2025-06-05

時代を超えた記念碑「太陽の塔」

 大阪で関西万国博覧会が開かれている。イベントで大事なものは、観客を会場へいざなう展示物などの何かだ。モニュメントというのは、閉幕してからも記憶に残る。大屋根リングの一部を残すというが、どのような形で後世の人たちの記憶に残るのだろうかね。

 以前の大阪万博で、今でも語られる機会が多いのは、岡本太郎くん制作の「太陽の塔」だろう。芸術品は記憶に残る。小さな人形はあったと思うので検索してみた。驚くなかれ! 数万円もするほどのプレミア価格が付いているぞ。1000円前後で手に入りそうなものはキーホルダー、顔の部分だけデザインされたミニチュア品ばかり。話しにならん。

 太郎くんの著書「今日の芸術」を読み感銘を受けたことがある。奥付を見たら、1956年初版だ。こちらが生まれる前の著作なのに、今でも光を放つ。最近読んだ「青春ピカソ」に至っては1953年に出版されたもので、再版を重ねている。太陽の塔も残るはずだわ。


 

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