2025-02-11

「ロウソクの科学」よ、再び!

 東京大学出版会と聞くと、めんどくさい本ばかり出していると思うに違いない。売れる本を作らなければ、商売として成り立たないのは当然だ。そこで売れているだろう「役に立たない科学が役に立つ」を読んでみたが、奥付を見ると4版まで進んでいるから驚く。

 巻末の歴史上の科学者一覧にマイケル・ファラデーくんが掲載されていた。解説には、クリスマス講演で有名となった「ロウソクの科学」についても載っている。これは岩波文庫で何回も読んだ。今では山形浩生くんも翻訳して公開しているし、松岡正剛くんに至っては千夜一夜なるサイトでも紹介するほど。これらは印刷してストックもしているだ。

 検索してみると、ロウソクの科学はマンガ版まである。マンガ版で、ファラデーくんはどのように描かれているのだろう。話のつながりを、絵とセリフで動かさねばならないわけで、そこはマンガ家の技能だからね。こちらの生きざまなんか、マンガにもならん……。

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