2026-07-01

毎日が「うっかり八兵衛」

 テレビドラマの「水戸黄門」を見ていた時期がある。部下に「助さん格さん」のほか、「うっかり八兵衛」も登場だ。ドラマや映画の登場人物には、たとえドキュメントであろうとも話を盛り上げる架空の人物が登場する。うっかり八兵衛も、その一人だった。

 ラジオで夜の番組を聞いていたら、パーソナリティーが「まったくもって、うっかり八兵衛よ」と語っていたのだ。「ふふふ」と、思わず笑いがこみあげてくる。同時に、待てよと思った。水戸黄門はとっくに番組も終了しているので、今の高校生や大学生以下には意味が理解できるだろうか。もはや、うっかり八兵衛は死語になっているかもしれん。

「アラビアのロレンス」という映画でも、物語を面白くするための配役がたくさんいた。チャンバラ映画でも、切られ役だけの人物が有名だ。話を面白くするための役柄は必要なのは言うまでもない。こちらは毎日がうっかり八兵衛。いろいろな場面で必要なのさ。