2024-01-15

特技が現れる時期

 小中学校の時代、走るのがとても遅い子がいた。ところがトランペットと出会ったら、なんと世間様からも注目される存在となる。「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば只の人」というたとえの逆パターンのような存在だが、そんな場合はなんというのだろう。

 新聞がぶ厚いので大事件でもあったのかと思ったら、大学入学共通テストの回答例が掲載されていた。毎年1~3月ごろは受験シーズンなのだが、昔から大天才というのはチビッコのころの話を聞くと、なんと凡才のような存在だったらしい。才能が花ひらくキッカケは何だったのだろう。こればかりは分からぬもので、たぶんテーマとの出会いだろうか。

 成長するにしたがって才能を伸ばす人たちは、過去の賢者に多かった。オレ様もそんな人物なのだろうと思っていたが、その兆しすら見えぬから困ったものよ。世の中には失敗学というカテゴリーがあり、そうした本を読んでみると大失敗なんてものじゃなかった。

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