2025-01-30

「出る杭」は打たれる……

 教養書というほどでもなく、歴史の解説で現代の用語に合わせて表現していることはよくある。江戸時代の平賀源内くんも、現代でならイノベーターということだろう。不幸なのは先進的すぎたことで、理解できるような人物はごく少数にとどまるのは仕方ない。

 黒川清なる年寄りの医者がいる。一般人向けの生き方に関する著書もあるので、なんと2冊も読んでしまった。両方で共通することは、「出る杭」なるような生き方をしろということ。出る杭になるためには頭も使わねばならないので、お勉強もしなければならぬ。敵も増えてくるので、それらを跳ね返すため、少数であっても仲間だって必要になる。

 出る杭のような歴史上の人物として、頭に浮かんだのが前記の平賀源内くんだ。歴史に名を残すだけでなく、マンガでも出版されている。こういう人たちは、当時としてなら「出る杭」のような人物だった。こちらなら、たぶん石を投げつけられるだろうねぇ。

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