2021-09-16

「香取大明神」と「鹿嶋大明神」

 まだとても若きン10年も前、空手道場に通っていた。道場の正面には「香取大明神」と「鹿嶋大明神」の掛け軸と神棚があった。最近はネットのおかげでさまざまな武道道場を見ることができるけど、規模が大きくなると同じようにこのふたつの掛け軸がある。

 道場へ通っているころは、ひとつの礼儀儀礼と思っていた。いま考えるに、なぜ「香取大明神」と「鹿嶋大明神」なのだろう。空手と何の関係があるのか。ほかの武道道場でも同じ名称の掛け軸が、なぜゆえにあるのだろう。ここは調べてみる必要がありそうだ。

 答えは簡単に見つかった。「香取大明神は香取神宮の祭神である経津主神、鹿島大明神は鹿島神宮の祭神である武甕槌神で共に武芸・武術の神様。武道場にこの二軸の掛け軸が掛けられている場合が多い」ということらしい。そうだったのか、いまごろ判明した。

 日本には八百万の神がいるというから、神様とて我々が覚えきれるものではないな。

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