2024-10-31

チベットやネパールで見る5色の旗

 世界の山岳地帯を舞台とする人物となれば、その筆頭は植村直己くんではなかろうか。大学時代の山岳部では「どんぐり」というあだ名で呼ばれたほど、足手まといの存在だったらしい。でも、そこからトレーニングによって名を上げ、偉人と呼ばれるほどになる。

 チベットとネパールにまたがるヒマラヤ山脈の写真では、5色の旗をよく見かける。旗や色に、どんな意味があるのだろう。検索すると、すぐに見つかった。「タルチョ」という経文が書かれた5色の祈祷旗で、黄色は地、緑色は水、赤色は火、白色は風、青色は空を表すという。お経を唱えるのと同じ効果をもたらすらしいが、地水火風空の呪文だな。

 経典というのは多数あり、しかも長いから読むのも大変だ。チベットでは経典を書いた筒を回したり、日本でもジャバラ折りの経典をめくるだけの手法がある。植村くんのヒマラヤ遠征の映画では、ふもとの地域で5色の旗を見かけた記憶がないのはなぜだろう。



2024-10-30

魅力的な映画にまつわる話

「アラビアのロレンス」という古い映画を観たことはあるか。映画館やビデオで観たのではなく、巻末に制作秘話なども付いているDVDだ。主人公のロレンスくんには「知恵の七柱」という著作もあり図書館でめくったこともあるが、面倒そうなので即座に閉じた。

 映画のあらましをWikipediaで検索してみると、話を面白くするためにフィクションも加わっていることがわかる。相棒のアリくん、新聞記者のベントリーくんらは重要なポイントであるのに、話を面白くするための架空の人物というから驚く。映画は制作費も高額になるから、費用を回収するためには、本当らしい話や人物を加えるのも当然だろうね。

 松岡正剛くんの「千夜千冊」というサイトで「知恵の七柱」を取り上げている。これまた頭がクラクラするほど長いので、印刷して読んだ方がよい。う~ん、70%に縮小印刷しても17ページもあるのか……。ダイジェスト版にしたところで、このありさまよなぁ~。

2024-10-29

世の中は減塩ばかり

 ホームページとメルマガで本の紹介をしている読書家がいる。献本も多数受けているらしく、その世界では有名人なのだろう。小説というより、ノンフィクションや実用書を対象としているから範囲はとても幅広い。だから、こちらも時にメモだってしている。

 書評には、参考になりそうなことが三つほど紹介されている。ある実用書に「カルト宗教……信者の食事に塩分をあえて少なくすることで思考力を落とし、物事を深く考えないようにするという手法」とあった。「カルト宗教」とは、社会問題にもなったオウム真理教のことに違いない。国会議員選挙にも立候補していたから、主宰者を見た記憶もある。

 ロングトライアスロンに出場した時、エイドステーションには水やおにぎりのほか、塩も置かれていた。ひとつまみはなめていたぞ。世の中は「減塩」というワードばかりが健康や食事の主役になっているけど、スポーツをするなら塩は必要な栄養素の一つなのさ。

2024-10-28

レトロなデザインの再活用法は不明

 アメリカの大リーグで、20年前のタートルネックのインナーが発見されたらしい。倉庫に保管されていたのを発見したのが発端という。ネック部分に選手の背番号がプリントされているから、ファンだって注目する。大リーグの倉庫とは、どれだけ広いのだろう。

 形状や色などが復活するサイクルは60~100年といわれる。もちろん同じものでは無理。例えばファッションで黒色が流行り出せば、現代の服のデザインにも取り入れられるわけだ。サイクルが長いから、2~3世代は変わっているからね。アクセサリーだって黒色にマッチする風合いの製品が、これまたヒットするわけだから話はややこしくなる。

 1970年代のポスターデザインの本を持っている。もちろんデザイナーではないから、昔のデザインをどう再活用するかのアイデアなど出てくるわけがない。大リーグの場合なら金に換えるのだろうか。どんな過去の資料が次の世代の参考になるかは、誰にも分からん。

2024-10-25

本の表紙イラスト

 読書離れが進んでいるそうで、先日の毎日新聞にも大学生の読書動向が掲載されていた。読者のことばかりが話題になるのはいいけど、本を執筆している著者は読書離れを、どう考えているのだろう。読者が知りたいことを記事にするのも、新聞の役割のはずだがね。

 新聞には本の紹介記事、広告が掲載されている。記事には表紙写真も掲載されていたのだが、どこかで見たようなタッチの表紙イラストがあった。一人のイラストレーターが人の顔を描くとすれば、似たような雰囲気となるのは当然だろう。同じ人が描いたと思うが、名前はどこにも掲載されていない。本の製作には、さまざまな分野の人が関わるからなぁ。

 表紙イラストについての話も聞いてみたいし、解説本があってもいいはず。でも、図書館へ行ったところで、絵画コーナーに立ち寄ったことは数回ある程度。そもそも表紙デザインに関する本なんてあるのかな。あったにしても、売れなければ話にならんのは当然さ。

2024-10-24

失敗しても「実行」が肝心

 偉そうなことを言うだけの人というのは必ずいる。「そうだよなぁ~」と思う人だっているに違いない。こちらにも、告げ口だけが得意な上司がいたからね。新たなことにチャレンジしたいというアイデアがあったのなら、ともかく「やってみなはれ」だろう。

 過去の有名人にエジソンくんがいた。本当かどうかは知らないけれど、「1000の失敗」があるからこそ「ひとつの成功」が達成できたのだろう。いまや失敗学という分野の本だってたくさんある。歴史に名を残すような人たちは単なるミスどころか、逃げる人たちだっていたから面白い。失敗は発明の母という格言があるけれど、まさにその通りだね。

 マスコミに名前が出る人ほど、スタート時には根拠のない自信を持っていたという。ならば、そんな自信でも持てばいいけど、そうポンポンと出てくるわけでもない。そこには訓練が必要で、たぶん「アイデアマラソン」もその一つの方法だろうと考えているのさ。

2024-10-23

登場人物一覧と相関図

 海外のミステリー小説を読んでいると、登場人物が多すぎて頭が混乱してくる。読み進んでいくと「誰だっけ、こいつ」と思ってしまうので、巻頭にある「登場人物一覧」を見なければならぬ。覚えきれない時は、余っているしおりを挟んでおくことにしたのだ。

 ミステリーには中心人物のほかに、敵対役はもちろん、話を複雑怪奇にするための役だって必要だ。数巻にもわたる長編ミステリーを古本屋で入手したら、なんと手書きの「相関図」があった。古本屋なんだから余計なものは捨てておけと思ったが、キッチリとした相関図を作るには手間もかかったはずだから残っていたのかね。まさに読者の鏡!

 ストーリー構成を考える段階で、登場人物一覧や相関図みたいなものを作家は作成するのだろうか。苦労しながら書いているという話は確かによく聞くが、実際の手法はまさに闇の中。明らかにされていないということは、重要なテクニックの一つなんだろうなぁ。

2024-10-22

背表紙の透明補修テープ

 厚くなった資料を1冊にまとめるとなれば、ホッチキスで端を止める。冊子のようにするとなれば背の部分を3ヵ所ほど止めるに違いない。資料の枚数が多くなれば、ワンランク上のホッチキスと専用の針を大規模な文房具屋で買ってこなければならないわけだ。

 本の場合だったらどうしよう。業者用の製本製品はあるので、例えば図書館では表紙まわりをビニルで包み込むようする。このように補修されたものを手にすることもあるが、専用の製品には「セロテープで補修してはいけません」などと注意書きまであるから驚く。業者専用品なのかもしれないけど、ネット通販のおかげでいまでは一般人も入手できる。

 検索していたら、背表紙をだけを補修する透明テープまである。事務用品で黒い色の製本テープがあるけど、それが透明になったようなものといえばいいかな。厳密には一般用品とは違うのだろうけど、古本の背表紙を自分できれいに仕上げることができるかな。

2024-10-21

「ポケットはひとつ」という手帳の原則

 9月下旬には、来年の「超整理手帳」を手に入れた。長年使い続けているわけで、以前はこの手帳の解説本に、こちらが考えたリフィルも紹介されたことがある。ベースとなる手帳があるのなら、自分専用のリフィルだって考え出すことができるようになるものさ。

 年末ともなると、景品がてらの薄っぺらい手帳をもらうことがある。見開きのページに1ヵ月の予定が書き込めるスタイルで、これが12ヵ月分。家の連中に使うかどうか聞いてみると、欲しいという者はゼロ。なにか使い道はないかと考えてみたが、良いアイデアも浮かんでこない。今年も残り2ヵ月ほどあるので、ここはノンビリ考えるしかないかな。

 超整理手帳の考案者、野口悠紀雄くんは手帳の予定欄について語っていた。「ポケットはひとつ」とね。日々の予定は1ヵ所だけにするわけだ。予定欄に週間や月間などがあるとダブルブッキングを起こす場合がある。余計な手帳などは持たぬほうが良いのだな。

2024-10-18

テキストエディタ「TeraPad」のバージョンアップ

 パソコンを購入すれば、初期状態でも各種のソフトがインストールされている。では、すべて使うかとなるとそうでもない。種類がそろい過ぎていて、結局は評判になっており、自分なりに使いやすいフリーソフトを探し出してインストールすることになるのだ。

 このBlogだって、「TeraPad」というフリーソフトのテキストエディタで作っている。作成したら読み直し、校正してからアップだ。長年に渡って使っているけど、バージョンアップはされているのかなと思ってサイトを見たら、なんと1年ほど前に登場していた。経歴を見ると、さらに1ヵ月後にも再アップされいたのはバグ修正でもしたのだろう。

 世間の状況に合わせて、使いやすいようにプログラムに手を入れるのは当然だ。しかし、フリーソフトというのは使っている人が自分でチェックしなければならない。確かにすべては自己責任だけど……。1年に1回ぐらいは状況をチェックしておかねばならん。

2024-10-17

「お食事券」と「汚職事件」

 秋も深まったこの時期、大学では大学祭の季節ともいえる。ラジオを聞いていると、某大学だけ文化祭の広報番組があるのはなぜだろう。もしかすると、大学が広報費用を支払っているのか、大学OBがラジオ局の重役か。余計な詮索なので、深入りはやめておく。

 漫画家、楳図かずおくんの作品に「まことちゃん」というギャグマンガがあった。幼稚園児のまことちゃんは、「大学祭(だいがくさい)」と聞いて「大が臭い」、「お食事券(おしょくじけん)」は「汚職事件」と想像する。同音異義語ではあるものの、このような言葉遊びは、簡単なようで適切なシーンにしか使えない。まさにアイデアの勝利だ。

 子どもの人口が減少しているということは、大学だって受験者数や入学者数を確保しなければならない。大学のPRをしていくためにはマスコミへの登場機会も増やさなければならん。でも、聞いている方は大学ではなくて、「まことちゃん」を思い出しましたぞ。

2024-10-16

ひとつずつ片付けていこう

 毎日のように実行していることに、「アイデアマラソン」「超メモ術」のノート記述、「新聞スクラップ」がある。ノートやスクラップブックを使うわけだが、整理するためには、再読することも大事なこと。おりこうさんになるためには、必要な行動といえる。

 再チェックでは問題も出てくる。ノートは、アイデアマラソンで5冊、超メモ術が4冊。新聞スクラップも5冊がたまっているのだ。進行状況はパソコンで管理しているけど、実行していないものが増えてくると気力もなえてくる。なんとか片付けようと気持ちだけがあせるので、1日に10分間だけ専用の時間を充てることにして、タイマーも見つけた。

「積ん読」の人たちが意外と多いというので驚いた。本は増殖するものだから積ん読だって増えるのは当然で、だから手入れも必要らしい。たまる一方の本や資料、ノートが出てくるのは、みんな同じ。人様に任せられないものは、己で解決するしかないのだねぇ~。

2024-10-15

使える資料は何割だろう

 学術分野、スポーツ分野で何かをやろうと思えば、関係する資料を読まねばならない。今やネットに大抵のことはアップされているので、関係する資料を探すにはまず検索しなければならない。こうなると「キーワード」の組み立て方もテクニックとなってくる。

 以前は、そのキーワードに「とは」を付ける方法が流行った。クリップのことを調べるなら、「クリップとは」と入力するわけだ。そこで出てきたいくつかのサイトを参考にして、さらにいくつかのキーワードを付け加えて検索を続けていく。時間のかかる方法ではあるけど、ネットにはさまざまな詳細情報が掲載されているので、使わぬ手はない。

 資料を集めたところで、すべてが役に立つわけでもない。ボツにする資料だって出てくる。その割合は、どれくらいだろう。「2:8の理論」のように、役に立つのは2割ほどのはず。ムダに思える作業でも、やらなければ「おりこうさん」にはなれないのだね。

2024-10-14

集中する「10分間」

 なんらかのこだわりがあると、それなりに時間を要する。例えば読書ノートを書こうと思っていても、それなりに時間を要するから、面倒であきらめた人も多いはず。そう思って、ベストな方法はないかなと考えて、ちょっとパソコンで検索しまくってみたのだ。

 見つけたのが「10分間のテクニック」というもの。ここでカード方式というものが出てくる。京大式カードや情報カードが有名だけど、このカードに1項目だけ書くのであれば、さほどの時間も必要としない。10分も時間があれば、2~3枚のカードに書き込むことができるから、ストレスなく作業を進めることができる。温故知新のような方法だね。

 通勤電車の中でしか本を読まない先輩がいた。本を買うだけでなく、なんと図書館でも本を借りて読んでいたのだ。〝やる気〟の問題だと思ったものよ。10分間だけ本を読む、10分間だけカードやノートに書き込んでおく。これなら、すぐに使えるテクニックなのさ。

2024-10-11

「TO-DO」プログラミングに挑戦

 諸君らは日本語プログラミング言語「なでしこ」を知っているだろう。Ver.1では「ラーメンタイマー」という3分間タイマータイマーを作ったが、何分もの待ち時間のカップ麺も増えてきたので、4分用や5分用も作成した。手軽に作れるのは楽しいものだ。

 Ver.3のマニュアルを読んでいたら「TO-DOリスト」のつくり方が掲載されている。今までは超整理手帳用に自分で作成したTO-DOリフィルを使っていたけど、作ってみなければなるまいと考えるのは当然だ。最初は簡単なもので、バージョンを上げていくたびに使いやすくもなる。作成に慣れている人はともかく、何度も作るのは面倒だと考え始める。

 読み進んでいくと、「小さく作って育てていくのがポイント」と書かれているぞ。使い続けていけば次のアイデアも出てくるし、それを組み込んで行けるようにもなるもの。ステップアップには、こうした工程も必要だ。無理をせず、初心にもどって考えよう。

2024-10-10

水性と油性があったのか……

 書類や本の重要部分には、黄色のダーマトグラフで線を引く。何度かBlogにも書いているやり方だ。半ダースほどをストックしているが、残りが2本だけになったので購入しておかねばならん。いつもの中規模文具店は閉店したので、近所の小規模店へ向かう。

 探したけど、ない。店員に聞くと「黄色はない」。注文すると「1ダース売りしかやっていない」ときた。必要なものはダース単位でもかまわないが、たぶん1~2年は持つだろう。OKすると、今度は「水性と油性がある。どちらが必要だ?」。性質の違いまであるとは思ってもいなかったので、普通はどちらなのかと聞いたけど回答がないから困る。

 以前は油性が主力だったろうから、油性を選択する。今度は「届くまで1週間」だと。使う人が少ないのか、水性が主力になっている世の動きを反映したものか。こだわりの方法でもないのに、ネットで調べてからでないとダーマトグラフですら簡単に買えん。

2024-10-09

アイデアを寝かせる手段

 歴史に名を残す人たちが繰り返し述べていることに、「アイデアは寝かせろ」というセリフがある。いまでも売れている名著に「アイデアのつくり方」があるけど、ここにも同じことが書かれていた。でも、忘れることが簡単に出来ないのもだから困るのだな。

 頭のモヤモヤを消す方法はないだろうか。すぐできる方法としては、夜に考えてノートに書き込んでおく。そして寝る。この方法であっても〝締め切り〟があると、できるものではない。有名な格言に〝三上〟があるけど、大昔の中国のことだから現代で語られてもちょっと困る。いま風に述べるなら何だろうかと探してみると、見つかるものなのだ。

「山上」というらしい。無我夢中、散歩中、入浴中だと外山滋比古くんが語っている。チビッコのころはプラモデルの製作に夢中になっていた。1/350の戦艦大和は何人かの友人が作っていたけど、完成したという話は聞いたことがない。無我夢中だったろうにね。

2024-10-08

記事のスタートは用語集

 新聞社や通信社が出版している辞書に用語集がある。発行する新聞社によって名称は異なり、朝日新聞は「用語の手引き」、毎日新聞が「用語集」だ。ほかにも読売新聞や共同通信が発行しているけど、共通しているのは分かりやすく書けということらしい。

 気分を一新するため購入したのが、朝日新聞の「用語の手引き」だ。こうした辞典を持っているからといって、作文がうまくなるわけでもない。世の中には新しい用語も次々に生まれているのだから、書く方だって迷う。ネットで調べればいいと人はいうが、そういう連中に限って読ませる文章を書けないのも事実。確認の意味で持っていれば安心さ。

 何社かの用語辞典を持っているが、それぞれ編集方法が違っているので、読んでいるだけでも面白い。人様から辞書マニアと言われそうだが、そんなオッチャンの本を読んだことがある。知らないことは、まず辞書で調べるとあった。そこからスタートするんだと。

2024-10-07

ノーベル賞予測の確率

 いまごろになると新聞には、今年のノーベル賞の予測記事が出てくる。毎年のように受賞者予測が載るわけだが、自国で名が挙がる人たちで当たったことはまずないし、海外ともなると予測も面倒だ。そもそも記事を読んでも、予想される人たちを知らないからね。

 受賞者が決まれば、新聞テレビなどにはデカデカと業績の紹介記事が載る。そのときのために、記者らは発表されてからの記事のために準備をしているわけだ。世界を騒がせた新型コロナウイルスのときは、はるか昔に研究されてた「mRNAワクチン」の話があった。開発者は理解されず閑職へ飛ばされたりしたそうだが、マスコミも予想できなかったはず。

 ノーベル賞決定者を決めるチームは、どんな人たちなのだろう。記者が取材をしているのだろうけど、決める人たちは口の堅さも別格なのに違いない。こちらはウイスキーを飲ませてもらったらペラペラと話してしまうので、信用というものがまったくないからね。

2024-10-04

ちんどん屋は活動中

 スクラップブックを整理していたら、古い新聞記事を見つけた。「ちんどん屋の響き」なる本の解説だ。ちんどん屋など過去に1~2回しか見た記憶がないし、東日本エリアを何度か移転しているので、どの地域で出会ったのかの記憶もない。ともかく買ってみよう。

 驚いたことに、ベースとなったのはちんどん屋の歴史の論文だった。しかも著者は日系アメリカ人というから二度ビックリだ。ちんどん屋は明治時代前後に登場したようで、現在は全国のちんどんグループが集まるサミットまで開かれているという。検索してみると、こちらの地域にも存在している。どこで活動しているのか気になって仕方がない。

 海外にはピエロを生業とする人たちがいる。ピエロとちんどん屋は似ているようだが、目的とするところはまったく違う。ちんどん屋は広告業の一つなのだ。動画には彼らの活動や練習風景はもちろん、大人からチビッコまで見に来る人たちの風景まであって面白い。

2024-10-03

海外でも人気の「ダルマ」

 観光地でもない地域にだって、海外の観光客は訪れるのだ。何が目的かといえば、なんと「ダルマ」専門店を訪れること。製作過程を英語で説明するビデを見たり、日本語で名前を入れるといったサービスまであるという。インバウンドの見本みたいな施設だな。

 縁起物であるダルマの人気が出る秘密は、転がしても起きてくることにあるという。当たり前ではないかと思うが、そうでもないらしいのだ。フランスの耐久バイクレースでは、倒れても起きてくるというダルマの特色から、チームのマスコット人形にもなっているらしい。話だけよりも、ネットでの拾い画像ではあるが「ダルマ」を載せておこう。

 家にもダルマが棚の上に載っている。ダルマ屋は激減しているらしいが、近所にあった小さなダルマ専門店は今でも営業を続けているだろうか。あと3ヵ月もすれば新年の元朝参りの季節だ。ダルマ屋の出店もあったはずだから買わねばならん。でも、高額なのだ。



2024-10-02

「京大式カード」 vs 「情報カード」

 今も昔も、書籍に掲載されるような偉いオッチャンはいる。教養分野なら渡部昇一くんも本を著していた。著書の「知的生活の方法」には論文を書くのに迷ったとき、カードを使って論文をまとめた話が出てくる。そのカードとは、どんなスタイルだったのだろう。

 何回か書いているように、こちらは「京大式カード」のユーザー。文具店に買いに行くと、かならず横に置いてあるのが「情報カード」だ。ネットにも情報カードの使い方が掲載されていのは知っているだろう。読んでみると、あまりにも詳細な記入方法なので、これで使う人など出てくるのだろうか。いくらカード作成が大事でも、長続きはするまい。

 ネットには読書カードの記入方法も掲載されているが、あまりにも多くの項目がある。もはや作成することだけで満足してしまうに違いない。渡部くんは研究者だったな。そういう人たちの使い方をマスターするには、それなりの時間がかかるのは当然だろうよ。

2024-10-01

ルパン vs ルパン三世

 小中学校の図書館は、あまり活用されていないらしい。古い本ばかりで、手にしたくなるような本がないことも原因という。チビッコのころを考えれば、ホームズ物語とルパン物語だけを借りて読んでいたような記憶がある。予算は、すべてに優先するのだった。

 新聞記事で目にすることが多いのは、小さなコラム記事だ。先日、「ルパン」と「ルパン三世」の小話が載っていて、日本ではルパン三世の方が確かに有名なのだろう。そして「なつかしの『奇巖城』」を手にしてみればと書かれていた。最近はほとんどルパン物語を読んでいない。原因は、困ったことがあると、手下が何とかしてくれる筋立てにある。

 検索してみると、ルパンでも「ルパン三世」のことばかりがヒットする。ホームズ物語も全巻そろえるのに苦労したけど、ルパン物語を集めるのはかなりやっかいだ。シリーズものを集めるには、いまや本屋ではなくAmazonや楽天などの通販サイトが便利なのさ。