2025-01-13

新種のクラゲ

 研究者や漁師であっても深海ともなれば、なかなか新種の魚類などの海洋生物に出会うことは少ないだろう。ジュール・ヴェルヌくんのSF小説「海底二万里」はじめ、数あるパニック映画でも舞台になりやすいのは、過去の時代から海の中は未知の世界なのだ。

 面白い記事なら、今ではニュースサイトにいくつも載っている。朝日新聞によると、なんと沖縄の海で新種のクラゲが見つかったというのだ。水族館などで目にするクラゲは長い足があるけど、こいつにはなんと足がない。しかも傘の直径は5ミリというから、一般人では見落とすことがあるに違いない。「シライトトンボダマクラゲ」と名づけられた。


 釣り船に乗れば、たまに見慣れぬ魚が引っかかる。船長が「その魚は捨てろ」というのは毒があったりするからだ。近海であっても、漁師にすら見つからなかったのはなぜだろう。魚類学者らしい、あの「さかなクン」でも、たぶん知らない世界が海の中にはある。


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