地球温暖化により海水温が上がったとことで、その影響は海産物にも及んでいる。これまで九州など南方域で水揚げのあった魚が、今では東北の福島県沖まで北上しているらしい。水揚げの変化は漁師にとって困ったことであるが、そこは工夫しなければならん。
新聞によると、福島県で高級魚である「トラフグ」が小学校の給食になったという。大人が食するような調理法ではない。フグでだしを取り、フグの身や野菜を合わせた混ぜご飯「ふぐめし」として提供されたのだ。PR方法も考えねばならず、漁業者や観光業者が連携して考え出した。「鉄は熱いうちに打て」ならぬ、県産品は「若い者に打て」だな。
小学生らは「フグを食べたのは初めて」と語っていたという。大人であるこちらも、たまに食べる程度だし、ここしばらくは見かけたこともない。温暖化対策を語るのもいいけど、上がった海水温が元に戻るのは何十年もかかる。良いことも、ときにはあるのだな。
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