なんでも鑑定団ではないが、「刀は鉄のかたまりなので、さびやすく、油を塗って保管する」という一文を新聞で読んだ。刀の愛好家が、ポンポンと粉を塗っている画像を目にするが、これはさびを発生させないための手入れだ。「刀」とは保管も面倒なものだな。
知り合いが大学生時代、長い鉄棒を見つけたので工作室にあったグラインダーで削り、なんと刀を作ったらしい。寮の布団を「とぉ~」などと声を出しながら、スパっと切って遊んでいたという。その後どうしたのか分からぬが、たぶん錆びまみれになったはず。
昔の武士は刀を持っていたが、時代劇で手入れをしているシーンは見たことがない。日常的に手入れはしていたのだろうけど、同じようにしていたのかな。金のない野武士や浪人などは、ヒマな時に手入れをしていたとは思えぬ。さまざまな疑問が湧いてくるぞ。
歴史家は、そんな疑問を書くべきだ。いまの時代は「ふ~ん」で終わるだろうけどね。
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