19世紀後半から20世紀前半ごろの冒険小説を読んでいたら、登場する新聞記者が「繰り出し式ペンシル」を持っていると書いてあった。引っかかったのは、この「繰り出し式ペンシル」とはどんなものか。検索してみたら、なんとシャープペンシルのことだった。
シャープペンとは、これほど昔から使われていたのか。調べてみたら、なんと1830年代に発明されたものらしいのだが、作家は先端品として登場させたのか、それとも新聞記者の日常的な筆記具として書いているのか。これほど昔の筆記具だと初めて知った。
気になったので、さらに検索するとシャープペンの歴史というサイトがヒットした。日本筆記具工業会のサイトに歴史が掲載されているが、芯の折れにくいものは1960年代に登場したらしい。案外と最近のようだが、しばらく読みふけってしまったではないか。
シャープペンの古い名称が登場する冒険小説とは「失われた世界」なのだった。
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