2021-11-29

円周率からの科学の歴史

 科学雑誌「Newton」2021年12月号の特集は「π」に関することだった。πは3.1415926……と延々と続く。小数点以下は、62兆ケタ以上までも計算されているようだが、一般的には「3.14」で十分。NASAとて小数点以下9桁までという記事を読んだ記憶がある。

 紀元前から円周率には悩まされていたようで、鎌倉時代にも「3.14」か「3.16」かなどと悩んでいる科学者がいたらしい。結局のところ、今は何桁まで計算できるかはコンピューターの能力によるところが大きく、誰がどのような方法で点検しているのだろう。

 先日の新聞の読書欄に「江戸の科学者」という書評が掲載されていた。江戸時代の科学者といえば、関孝和や平賀源内などが思い浮かぶけど、フランクリンの凧と同じように雷で電気の実験をする学者もいたらしい。なんか共時性の法則のようで、ともかく驚き。

 江戸の科学者は、成果をどんどん出版していたらしい。読む人は何人いたのだろう。

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