2025-01-31

旧約聖書を読むきっかけ

 タロットという占い手段がある。真面目に手法を覚えようとタロット占いの教科書を読んでいたのだが、専門用語がたくさん出現するのだ。教科書なのだから解説があるのは当然で、一般的な読書とは違って面白い表現などはない。教本とは、そんなもんなのだ。

 解説を読んでいると、「旧約聖書に出てくる~」という前ふりがある。家にも聖書ぐらいあったはずだけど、どこに行ったものか。たとえ信者であっても、1冊を読み切った者など聞いたことがない。タロットのお勉強にも旧約聖書の知識が必要となるわけだ。アダムとイブ、リンゴにへび、そして塩。この程度の記憶しかないのが、一般的だろう。

 老齢になってから教会の聖職者になる学校へ入った遠い親戚がいる。「聖句を憶えるのが大変」と語っていたが、どんな宗教だろうと坊さんになるには暗記が必要だ。こちらは趣味とはいえ、サブ知識として旧約聖書の内容も知っていなければならないとはねぇ。

2025-01-30

「出る杭」は打たれる……

 教養書というほどでもなく、歴史の解説で現代の用語に合わせて表現していることはよくある。江戸時代の平賀源内くんも、現代でならイノベーターということだろう。不幸なのは先進的すぎたことで、理解できるような人物はごく少数にとどまるのは仕方ない。

 黒川清なる年寄りの医者がいる。一般人向けの生き方に関する著書もあるので、なんと2冊も読んでしまった。両方で共通することは、「出る杭」なるような生き方をしろということ。出る杭になるためには頭も使わねばならないので、お勉強もしなければならぬ。敵も増えてくるので、それらを跳ね返すため、少数であっても仲間だって必要になる。

 出る杭のような歴史上の人物として、頭に浮かんだのが前記の平賀源内くんだ。歴史に名を残すだけでなく、マンガでも出版されている。こういう人たちは、当時としてなら「出る杭」のような人物だった。こちらなら、たぶん石を投げつけられるだろうねぇ。

2025-01-29

スクラップ内容は時代とともに変化する

 文房具屋へ行けば、スクラップブックが必ず売っている。B4やA4などいろいろなサイズがあるのは当然で、前後左右を正確に貼り付けられるように目印まで着いたものまであるのには驚いた。メーカーだって売れるとなれば、新しいタイプを発売するのは当然だ。

 新聞スクラップをするのなら、「テーマを決めよ」というオッサンがいた。なるほどと思い、自分なりのテーマを決めてスクラップをしている。ところがニュースはネットに主力が移り、新聞は背景の解説や特集記事が主力になっているのではないか。こうなってくると新聞スクラップのテーマどころか、あれもこれもとスクラップ量だけが増えていく。

 これではイカン。とは思ったが、特集記事というのは〝読ませる記事〟なので、ついつい切り抜いてしまう。スクラップファンはいるもので、そのテーマたるや百花繚乱。こちらも世の中の変貌と同じように、何らかの切り替えが必要になってくるのかもしれん。

2025-01-28

カーボン紙でコピーを取っていた時代

 コピー費が高額だった時代、とある通信教育機関では面白いことを述べていた。質問を送るのなら、用紙の下にカーボン紙をしいてコピーを取っておけという。コピー機械など持っていない一般人にとっては便利な方法で、文房具屋でカーボン紙を買ったものだ。

 家庭用のプリンターでも、コピー機能のある時代だ。今でもカーボン紙は売っているのだろうか。B5サイズが主流だった昔とは違って、現在ではA4となっている。さっそく買ってみようと思ったが、どんな場合に使うのかが想像できない。メールが当たり前になっているので、送付文書は手元に残っている。通信教育だって、いまならメールなのだ。

 手紙やはがきでしかメッセージを受け付けないラジオ番組がある。スポンサーが郵便部門だろうと思うのは、全国の郵便局長の一言コーナーだってあるのだ。手紙を送ったとしても、読まれるとは限らない。カーボン紙を使う機会を探すのも頭を悩ます時代だな。

2025-01-27

現代のティンカーベルはいるのか?

 ノーベル賞を受賞するような人たちでも、ふと頭に浮かんだことがヒントになったりする。「アイデアのつくり方」なる本には、一般人が考えに考え抜いてひらめきを得る方法が載っていた。「ユーレカ!」の瞬間とは、そう簡単に訪れるものではないのだろう。

 ひらめきの瞬間を、「ティンカーベルが運んでくれる」と表現している人がいた。ティンカーベルとは、ピーターパンとともに行動する妖精だ。その妖精が新たなアイデアを運んでくれるというのだ。なんと文学的な表現だろう。ティンカーベルが運んでくれるのなら、一般人はどうすれば良いのだ。熟考したところで、妖精など簡単には出てこない。

 大宅壮一くんは「みんなが知っているたとえ話を入れよ」と述べていた。ティンカーベルがアイデアを運ぶという表現方法も、その一つなのかな。誰もが知っていそうなキャラクターを取り入れるのなら、ピーターパン物語をもう一度読んでみるのも必要なのだ。

2025-01-24

ChatGPT vs タロット

 このところChatGPTのバージョンアップ、作られた文章や画像への対策を毎日のように目にする。ある人のメルマガを読んでいたら、有料版だと月額使用料がなんと10万円以上もするタイプがリリースされるらしい。個人では、とても所有できるものではない。

 機械類の制御プログラムとして活躍するTRON(トロン)の制作者が語っていた。「いくらAI(人工知能)が発展しても、常に問われるのは人間がAIにどんな質問、命令をするか、その使い方だと思います。AIを使う人間の力量によって、結果は全然違ってくる」という。結局のところ、アホがChatGPTに発問しても、アホな答えしか返ってこないことになる。

 コンサルタントのオッサンが、ChatGPTの講習会を開くそうだ。この案内状を読んでみると、完全に取り込まれていてる。案内状文書もChatGPTで作ったのかな。こちらとしては未来を語れる方が良い。そこでタロットカードを買ったのだが、教本が実に難解……。

2025-01-23

「また来ます」という判断方法

 新聞テレビでは、悪徳ホストクラブがときどき記事になる。同じように悪徳スナックもだ。これでは気軽に酒を飲みにも行けなくなる。普通人は「いつもの店」という気ごころを知っている飲み屋へ行くわけで、安心できる飲み屋をどうやって見つけるのだろう。

 不思議なことに、通勤電車の駅ごとに飲み屋街はある。自分にとって安心できる店かどうか、感覚的に判別できる人がいた。飲み屋のドアを開けて「いらっしゃいませ~」という声が聞こえた瞬間、「また来ます」といって閉める。己の感覚と合わなかったのだろう。連れて行ってもらっているこちらとしては、さすがだなぁ~と感心してしまうのだ。

 居酒屋では、昼どきにランチを提供している店もある。安心できる店のようだったので夜に飲みにいったら、これが高い。店の大将に聞いたら、「ランチを安価で提供しないと夜に来てくれないからね」。なるほど、「また来ます」という作戦が使えなかった……。

2025-01-22

ムダと思ったら、次はない

 プロ野球選手で引退したイチローくんのことが、たまに新聞などで話題になる。ピッチングマシンで打撃練習をしている時、たまにボール球が来ると、普通の選手は見逃すらしい。でも、イチローくんはくらいついていったという。ムダな練習などなかったのだ。

 新聞切り抜きを、こちらはしつこく続けている。スクラップブックは間もなく30冊ほとになるのだが、役に立つのは1冊の中で4~5個程度。この項目の前ふりとしてイチローくんのことを述べたが、記事に載っていたから。一般人なら、そんなもんだ。ムダと思えることでも続けていれば、いつかは花ひらく。と、カッコよく述べてみるのも一興さ。

 日本やアメリカのプロ野球界で、イチローくんはレジェンドになったらしい。チビッコの時からコツコツと打撃練習を積み重ね、40年ほど経過してからの栄冠。「ムダと思ったら、次はない」というけど、語るのは簡単で実行し続けるのは実に難しいものだよね~。

2025-01-21

コーヒーのあるひととき

 朝の一杯のコーヒーが体を目覚めさせ、心のモヤモヤも解消してくれる。人によって好き嫌いはあるから、コーヒーが苦手な人もいるのは当然だ。豆をひいて入れるレギュラーコーヒーは朝の一杯だけで、以降はインスタントコーヒーがメインとなるは仕方がない。

 いつも飲んでいるインスタントコーヒーのメーカーはネスカフェだ。たまには他のブランドのほかにメーカーも異なれば、気分も変わるのは当然だろう。キーコーヒーや上島珈琲は知っているけど、どれほどのメーカーがあるのだろう。検索してみたら、名も知らぬメーカーもあるではないか。目にしたことがないのは、販売力や地域差なのだと思う。

 コーヒー好きといっても、味の違いを語れるような舌は持っていない。でも、オオォ~と違いを感じるぐらいの味覚はあるのだ。この程度だから、漫画の「美味しんぼ」のように産地や味の異なり方は、とても語ることはできぬ。それでも、生きてはいけるのさ。

2025-01-20

「オペラ座の怪人」という一言

 映画だったかテレビだったのか。もっと昔のDVDやビデオだったかは忘れた。「オペラ座の怪人」を観たのは、そんな昔のことだったが、今でも劇団四季の演目となっている。ストーリーはWikiediaにも掲載されているので、知らない人は検索してみればよい。

 夜にラジオを聞いていると、年端も行かぬ女性グループが出演していた。ボンヤリと聞いていたのだが、話の中に「オペラ座の怪人」というワードを語っていたのだ。こいつらが知っているはずはない。シナリオライターが書いた原稿を読んでいるだけだろう。注意して聴き続けていたが、二度と触れることもなく終わってしまった。まさに怪人の技よ。

 再び観てみたい。とはいうものの、近所のレンタルDVD店はとっくに閉店している。1900年代初頭に作られた作品のようだから、実に息が長い。こちらも時代を超えた作品を作ってみたいのだが、映画や文学の制作に触れたこともない。あこがれだけが人生よなぁ。


 

2025-01-17

持ち歩き用のペンケース

 筆記具といえば、何を思い浮かべる? パソコンやスマホが主流となってはいてもボールペンやシャープペンのほか、万年筆、筆なども使う。時代の変遷とともに筆記具も変化してきているのだ。ただ、それらを持ち歩きするために、ペンケースだって必要になる。

 日常的に使う筆記具の一つに、黄色のダーマトグラフがある。本やノートなどを読んでいて、大事なところにこのダーマトグラフで線を引く。ダーマトグラフというのは折れやすいので、折れると半分ほどは使えなくなる。補修にも頭を使わなければならない。外出する時の対処方法を考えてみたが、単にペンケースに入れて持ち運べばいいだけのこと。

 そこでペンケースを探してみた。ソフトケースが主流のようで、ハードケースは小学生の筆箱みたいなものばかり。シャープペン1本、芯1ケース、ダーマトグラフ1本の3種類だけならソフトケースでもいいだろう。万が一の場合があれば、あきらめるしかないな。

2025-01-16

タロットカードでも学んでみるか

 産経新聞で紹介されていたので、脳科科学者の「デジタル脳クライシス」という本を入手した。なんと出版社は朝日新聞ではないか……。細かいことはともかく、デジタル全盛時代においては、キーボードよりも手書きの方が記憶の定着によろしいという内容だ。

 学校でも仕事でもパソコンを使うどころか、AIが進出してきている現代。だったらアナログ的な趣味を持とうよ、と著者は言う。例えばフルートやピアノ、ソロバンに万年筆、囲碁将棋、パズルなどさまざまなものが並んでいる。そのなかにトランプやタロットカードまであるではないか。なるほど、タロットカードでも良いのかと妙に納得するのだ。 

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 想像力まで鍛えるのだったら、ここはタロットカードだろう。Amazonで検索してみたが、安価なものではすぐ飽きるし、高いものだと面倒で投げ出してしまう怖れがある。さまざまなタイプを捜しているうちに飽きてしまった。アマログな趣味を捜すのも大変なのさ。

2025-01-15

目標を追う手順

「わかっちゃいるけど やめられない」というのは、誰もが持っている気分だ。続けるためには気力も必要だろう。だだし、どうすれば良いのかわからないから困る。どんな目標を立てたところで、気分的な問題を解決するには、誰にアドバイスを受けねばならない。

 新聞に載っていたのだが、解決策は簡単らしい。「朝起きて、やることがある」と思うことだという。イヤなことで「あれをしなければイカンなぁ……」と思っていれば、なかなか前には進まないものだ。心理学的な問題というより、生き方の問題とでも言おうか。気合いを入れろと言われたところで、簡単には行かぬのが人生の複雑さの一面なのだ。

 オリンピックのレスリング競技で、「気合いだ! 気合いだ!」と観客席から叫ぶオッチャンがいた。アントニオ猪木くんに至っては、ビンタ一発を行なう。両者ともプロレスラーだった。言葉だけでは動く人も少ないのだから、次なる一手も必要なのだろう。

2025-01-14

「自分の誇り、自分の証」という人生

 学生時代、哲学部の学生に「哲学部って何をしているの?」と聞いた他の大学の学生がいた。ふ~んと考えていたが、「哲学している」と答えたという。この話を聞いてガハハハと笑ったわけだが、哲学とは、このように捉えどころのない学問分野のように思える。

 能登半島地震のその後の状況は、今でも新聞記事などになっている。読んでみると、漁業関係者らは、被災後にも漁に出ていたのだという。それが漁師にとって「自分の誇り、自分の証」なのだという。長年に渡って一つの業務を行なっているのなら、それしかできないというのも当然だろう。でも、これこそ一つの哲学的生き方なんだろうと思えるのだ。

 仕事でも、あれをやりこれをやるという人がいた。クルクルと職業スタイルを替えているわけだ。こういった人たちは、たぶんにして自分の職業的哲学を持っていないのだろう。偉そうなこと言いうなと叱られそうだが、こちらはチャランポランな人間だからねぇ~。

2025-01-13

新種のクラゲ

 研究者や漁師であっても深海ともなれば、なかなか新種の魚類などの海洋生物に出会うことは少ないだろう。ジュール・ヴェルヌくんのSF小説「海底二万里」はじめ、数あるパニック映画でも舞台になりやすいのは、過去の時代から海の中は未知の世界なのだ。

 面白い記事なら、今ではニュースサイトにいくつも載っている。朝日新聞によると、なんと沖縄の海で新種のクラゲが見つかったというのだ。水族館などで目にするクラゲは長い足があるけど、こいつにはなんと足がない。しかも傘の直径は5ミリというから、一般人では見落とすことがあるに違いない。「シライトトンボダマクラゲ」と名づけられた。


 釣り船に乗れば、たまに見慣れぬ魚が引っかかる。船長が「その魚は捨てろ」というのは毒があったりするからだ。近海であっても、漁師にすら見つからなかったのはなぜだろう。魚類学者らしい、あの「さかなクン」でも、たぶん知らない世界が海の中にはある。


2025-01-10

次の世界を目指せる「カード方式」

 街の小さな文房具屋へ行っても、必ず売っているのが「京大式カード」。カードの使い方を調べてみると、30~40ほどのサイトに一つあるかどうか。「もっと調べる技術」なんて本に書いてあったが、考えられるいくつかのキーワードを入力してみるに限るのだ。

 カード方式というのは世界中の人が使っている方法で、読んでみれば共通する考え方というのが浮かんでくる。カードに書いたものは一時的情報だから、集めるだけでは役に立たない。思考の化学変化という人がいるように、二次三次と昇華させるには時間もかかる。梅棹忠夫くんはカードを「くる」と述べていたが、こちらの行程の方が重要なのだ。

 酒を作るには発酵が必要なように、カードに書いてからが本番だ。世の中はスピードが重視される時代になったが、アイデアが生まれるまでの時間などだれも測れない。京大式カードは効果的な材料の集め方の一つであって、出発点の一つでしかないわけだな。

2025-01-09

ウイスキーの好みのパターン

 ウイスキー工場を見学で訪れれば、見学した後には一杯のウイスキーが飲める。ただし、難点もたくさんのが相場だ。ウイスキー工場は山深いところにあるので、往復の足の確保に苦労するし、おみやげ用ウイスキーは高額なものばかり。簡単には行かぬのが世の中よ。

 夕食時にはウイスキーのカティーサークを飲んでいる。これは味にインパクトが少ないので、だんだん飽きてきた。考えてみると、国産ウイスキーには安価な「ブラックニッカ」があるではないか。「リッチブレンド」や「ディープブレンド」なら、味わいも楽しめるに違いない。かつては飲んでいたので、気に入った銘柄にもどったわけなのだ。

 気に入ったウイスキーの銘柄というのは、人それぞれ。あの人が美味いといっても、こちらもそうだとは言い難い。好みのウイスキーがあったにしても、同じ銘柄ばかり飲んでいればあきる。好みのパターンというのは、いくつか持っておく方がベストだろうなぁ~。

2025-01-08

「腹筋を6パックに割りたい」という希望

 趣味ではあってもスポーツを実行しているなら、それなりの体型にはなってくる。陸上競技なら、大きく分ければ「トラック競技」「フィールド競技」「混成競技」になるだろう。それぞれの競技を実行しているのなら、各競技特有の体型になってくることは当然だ。

 ラジオ番組で、陸上競技をやっているリスナーから「腹筋を6パックに割りたいけど、どうすれば良いのか」という相談があった。腹筋だけをやっていればいいというものでないことは、アホでもわかる。腹筋は体を鍛えていても、最後に効果が表れる部分。体を鍛えていても、効果は最後に現れる。目に見えるような成果は、すぐには出てこないもの。

 相談者が納得したのかどうかは知らない。でも運動をしていない人でも6パックに割れている人がいる。DJもそうらしい。こちらの学生時代にも、運動経験はゼロなのに、なぜか腹筋が6パックに割れている人物がいた。まさにスポーツ論とトンデモ論は紙一重よ。

2025-01-07

雑誌を「カバー・トゥ・カバー」で読む

 本を読む場合、学者などはポイントとなる部分だけ目を通すらしい。そうでなければ、研究室や自宅に保管している大量の本などは読めないだろう。聞くところでは、必要な部分だけを参考にするという。一般人はノンビリしたものだから、最初から最後まで読む。

 雑誌の場合はどうだろう。テーマも一つに絞られているわけではないので、読み進めれば、あっちの話題に飛んだかと思えば、こちらの連載へと移る。一時期、雑誌を「カバー・トゥ・カバー」で読むことをやってみたが、とてもできない。読者層が決まっていても、そこからさらに細分化されているのだから、すべてを読むなど無理な話なのだ。

 月刊誌と違って週刊誌なら、すべてを読まぬうちに次の号が発売される。すべてを読むことなどできないので、読むというよりは見る。広告だってあるので、そのページで目が留まることだってあるのだ。広告がなければ、雑誌を読み通すことなどできないのだね。

2025-01-06

発想法のトレーニング

 新しいアイデアが思い浮かばないとき、他人などに求めたりすることもあるだろう。そう簡単に創造的な案など出てくるわけがなく、昔からアイデアの出し方などが本にもなっている。突飛でもない新案を出せば、他人様から「アホ~」といわれるのがオチなのだ。

 どんな世界でも、達人と呼ばれるような人たちは、そうした壁を乗り越えてきている。秘密を探ってみると、想像的な案とは「突飛でもない案」であることに気づいた。また他人には受け入れられないようアイデアを実行してみると、以外と評判にもなる。根性とか努力などというレベルではない。才能というより、特殊な世界から現れた異界の人だ。

 芸術家の岡本太郎くんは、その筆頭だろう。かつて「今日の芸術」を古本で読んだとき、スゲーおっちゃんだなと思ったものだが、なんとこちらが生まれる前に出版されたものではないか。今や古本でしか見つからないけど、発想法という観点からみれば参考になる。

2025-01-03

筋力トレーニングはブルワーカー

 スポーツトレーニングといえば、過去からさまざまなトレーニング方法がある。世界大会やオリンピックで優勝したともなると、そのトレーニング方法が一気に広まるのは世の常だ。もっとも聞いたところで、普通レベルの人たちには真似できるはずもないけどね。

 長い時間を要するトレーニングは、続けることが難しい。それに面倒だ。そこで考えたのが「ブルワーカー」を使った筋力トレーニング。むかしから実行してはやめての繰り返しだったから、今回は続けられることを最優先に考えた。基本動作となる1から6までだけに絞り、また週5日間だけ行なう。入門コースだけにしたのだから、たぶん続けられる。

 優勝するようなスポーツ選手のトレーニング方法を見ると、基本動作を何回も繰り返してからメインの練習に入る。だったらブルワーカーも同じはず。基本動作だけを2~3回ほど繰り返す方法だって似たようなものだ。シロウトは妄想に取りつかれるものなのさ。

2025-01-02

伝統を打ち破れ!

 新年ともなれば、いまだに「おせち料理」なるものが主流のようだ。従来の伝統に流され続けていては、新しい文化など生み出せるわけがない。岡本太郎くんのように、とんがっいて世間も納得するような人ならともかく、社会の底辺で生きる人物にはつらいもの。

 テレビCMで「お正月にもカレー」なるものがあった。岡本くんではないが、「お正月にカレーを食べて、なにが悪い」というわけだ。それにはひと手間かける必要がある。一般的なカレールーにトマト果汁を入れて、肉も鴨肉を使う。さぞかしインパクトに満ちたカレーが出来上がるに違いない。食べてみると、悪くはないが何かが物足りない気分だった。

 レストランのシェフでも、新メニューを編み出すには時間もかかる。時には失敗作だってあるに違いない。シロウトが考えるのであれば、自信作を集めたような投稿サイトを参考にすべきだな。その中から自分にとってベストなものを選んで作った方が間違いがない。

2025-01-01

「継続は力なり」という言葉だけど……

 昔から「一年の計は元旦にあり」などという。バカを言うな。「思い立ったが吉日」なのだ。ただし、それには条件がある。「小さく始めて大きく育てる」ということ。きちんとした計画を立てることが必要になるけど、とにかく面倒で計画倒れという言葉通り。

 仏教の研究者のようだが、実体は求道者でりあり、そして教育者でもあった住岡夜光くんがいっている。「継続は力なり」と。この言葉だけが独り歩きしているけど、その全貌は次の通り。

青年よ強くなれ
牛のごとく、象のごとく、強くなれ
真に強いとは、一道を生きぬくことである
性格の弱さ悲しむなかれ
性格の強さ必ずしも誇るに足らず
「念願は人格を決定す 継続は力なり」
真の強さは正しい念願を貫くにある
怒って腕力をふるうがごときは弱者の至れるものである
悪友の誘惑によって堕落するがごときは弱者の標本である
青年よ強くなれ 大きくなれ
「住岡夜晃著『讃嘆の詩(樹心社)』より」
http://tannisho.a.la9.jp/SandanNoUta/

 教えは立派。著書も多数あるようで、研究者でもなければとても読み通すことはできないだろう。ボンヤリした一般人は、具体性を持った計画を好む傾向にあるからね。