「国境の……」と小説の冒頭に出てくる川端康成の小説「雪国」。この「国境」は「クニザカイ」と読むのか、それとも「コッキョウ」と読むのか。正解は「クニザカイ」らしい。ノーベル文学賞まで受賞したのに、あやふやなまま没ってしまうから謎は続くのだ。
現在の大学文学部でも話題になるらしい。調べてみると、日本の英文学者で文芸評論家の竹田勝彦との対談で、「クニザカイ」として川端自身はうなずいていたというのだ。これで解決ではないか。ところがだ、「コッキョウ」と解説している辞書もあるというから、話はややこしい。謎を残したままにしておくのも、文学テクニックの一つなのだね。
有名になれば歴史に名を残す。不明な部分を残しておくのも得策なのだ。大昔の話になるけど、雪国の国境は「クニザカイと読むのだ」と解説している本を読んだことがある。謎を残しておくの得策なのだ。でも、謎を残したままにするというのは意外と難しい。
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