2023-02-27

面白い裁判の話

 新聞の部数は激減していても、書籍紹介コーナーには時に面白い記事が載っている。先日も「四畳半襖の下張」という小説で、その表現がワイセツかどうかが裁判で争われた記録本のことが出ていた。弁護側には、名前を聞けばピンとくる一流文芸人らが立つ。

 何が面白いのかというと、何人もの弁護人は文芸人だから、証言内容も文学的表現。当時の裁判では詐欺、強盗事件などがメインだったらしく、裁判官や検察側とでは話がかみ合わない。裁判官も困ったらしく、そんな状況を振り返った記録という。弁護士もさまざまな専門分野を持っているが、当時は文学分野に詳しいという弁護士はいなかったのだな。

 一般事件の裁判を新聞で読んでいると、いまは最初から妥協点を探っているような気がする。裁判期間の短縮とは、そういうことなのかと疑問もわくが、オレ様の出る幕でもない。一般人同士で話がかみ合わなければ、イライラしてきて怒鳴ったりもするからのぉ~。

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