ミステリーファンであっても、たまには一般的な小説も読む。評判になっているというより、古本で出ているかも重要な選択肢だ。新聞の読書欄に三浦しをんくんの「舟を編む」が掲載されていたから、古本を買ったみた。それも積ん読で、やっと出番が来る。
国語辞典を作るストーリーなのだ。それも研究者向けであろう、何巻にもわたる大辞典。主人公の名字は「馬締(まじめ)」で、性格も真面目という。驚くのはインスタントラーメンの「ヌッポロ一番」がお気に入りで、毎日これしか食べない。サッポロ一番のパクリではないか。でも、読者にイメージしやすい名称を考え出すのは小説家の腕の見せ所だ。
マンガにも「毎朝新聞」が出ていた。毎日新聞と朝日新聞を合体させたネーミングだけど、読む方もすぐにピンとくる。有名商品名を上手く変更するのも作家のテクニックの一つだが、このテクニックはマネしてみたい。しかしだ、簡単に湧いて来るもんじゃない。
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