛めて泣いてばかりいるのさ。

2024-05-07

シェークスピアの名セリフ

 ヨーロッパの政治家は、むかしから名言といわれてきたものを援用することが多い。面白いセリフがあれば、ジョークにだって使う。使われる場面はともかく、誰の名言が多いのか調べてみると、シェークスピアくんの小説に登場する人物であることが多いようだ。

 検索してみると、彼の小説に出てくる名言集はくさるほどヒットする。まさに「天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」だな。17世紀前後の人物だったようだが、小説の中はまだしも、創案の記録となるようなノートや日記だって一切残していない。秘密多き人物は、むかしもいまも謎の陰の中で人生を送っていたのだな。

 推理作家だって、ネタのアイデアノートを作っているという。そう考えると、シェークスピアくんだって何らかの創作ノートを作っていたはずだが、それもない。歴史に名を残すような人物は秘密が多いので、こちらもすべての記録を抹殺するべきだろうと考える。

2024-05-06

授業の成果かな

 海上自衛隊のヘリコプターが衝突事故を起こして、何人かの隊員が犠牲になった。原因は専門家に任せるとしても、日本は「海に囲まれ、海の守りは一瞬の隙も許されない」ということらしい。ルートを誘導する各種計器があっても、予測できない事態は起こる。

 日本だけでなく、フィリピンも中国に洋上でさまざまな妨害を受けている。アジア地域のほかはどうかといえば、ヨーロッパではイギリスも四方を海に囲まれているから、洋上の訓練は欠かせないらしい。そんな理由を考えてみると、周囲を海に囲まれた国というキーワードが浮かんでくるのは当然なのだ。海洋国家というのはスキを見せられない。

 大学生時代、シーパワーやランドパワーによる国家の特色を授業で受けていたことを思い出す。はるか昔の話だから、いまや詳細が蘇らないのは当然だが、うっすらと記憶に残っているだけなのだ。過去の面倒な授業というのは、きっかけがないと想い出せんな。

2024-05-03

人が動けば「ゴミ」が出る

 屋内外を問わず、人様が動けばゴミが出る。またマナーなど関係なくゴミを捨てる。中央線に乗車したとき、どこやらのババアが飴の包み紙を座席の隙間に押し込んでいるのを見た。よくもまぁ堂々とできるもんだなと驚いた。当人は、まったく怖れてなどいない。

 江戸時代の有名人の墓があるらしい寺を、一度は見学しておいた方が良かろうと訪れたことがある。観光地にはなっていないけど、歴史の本には必ず載っている。確認したところでフ~ンとしか思わなかったので境内を出ようとしたところ、ゴミ箱に「護美箱」と表示されているではないか。有名人の墓より、こちらの方が記憶に刻み込まれたのだった。

 世の中にはヘンチクリンな趣味を持つものがいて、鉄道のレールを見ていて飽きないと語る技術者がいた。聞いた時は、アホかコイツと思ったものだが、「護美箱」との表示を発見してウ~ンと唸っているこちらも同様だな。ゴミは、護美箱へキチンと捨てようね。

2024-05-02

「ユーミン」の曲だったとは……

 イスラエルのガザ進攻の論評が新聞に掲載されている。過去のベトナム戦争を例に出している記事に、映画「いちご白書」のことが掲載されていた。このあたりの時期、日本のフォークグループ「バンバン」が「『いちご白書』をもう一度」を歌っていたという。

「『いちご白書』をもう一度」という曲の作曲者は、なんと「ユーミン」らしい。なんですと……と思うのは当然で、ネットで検索すると確かに「作曲者 松任谷由実」とあるではないか。はるか昔からユーミンはフォーク界のエースだったのだな。記事に書かれていたとおり、楽曲は時代背景を思い起こさせるし、いまはYoutubeで聞くこともできる。

 本題の「いちご白書」は「サークル・ゲーム」がテーマ曲。主人公らが青春時代の映画だったらしいから、曲のテンポも良い。それに比べてバンバンの曲調は暗い。ヒットした曲は時代背景を表しているなどとカッコ付けていうつもりはないけど、そんな気分よ。

2024-05-01

サンダーバードの訓練は、いつやっているのだ?

 国際救助隊と銘打っている「サンダーバード」。過去から再放送をたまに見ていた。最近の動向を調べてみると、テレビ番組か映画なのかは知らないけれど、最新版が作られているという。シナリオのアイデアはもちろん、人形の操作方法も進歩しているはずだ。

 地上はもちろん、海底から宇宙まで行動する。ふと思ったのは、国際救助隊なのだから人様を助けるのは良いとして、訓練はどうしているのだろう。現実の世界なら軍隊、警察、消防などもさまざまな訓練をしているわけで、彼らも実行しているはずだ。そうしたところを見せられても面白くないだろうが、1~2分のシーンなら使えるのではないのかね。

 サンダーバードにはメインとなる兄弟の隊員だけでなく、ほかに科学者や諜報員までが加わっているのだ。当然ながら、全員参加の模擬訓練だって必要になるはず。オリンピック選手だって普段の練習が欠かせないのだ。でも、こういう場面は絵にならないね。