2025-02-28

食物アレルギーの拡大

 好きではない食べ物が出てきたら、他人様は「残さずに食べろ」という。そこで考えた。「アレルギーで食べられません」と答えればよい。よほどの人間でない限り、無理して勧めることなないので、ときに使う手段なのだ。相手を完璧に黙らせる方法として使える。

 新聞を読んでいたら、ナッツ類も食物アレルギーの表示をするらしい。表示される食品は昨年のマカデミアナッツに続き、これからはカシューナッツ、ピスタチオ、クルミも加わるという。ウイスキーを飲むときのおつまみばかりではないか。これからも増えるだろうが、食物アレルギーの原因は何だろう。ともかくシロウトが口を出せる領域ではない。

 ドレッシングなどの調味料やパン、お菓子などにもナッツは使われている。作る側の隠されたテクニックなのだろうに。新聞雑誌にも料理の作り方が載るのだ。ここにも、食物アレルギー対策の注意事項まで掲載されるようになったりして。料理は大変な事業だね。

2025-02-27

考えを発酵させる手段

「1+1はなぁ~に?」と尋ねれば「2」と答えるに違いない。数学的に間違いではない。新しいものを作る人たちはアイデアで、その正解を「4」にも「5」にもしなくてはならないのだ。ノーベル賞で名が知られるような科学者だって、何年も実験や模索を必要とする。

 案の出し方というのは、古くからテーマになってきた。「アイデアのつくり方」なる本もそうだった。さまざまなアイデア創作手法をまとめた「考具」という本があって、著者は「マンダラート」が好みらしい。他にも数多く紹介されているけど、手法は一本に絞った方が良いはず。こちらも10数年以上にわたり「アイデアマラソン」一本なのだった。

 アイデアマラソンで考え出した案も、そのままでは使い物にならない。いくつかをシャッフルして、さらに発酵させる期間も必要だ。これは明確に数値化できないから困る。アイデアは化学変化を起こさなけばならないけど、最近はやりのChatGPTではできないの?

2025-02-26

再起動は簡単すぎた……

「再起動してください」のメッセージのまま動かぬ。Windows11のノートパソコンを使っているが、10分以上も画面が動かないのであれば、あわてるのも当然だ。Windows7では「『ctrl』+『alt』+『delete』」で解決したけど、今回は何の変化も見られない。

 解決しない場合は記憶違いということもある。他のキーだったかなと思い直してクリックしてみるが、何の変化もないから困る。自分で思いつく限りの手を尽くしてみたが、再起動をうながす画面に変化はない。もう1台のノートパソコンで検索してみたら、最後の手段は〝電源ボタンの長押し〟と書いてある。実行してみたら、あっさりと解決……。

 バージョンアップするたびに基本的な操作方法は変わる。一世代前のパソコンの知識では、解決できないケースが多い。メモを壁に貼っておいたが、バージョンアップすれば操作方法も変わるのだろうな。機器の進歩とはそんなものだから、当たり前のことなのだ。

2025-02-25

「花見」の季節だって?

 2月だというのに、「花見」の宴会が開かれているという。プロ野球のシーズンを目前に控えた南国のキャンプ地でもない。なんと山形市のサクランボ農園なのだ。花見といえば桜を思い浮かべるだろうけど、サクランボの産地だからこそ、サクランボの花なのだ。

 花見が開かれたのは、サクランボのビニールハウスの中。加湿栽培をしているから、暖房でハウス内は20~25度を保てるという。人も集まるまいと思っていたのだが、生産者や市場関係者らが30人ほどが集まったらしい。シーズンに売り場に並べるためには、産地ならハウス栽培も当然だろうし、神事だけでなく関係者の楽しみとして宴会も必要なのだ。

 勝田マラソン大会は2月に開催されるが、参加前日は水戸市の偕楽園に梅まつりを見に行った。梅の花は良いのだが、ふるえるほど寒いのが難点。山形市はサクランボの産地だから、花見だってサクランボの花なのだ。関係者だけなのは仕方のないことだどね……。

2025-02-24

先生は名前も呼べない?

 苗字ともなると、まれに読めないことがある。でもすぐに覚えてしまうので、大きな混乱はない。一方で名前の場合はどうか。年齢を重ねた人なら、時代の変遷によって流行りすたれはあれど、名前はだいたい読める。でも時に、例外的な名前もあるから困るのだ。

 先日の新聞に、名前の変遷の記事が掲載されていた。その時代の社会情勢に応じた名前があるようで、使われる漢字にも流行りすたれがあるのだ。ところが、現代では通用しないらしく、名前として使える漢字や読み方の例も出されているという。あまり特殊な読み方だと、学校の先生だってすぐには読めまい。先生らには、何らかの秘訣があるのかな。

 昔は、神社や占い師に名前を考えてもらう例が多かったようだ。現代は親が勝手に名前を考えるので、時にヘンチクリンな読み方も増える。出生届を出す場合、名前の基準を国が作ったそうだ。社会常識にそぐわない例も出されていて、問題のある親もいるからね。

2025-02-21

インドのカースト制はセーフティーネット

 1900年初頭に活躍したイギリスの児童文学者、ラドヤード・キップリングくんを知っているか? 「ジャングル・ブック」「少年キム」などを記したオッチャンだ。文章の書き方で5W1Hを唱え出した一人という。ボーイスカウトの創設にも影響をもたらしている。

 作品にはインドを舞台にしたものが多い。インドといえば、多くの人が知ってのとおり「カースト制」がある。産まれた時から身分が四つの階級に分かれており、調べればすぐわかる。実際には、もっと細かく分かれているというが、こればかりは現地に住む人にしか判明しない。ヒンズー教の制度だが、社会のセーフティーネットでもあったという。

 地域の気象状況によっても、独自の文化や生活様式が生まれる。そう考えると、カースト制も地域の人々が生き残る手段の一つだったのだろう。トランプ米大統領がさまざまな制度改革を出しているようだけど、自国の地域文化によるものだと考えれば仕方ないね。

2025-02-20

妄想はアイデアを生むか?

 新しいアイデアは、ちょっとしたひらめきの場合も多い。工業分野では改造という手法もアイデアを形にする方法だ。失敗はチャレンジの結果だが、改造もその一つの方法だろう。単なる改造の上を行くのを「魔改造」というらしく、心をひかれそうなワードだ。

 ボンヤリしていたら、突然「ライヘンバッハの滝」が思い浮かんだ。ご存じのとおり、ホームズくんが宿敵モリアーティー教授と闘った場所である。こんなことが、なぜ思い浮かんだのだろう? アイデアの源泉というものは、たぶん「妄想」だ。妄想だって記録していれば、いつかは花を咲かせるはず。肥やしにもならない場合がとても多いけどね。

 魔改造も妄想も、発想トレーニングのサイトを読んでいた後に見つけたワードだ。脳ミソが魔改造され、次々に妄想が浮かんだのに違いない。失敗の記録をネットに書いたことがあり、失敗学の識者からメールをもらったことがある。失敗は時に友を生むのさ。

2025-02-19

手書きのメモは必要だ

 いくらパソコンが主力だとはいえ、外出時にはカバンの中には筆記具とノートを入れている。バラバラと入っているから、必要な時にサッと取り出すことができない。困ったものだとは思う。しかし日常行動ともなると、アッという間に手にできるから不思議だ。

 デジタルは情報収集の「利便性」、アナログはアイデアを形にしやすい「創造性」がある。日常行動のステップアップを図るような記事が「STUDY HACKER」に載っていたからビックリ。創造性の例として「スパイダーマップ」が掲載されているではないか。でも、過去には「頭脳地図」、今では「マインドマップ」と呼ばれる手法となんか似ているのだ。

 評判となった手法に、新たな展開方法が加われば名称も変わる。筆記具やノートをごそごそと探している場合ではない。スピードが求められる現代だ。とはいうものの、時間をかければアイデアもまとまる。言い訳だけは、すぐ頭に浮かび忘れることがないのさ。

2025-02-18

Blogにも「七五調」を使ってみる

 老齢となった司会専門のような芸能人だった浜村淳くんが、毎日新聞のインタビューで語っていた。初めて司会役でバンドの紹介を頼まれたとき、やけくそで「七五調」のテンポで語ったら、これが大うけ。後々の方向性を決めるきっかけになったというのだ。

 文言も出ていたので読んでみた。まったく「七五調」になっていないぞ。語り調子がテンポとして七五調にマッチしていたのだろう。となれば、こちらも七五調の雰囲気を出すようなBlog記事を書けば読者も増えるに違いない。挑戦してみたが、できるようで出来ないものだ。最初は、〝どうにでもなれ〟といったやけくそ気味の気分も必要なのだろう。

 ヒットした歌謡にも、何らかのテンポが刻み込まれている。雰囲気をかもし出すことが重要で、そのひとつが七五調的な調子なのだ。古典文学の秘密を知ったような気分……。どんな分野でもヒット作というものには、古典的なテクニックが隠されているものだな。

2025-02-17

アイデアが出てくるタイミング

 ランニングやトライアスロンなどの練習中は、さまざまな思いや考えが去来する。そんなことはいちいち憶えておられん。練習が終われば、きれいさっぱり忘れているものなのだ。後から思い出そうと頭をしぼったところで、これがなかなかできるものではない。

 人はいう、「メモを持て」と。メモを持ち歩いたとして、他人の文言はともかく、自分のアイデアなどはメモしていないもの。先日も朝食を食べている最中、突然ひらめきが生まれる。食後に書いておこうと思ったのだが、食後には思い出せないのだ。過去には朝食時にもメモを持っていたが、ポケットがモコモコするだけで案など出てきやしない。

 野口悠紀雄という偉いオッサンのエッセイを読んでいたら、大学の講義中でもちょくちょくメモをしているらしい。アイデアは突然生まれるというのだ。心臓までバクバクするようなアイデアはあったけど、メモを持っていないときに限って出てくるからなぁ~。

2025-02-14

状況設定パターンに変化なし

 ラジオを聞いていると、時おり「特殊詐欺注意報」が流れてくる。大金を盗まれたとか警察官などを語って、金をだまし取ろうとしている連中だ。特定の地域に集中して電話がかかってくるようで、「電話を切って近くの交番へ」とアナウンサーはうながすのだった。

 確かに交番へ駆け込み、訴えるのが最初の行動だろう。自宅から200メートルほど離れた場所にも交番があり、駐車場にはパトカーも止まっている。しかし、出入り口にはいつも「現在パトロール中です」という看板が出ており、肝心の警察官の姿を見たことがない。これでは相談することもできんではないか。常駐している時間帯は、いつごろなのだろう。

 特殊詐欺発生の番組を聴いていると、犯人らの語り口パターンに変化がないことに気がついた。時代の状況によって、登場人物が複数になったり状況設定などは変わっている。解析パターンの専門家は心理学者のほかに、シナリオライターも加えるべきだなぁ~。

2025-02-13

クーポン券の利用状況は?

 近所の商店へ買い物に行けば、ポイントカードの提示を求められる。「ない」と答えれば「作りましょうか?」と来るので、「いらん」と即答だ。最近は面倒になってきたので、こうした案内は一切無視。クーポン券を出されたところで、一度も使ったことはない。

 毎日のようにクーポンの案内メールが届く。驚くことに、メールと手紙でのクーポンの利用状況を調べた研究チームがあるという。結論から述べれば、メールだけだと回数を重ねても利用率は3.5%。はがきとメールでも送ると利用は20.7%に跳ね上がり、メールが先ではがきも送ると17.8%に達する。メールは手間がかからないけど、利用も低いのだ。

 感覚でそうだろうと思ってはいても、数字で示されると納得せざるを得ない。系列グループに入っているコンビニの場合、各店は個人商店なので、クーポンをもらった店でしか使いない場合が多い。特典を考えながら買い物など、面倒なことをしておれるか。

2025-02-12

受験と時計

 国立大学は、すべての入学試験が終わってはいないだろう。入試だけでなく、各種資格試験においてもカンニングはあるはずだ。そのテクニックもハイテク化している。スマホを使う者の場合がいて、全国ニュースになった。新たな方法は次々生まれるものだな。

 筆記試験で重要となるツールの一つに時計がある。受験生は多いのだから、必ずしもすべての会場に時計が設置されているわけでもない。腕時計を目の前に置くどころか、過去にはコンパクト時計を置いている者もいた。カンニングのために時計の針に回答を記述したところで読めるはずがないし、会場を見回る試験官にだって見つかるはずなのだ。

 ハイテク化しているカンニングのテクニックだ。手の甲に書き記し、なめた時だけ数秒間だけ浮き出る薬液があったとしたら売れるだろう。現代の技術なら可能な気もするけど、超高額になるに違いない。そもそも人生は、いつどこで芽が出るか分からないものさ。

2025-02-11

「ロウソクの科学」よ、再び!

 東京大学出版会と聞くと、めんどくさい本ばかり出していると思うに違いない。売れる本を作らなければ、商売として成り立たないのは当然だ。そこで売れているだろう「役に立たない科学が役に立つ」を読んでみたが、奥付を見ると4版まで進んでいるから驚く。

 巻末の歴史上の科学者一覧にマイケル・ファラデーくんが掲載されていた。解説には、クリスマス講演で有名となった「ロウソクの科学」についても載っている。これは岩波文庫で何回も読んだ。今では山形浩生くんも翻訳して公開しているし、松岡正剛くんに至っては千夜一夜なるサイトでも紹介するほど。これらは印刷してストックもしているだ。

 検索してみると、ロウソクの科学はマンガ版まである。マンガ版で、ファラデーくんはどのように描かれているのだろう。話のつながりを、絵とセリフで動かさねばならないわけで、そこはマンガ家の技能だからね。こちらの生きざまなんか、マンガにもならん……。

2025-02-10

雪を熱交換して使う実験

 いくら平地の多い地域とはいえ、北国は雪が降る。降るというよりも積もる状況であり、ネット動画では雪下ろしの動画もたくさんUPされているのだ。出張などで冬季に雪国へ出向くことはあるけど、幸いなことに積雪時期には出会わない。想像すらできないのだ。

 一般人なら、この雪を利用すればよいのではないかと思う。先週の新聞に、雪を熱交換して暖房に利用する実証実験の記事が掲載されていた。青森県で行なっているらしいのだが、詳細な概要は忘れてしまったのだ。ここへ書くために記事を探したけど見つからない。趣味として新聞切り抜きをしているのに、まったく役に立たないムダな努力なのだった。

 温暖化で雪が降る地域は少なくなった。とはいえ、雪が積もったままだとさまざまな障害が起きる。歴史上の天才発明家、平賀源内くんだったら、どのような展開方法を考えるのだろう。妄想の世界で遊んでいると、記憶に残った記事すら探しだせないから困る。

2025-02-07

「小さく始めて大きく育てる」ということ

 何かスタートしたなら、最初だけは熱中してしまうが、そのうち飽きてくる。資格試験においても、めんどくさい参考書や問題集を最初にそろえるのが一般人。買ったばかりの教科書は読んでいるうちに眠くなる。「国史」もそうだったので始末に負えぬものだ。

 世の中には、いろいろな格言やことわざがある。忘れていても、時にフッと思い出すものだ。「小さく始めて大きく育てる」。そうなのだ、スタート時には薄っぺらな簡単な教科書を繰り返し読む。あちこち探さねばならないけど、思わぬ時に見つかるものだから、そうしたことは運命といえる。難点は、運命の本はなかなか見つからないものだけどね。

 経済学のペラペラな本を買ったことがある。読んでみると、要点だけをまとめたようなもの。たぶん、知っている人の復習用なのだろう。最初は迷うものだから失敗があっても仕方ない。失敗を乗り越えるのは熱意なのだろうけど、これがまたなかなかに難しい。

2025-02-06

「有言実行」の大統領

 国語のお勉強をしたのなら、チビッコのころに四文字熟語で「不言実行」を習ったことがあるに違いない。この言葉がもてはやされたのは大昔の時代。今ならどの世界でも「有言実行」が当たり前で、特にトランプ米大統領は、その筆頭のように言われている。

 有言実行は、確かに信頼できる人との印象を与える。しかし何でもできるかというと、そうでもない。ウクライナとロシアの停戦交渉では、トランプくんも「やりたいけどうまくできなかった」と語っているそうだ。何でも考えた通りに展開できる人など、いるはずがない。いたにしても時間がかかる。その学問分野として「失敗学」があるくらいだ。

 中国だったかな、「だまされた方が悪いのよ」という言葉がある。習近平くんに対して、トランプくんは「合意したようにしていない」と怒っていた。文化の違いといえばそれまでだが、中国とはそういう国なのだ。こちらだって、出たとこ勝負が普通なのさぁ~。

2025-02-05

リンゴの品種と調理法

 青森県といえば、特産品としてリンゴが有名だ。植栽されてから150年にもなる歴史を持つようで、イベントも開かれている。偉い役員のオッチャンは、「リンゴ王国であり続けるため、新品種の開発に力を入れたい」と語ったそうだ。産地というのも大変だね。

 新品種を生むには年月もかかるし、当然ながら失敗もある。知り合いのリンゴ農家に、調理法を生み出すのも需要を増やす方法ではないかと伝えたことがある。結論からいえば「ふざけるな」と怒られた。農家と料理法は違うというわけだ。需要を増やさねば次なる展開も無くなるのは経済原則だろうに……。だれかが一歩踏み出さねばならんのだ。

 食材の産地でおばちゃんたちが、特産品を使った料理を紹介するテレビ番組があった。産地には、その地域特有の調理法や食べ方があっても不思議ではない。いうのが簡単なのは理解できる。昔から妄想狂といわれてきたけど、人間様の特徴は変わらんもんなのさ。

2025-02-04

参考図書は役に立つ?

 本の巻末には「参考図書」という項目がある。著者が書籍を書く時に、何らかのデータを引き抜いてきたり、ここでも語られていますなどという場合に必要なのだ。掲載されていない本もあるのだが、何もなければ本など書ける場合は少ないと思うのだけどね。

 何とか学会のメンバーをやっていたオッサンのエッセイ本を読んでいたら、参考図書なるページがあった。己の書いた書籍がほとんどだが、その中の一冊を読んでみた。驚くことに、似たような話のオンパレード。参考図書とはいってもベースは似たような内容で、新刊は新たなデータや話が加わっただけ。これも著者や出版社のテクニックなのだな。

 参考図書というページがあったなら、それらにも目を通しておけとジャーナリストの立花隆くんが語っていた。これは著者などのスタイルであって、一般人には向かない。マネをしてみたところで無用な時間と金を使うだけ。まんまと一杯食わされたようなものさ。

2025-02-03

読書記録の読み直しが難点

 朝からニュース解説でチビッコの読書習慣のことが語られていた。本を読まなくなったことなのだけど、読むという行為そのものががパソコンやスマホなどへ移っているのだ。書店もどんどん閉店しているわけで、訴えていることと世間の動向はまったく正反対。

 本の入手先は、ほとんどがAmazonだ。読みっぱなしではなく、読書記録を残しておくことも大切なのだが、ポイントを絞り込むことはもっと面倒。そこで考えた。ノートに書くのではなく、京大式カードや情報カードに書いておけば、記録を残す取捨選択の手間が省ける。昔から読書記録の残し方はいろいろあるのだが、古典的方法にもどったのさ。

 カードに書く方法は面倒がないのでよろしい。難点は、書いておくということではなく、読み返すという行動なのだ。カードばかりがたまってきて、再び読むことはほぼない。考え出した偉い人たちと同じ行動などできやしない。ホンワカ生きているのが一番なのさ。