2025-07-30

ノンフィクションでの数値

 「西南シルクロードは密林に消える」の著者は、大学の探検部にいたそうだ。これが生業となり、いまや探険物語を著すことになる。宣伝文よよると、エンタメ・ノンフィクションというカテゴリーらしい。なるほど、区分けというものは細分化されるものだな。

 ノンフィクションに欠かせないのが、数値による説明。距離にしても長さにしても実数を表示したところで、読者にはピンとこない。面積なら実際の数値のほかに、例えばサッカー場と同じ広さと語った方が親切だ。そこで実用になるのが、各種分野の数値を比較するイラスト付きで掲載しているのが「比較の世界」だ。数値を説明するにもラクチンさ。

 某社で見かけたことがあったから、Amazonで買った。1981年に出版されたものだが、その後は新版も出ていない。今やネットで検索した方が早いのだろう。でも、数値が何と比較できるかの資料はあった方が便利だ。「比較の世界」は文章を書く人のお守りだね。

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