編集者か、それとも著述家か。松岡正剛くんは、そんな不思議なオッチャンだ。新聞の書評蘭は一般人読者も読むのだから、ある程度は内容について言及はする。松岡くんの「千夜千冊」なる書評サイトとなると、概要はわずかで、新たに知ったことが中心だ。
千夜千冊では著者の人物紹介、内容紹介でも自分が新たに知ったことがメインとなる。そのおかげで、ネットでは書評でもないとして文句も多いから笑ってしまう。Blogでそんな書き込みを見ると、本を読む習慣がない人だとすぐ判断ができる。新たに知ったことだけを、松岡くんは載せている。読書でも、プロとアマの差はすぐ判別できるのだ。
本を読んだら、ノートの見開き2ページだけに抜き書きを書いておけというサイトを見たことがある。そうなのだ、ポイントを絞るというより、なるほどと思ったことだけを書いておけばいい。松岡くんの千夜千冊も、そんなスタイルを確立していたに違いないね。
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