「なみをチャプチャプかきわけて~」とオープニングソングが流れてくれば、井上ひさしくん原作の「ちょっこりひょうたん島」だ。なぜ井上くんのことを述べたのかといえば、文章の書き方を北大の偉い先生が論文の前ふりで、井上くんの手法を書いていたからさ。
人様に読ませる文章を書くなら、井上くんの言葉を覚えておかねばならぬ。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、ゆかいなことをいっそうゆかいに」。作家ですら、こう語っているのだ。井上くんは遅筆だったらしいが、思考法の一端がうかがえる。
文章の書き方というのは、むかしから「起承転結」がいわれている。でも、これは全体の構成方法だ。一文一文を書く方法ともなれば、井上くんに軍配が上がるのではないのかな。有名作家ともなると、市井の人とはまったく異なる考え方を持っているものですな。
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