専門辞典があるほど、故事ことわざの数は多い。覚えているものが多いほど頭が良いといわれるけど、誰も知らないような用語を使えば、なに言ってんだコイツ!と思われてしまう。世間に知られている必要もあるのだ。意味不明なものは、やがて死語となる。
知ってはいても、出典が分からぬ。それが有名な「織田信長:鳴かぬなら殺してしまえホトトギス、豊臣秀吉:鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス、徳川家康:鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」。「甲子夜話」に掲載されているとはいえ、著者も内容も、まったく知らぬ。知らなくとも生きてはいけるのだが、世間様からはアホと評価される。
この一節は、そもそも故事ことわざなのかね。思考の矛先が、どんどん広がる。東洋文庫から出版されているようだが、研究者しか読まぬような本を出しているところか。手に入れたにしても、数ページ見た(読んだのではない)だけで眠りに落ちるに違いない。
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