2025-09-30

筆記具に特殊なペンは持てない

 ノートを書くことで有名なレオナルド・ダ・ヴィンチくんは、散歩する時でもメモ帳を持っていたという。「メモ帳を持て」とエライ人は言うが、筆記具について語る者は少ない。現在ならボールペンやシャープペンだろうか。ペンについても語れと言いたい。

 ダ・ヴィンチくんは、どんなペンを持ち歩いていたのだろう。検索してみたら、答えはすぐ見つかった。「銀筆」というらしい。今でも売っているというが、美術品だろうか。注文する必要があり手間もかかる。書いたものは、くすんだ茶色のような色合いだから、他人に見せれば驚かせることも可能だ。ただし、ちょっとばかり高いのが難点だな。

 野帳で「SKETCH BOOK」、コンビニで売っているA7サイズぐらいのメモ帳を持ち歩いている。ペンなら「PRESS MAN」だ。すぐに買えるようなものばかり。筆記具として「銀筆」を持つのなら、他人を驚かせる効果はある。でもね、筆記具は見せ物じゃない。

2025-09-29

計画立案時期はいつ?

 ラジオでは3月と9月に特別番組が放送される。4月と9月は新番組がスタートする「改編期」にあたるから、その前月に登場するわけだ。先日もニッポン放送で矢沢永吉くんの2時間特別番組があったので、雑誌を読んでいても耳だけはラジオに向けられていたのさ。

 改編期の前には、2時間ぶっ通しの特別番組が放送される場合が多い。特別番組の計画は、いつごろから話し合われているのだろう。先日もロックミュージシャンが「クリスマスコンサート」のチケット販売を語っていたので、計画はもっと前に練り込まれているわけだ。正月のおせち料理に至っては、予約受付中などと聞こえてくることも多いからね。

 聞いた話だが、クリスマスケーキは4月に製造を始めているらしい。となれば、販売計画の策定はもっと前になる。夏休みのイベントなら、3ヵ月前には印刷をスタートさせるだろう。こちら場合は「今すぐ!」などという注文でも対応できる、超ヒマ人なのさ。

2025-09-26

秋にも「蚊」が飛ぶ

 夏が過ぎたと思っても、「蚊」は飛ぶそうだ。「蚊」には気をつけるよう新聞に載っていたので、ビックリ。昼間は「蚊取り線香」、夜から明け方にかけては「アースノーマット」で対策をしている。もはや夏だけの問題ではなくなりつつある。困ったものだね。

 9月いっぱいまでは蚊の対策が必要だと思っていた。温暖化の影響かと思っていたら、秋でも対策が必要という。意外としぶとい。街中では必要だといっても、高山地帯なら問題はないだろう。蚊の立場に立てば、秋は子孫を残すためにエサとなる血液が必要となるらしい。春から秋まで蚊が飛ぶのなら、冬だけが心配の必要がなくなる季節になるぞ。

 地域によっては11月ごろまで対策が必要らしい。北海道は必要ないだろうが、九州・沖縄あたりでは確かに対策が不可欠だろう。秋になっても「蚊取り線香」や「アースノーマット」が必要とはガッカリだ。薬局では1年中、蚊対策用品が売っているはずだわなぁ~。

2025-09-25

シャープペン本体の色で注目されるかな?

 学生なら覚えておきたいことをノートに書く。大人なら忘れてならないことをノートに書く。ノートもたまってくるから、何とかせねばならない。「アイデアマラソン」と「超メモ術」のノートを書いているが、読むのも必要だと寺田寅彦くんは語っていたはずさ。

 ノートは書いてこそ価値が出てくる。小学生はともかく、一般的にはシャープペンやボールペンで書く。シャープペンは種類も多く、こちらは0.9ミリの芯を使う「PRESSE MAN」を4本も持っている。本体の色は黒と白。他にも赤、黄、青があるようだが、いまはメーカーも製造していないのかな。色違いを持てば、周囲から注目されるに違いない。

 アメリカの動画で、授業中にタイプライターでノートを打っている大学生がいた。タイプの音もパンパンするが、次の行に移るときには「チーン」と響く。パソコン時代だからこそ、注目度は抜群。こちらも赤、黄、青のシャープペンで、周囲のドギモを抜こう。

2025-09-24

複数の「スピログラフ」を使え!

 3~4種類の「スピログラフ」を組み合わせて図形を描く。スピログラフを知らなければ、検索してみたまえ。外側あるいは内側を何個かで組み合わせ、動かぬように粘土のようなもので固定する。小さな定規でクルクルと描きはじめると、予想外の図形が出来上がる。

 チビッコの時に使った記憶はある。いまは、もうない。この図形作成の定規が、「スピログラフ」という名称であることを初めて知ったのだ。大人になったのだから、何種類かを「大人買い」しなければならぬ。こうして描くならば、シロウトでもデザイナーなみの図形を描ける。まさに組み合わせの妙とは、このこと。ただし、センスは必要だけどね。

 発想法の中に「オズボーンのチェックリスト」というものがある。その中の「結合」の方法だ。オモチャのような「スピログラフ」でも、外側の定規をいくつか「結合」させればよいのだ。落書きという気分転換があるけど、これを使えば複雑な形も作れるのだ。

2025-09-22

2026年「『超』整理手帳」が届く

 2026年の「『超』整理手帳」が届いた。毎年8月ごろに予約をしているので、本当に届くのか、忘れ去れているのではないかと不安になる。25年の年末と27年の年初に1~2週間ほどの日付もあるけど、これは印刷上の問題だからユーザーが関知するところではない。

 手帳も、パソコン派と紙派に分かれる。パソコン派の方が有利かと思えばそうでもなく、紙派と大きく2分されているようだ。ニュースを見ていると、ビジネス派だけでなく趣味の世界に特化した手帳も存在しているけど、やはり手帳は一つに絞るべきだ。また絞ったところで月別のページまであると、自分のスケジュール管理ができなくなってしまう。

 書店だと、10月に入ると翌年の手帳コーナーができる。書店には9月中に届いているはずなのに、販売計画上から店頭には並ばない。紙派だってネットで申し込んでおけば、9月末には手に入れることができる。でも、単なる自己満足としか言えぬから困るのだ。

2025-09-19

ポップコーンか、インスタントラーメンか

 大学を卒業したら「ポップコーンのように散らばっていく」。米国の大学教授が語っていた言葉を思い出した。文章の書き方の中に「たとえ話の作り方」なる項目があり、「一度使ったらもう使えない」「自分の頭で考えろ」と載っている。むずかしいもんだな。

 オリジナルなたとえ話を自分の文章内で書き出すには、熟考を重ねなければならない。作家ですら何回も推敲をする。童話作家の宮沢賢治くんにいたっては出版されてからも手を入れ、全集には何校もの文章が載っているから驚きだ。いま売っている文庫本は何校目なのだろう。読者だって気になるぞ。昔の作家だから、たぶん最終稿であるに違いない。

 ゲーテくんは出版されたら完結と語っていた。原稿作成時には推敲を重ねるが、出版されたらおしまいなのだ。評論家が、あれこれ言うだけ。歴史に名を残すような人たちは偉いもんだ。こちらのBlogはポップコーンというより、インスタントラーメンだねぇ~。

2025-09-18

大日本帝国の意味

 第二次大戦当時、日本海軍のパイロットが米国本土を爆撃したという。はるか昔のことだが、その手記が本になっている。買ってみたが、いつものように「積ん読」さ。寝る前のにパラパラとめくってみると、そこには「大日本帝国」と大昔の国名表記がある。

 そもそも「大日本帝国」とは何を意味したのだろう。まず「帝国」とは何を意味したのか。調べたら「皇帝の支配・統治する国家」だとさ。天皇は皇帝だったのかと驚いたが、海外から見れば大同小異だな。では「大日本」とは何を意味するのだ。「日本国の美称」という。社名にも使われて場合が多いのは、そういうことだったのかと妙に納得する。

 込み入ったことでもない限り、今はAIが即座に答える。物知りは賢者といわれたけど、AIは現代の賢者だな。マンガの「ドラえもん」の現実版ともいえる。大日本帝国の意味を詳しく知りたければ、図書館にでも行けばよろしい。こちらは一言で語れれば十分さ。

2025-09-17

何年にわたって考え続ける?

 映画の予告編では「構想○年」といった文字が躍る。いったい何年考えていたのだろう。ホームズを生み出したコナン・ドイルくん、南総里見八犬伝を書いた曲亭馬琴くんも、読者を何年も待たせ続けている。作家の「生みの苦しみ」といえば、確かにそうなのだな。

 チビッコの大学入学前、外山滋比古くんの「思考の整理学」が課題図書になっていた。こちらも改めて読み直してみると、20年もの間考え続けている人もいるという。レオナルド・ダ・ヴィンチくんは「モナリザ」は生涯をささげたのだ。共通していることは、賢者らは、考えるため間を置いておく。それどころか、未完成のまま世を去った者もいる。

 芸術家の岡本太郎くんは、青と赤の2色だけで印刷した本を出版したことがあるらしい。秘書の岡本敏子くんは校正で、「目がチカチカする」と語っていたと記憶している。完成品は見たことがないけどね。こちらにも構想○年のものはあるのだが、記憶の彼方さ。

2025-09-16

ストーリ展開のヒント

 「八犬伝ではないか」。先週末、ラジオの特別番組として映画「鬼滅の刃」の宣伝番組を聞いていて、ストーリー展開が「南総里見八犬伝」に似ていると思ったのだ。検索すると、確かに八犬伝にヒントを得ているらしい。ヒット作の裏には過去の物語が存在する。

 ストーリーが似ていると思ったのは、妄想ではなかったのだ。八犬伝は、こちらも解説本と本編を読んでいる。解説本はまだしも、本編は上下2巻もあり下巻の3分の1ほどまで読んであきた。展開方法が、あまりにもノンビリしている。作者も展開に苦労したらしく、読者も文句をいわずに新作を待つ。今も昔もヒット作を生みだすには時間がかかるのだ。

 ホームズ物語を生みだしたコナン・ドイルくん。「バスカヴィル家の犬」では伝説もヒントになっている。八犬伝では何がヒントになったのだろう。探し出すのは、もはや文学研究者の仕事だ。発表したら、ネットでもこれまた評判となるのは間違いないだろうな。

2025-09-12

高級梅干しはワンパックに5個

 普及品の食材を食べているなら、高級品である食材も食してみたい。そんな高級食材とは「梅干し」だ。いつもなら300円ほどの一般品だが、今回は500円もの品物。近所のスーパーだから、売っている食品も日常品クラスといえる。それなのに入っていたのは5個。

 いつもの梅干しは20数個ほども入って300円。500円の方は5個だけなのだ。開けて、もうビックリ。梅干しの栄養効果については見聞きし、高級品なら入っている個数も価格も大違いなのは経験もあるので知っている。透明パックなのに、名称や栄養価などを記載したシールがベタベタと貼ってあるから、中味が見えぬ。隙間から確認できる程度だ。

 高級品というのは包装品にもこだわる。小さな品物でも外箱や包み紙、はては取り扱い説明書までもグレードが高い。ブランド品を扱う専門ショップならともかく、近所のスーパーなのだ。高級梅干しは一粒が大きいが、製造工程にもこだわりがあるのだろうか?

2025-09-11

古典にも「超訳」が必要だ

 明治時代の賢者といえば「南方熊楠」くんだろう。このところ見聞きする本や文書に熊楠くんの名前が出てくるので、著作権の切れた著作を紹介している青空文庫をのぞいてみた。何が有名なのかも分からない。リストの順に読んでいけば間違いはないだろう。

 古いものだと文書が読めない。旧漢字や古い言いまわしが主流だから、現代語訳とはいっても2~3ページ読むだけでもひと苦労。いくつかは旧字旧書体と表示されているので、これらは流し読みどころか〝目を通した〟程度だ。この時代でも流行作家なら読ませるようにしたのだろうが、熊楠くんは研究者であるから配慮は一切ないので面倒なのだ。

 明治大学の教授である齋藤孝くんは「古典を読め」といっていた。今でも売っている古典は、現代人でも読めるように工夫されている。一時期、現在のスタイルに見合った超訳が流行った。熊楠くんの本にも超訳が出てこないかな。でも、売れないだろうなぁ~。

2025-09-10

腹筋を6パックに割りたい

 ボディービルダーなどは腹筋が6パックに割れている。こちらも腹筋を6パックに割りたいけど、どうすれば到達できるのか。毎日、腹筋だけしていれば良いのかといえば、そうでもないらしい。トレーニング本によれば全身を鍛えて、最後が腹筋ということになる。

 簡単に筋力トレーニングができる機器として「ブルワーカー」がある。むかしから持っていて、今は3代目。基本的なトレーニング手法として6種、全身では27種。サブトレーニングも含めたら42種もある。やろうと思えばできるが、むずかしいのは続けること。千日行に計画のヒントを得ても800日ほどで挫折、2回目は約600日で気力が萎えたのだった。

 トレーニングスタイルを考えた。すべてをやろうとするからダメなのだ。基本の6種を千日間続ければ基礎体力も出来上がり、やっとトレーニングの入り口に到達する。現在290日目を通過中。千日に到達するには、まだ2年ほどある。そこから6パックへの挑戦さ。

2025-09-09

瓦版を調べていて思う

 むかしの新聞といえば「瓦版(かわら版)」。江戸時代に全盛期を迎えたようだが、1600年代には登場していたというから驚きだ。初期のころには木版で製作していたのだろうから、話題も一つだったに違いない。1枚1テーマでなければ売れなかったことだろう。

 瓦版は、主筆が一人なら話題も一つ。現代のBlogみたいなもんだ。Blog記事にたくさん話題を詰め込んだところで、散発的ですべてを読む人も限定的だ。テーマを一つに絞って広く売りさばく。Blogもテーマを一つに絞り、展開先もMixiやFacebook、Blogなどと同じものを掲載した方が効果的ではないか。政治家個人のネット発言の展開方法みたいだな。

 今は町内会報や学級新聞でも「○○瓦版」とタイトルを付けているケースがある。読む人が少ないのは、あれこれ話題を詰め込み過ぎだろう。ブロガーであるのなら、1回の配信に話題はひとつ。あれこれ詰め込んだら散発的になる。瓦版を調べていて思ったのさ。

2025-09-08

「モンスターウルフ」が導入されている

 2~3年前と思うが、オオカミのロボット「モンスターウルフ」を新聞で読んだことがある。前後左右に動くだけでなく、目が光りうなり声、銃声の音も出るのだ。ロボットとはいえ、天敵が来たともなれば畑の作物を食い荒らすサルやクマ、イノシシは逃げていく。

 もたもや記事が載っていたのだ。害獣の被害に苦しむ農家で効果を上げているという。40台以上も導入されているようだけど、価格はどのくらいかな? 以前も価格は掲載されていなかったけど、あまりにも高額だったら単なる試作品にとどまる。自治体や農業法人が導入しているというので、高額なのだろう。何台もあれば害獣だって慣れるだろう。

 知り合いにサクランボ農家がいる。鳥に食い荒らされるので、畑はネットで囲まれているわけだ。作物を育てる作業よりも、畑を守る作業の方に農家は労力を割かなくてはならない。鳥が相手では、モンスターウルフとて効果を発揮することはできないのだろうね。


 

2025-09-05

リスナーの年齢層は高め

 ミステリーを読みながら、夜はラジオを聞く。FM放送を流していたのだが、22時台はリスナーの年齢層を高校生に絞った番組だから、どうにもマッチしない。AM放送に切り替える。オールナイトニッポンの前振り番組で、1980~90年代の曲も聞けるからうれしい。

 リスナーの年齢層もちょっと高め。だからといってNHKのような年寄り相手の番組ではないので、若きころの曲がかかる。カセットテープで聴かせるコーナーもあるのだが、ラジオ局が聴かせるのだから音質は悪くない。ガチャガチャとデッキに入れる音も入るけど、本当にカセットなのだろうか。効果音ではないかと考えたりする。そんなもんなのさ。

 NHKラジオで浪曲の放送もある。演者は少なくなったとはいえ、若手が中心に出演しているのでイメージも変わる。AFNもいいけど、BGMというより英語のお勉強だな。ラジオ番組もリスナー年齢層にマッチする必要がある。ピタリと合うと、なかなかによろしい。

2025-09-04

ハイボールの名称登場時期は不明……

 ワトソンくんが尋ねてくると、ホームズくんはウイスキーソーダを作って出す。聖典に書いてあるのだから、ウイスキーソーダは一般的なものだったのだろう。現代では炭酸水もスーパーに売っているから、飲みたいときにすぐ作れる。特別な飲み物ではない。

 ウイスキーソーダは、いつごろから「ハイボール」と言われるようになったのだろう。疑問が浮かんだら、現在の一般人はWikipediaで調べてみればよい。19世紀には一般的になっていたようだが、ハイボールの名称が出てきたのは分からぬそうだ。日本では昭和初期にハイボールを飲ませる店があったというから、もはや歴史研究者の出番なのだ。

 ハイボールのことを書いていたら、まだ9時半だというのに飲みたくなってきた。昼休みに炭酸水を買って冷やしておこう。10年ほど前、小さな飲み屋でハイボールばかり飲んでいる知り合いがいた。盛り上がっていたら、店の人が「もう炭酸水はない」だってさ。

2025-09-03

「教育ママ」はなぜ生まれる?

 時代とともに新しい流行語が生まれ、あっという間に消えてゆく。消えた言葉は「死語」ともいわれ、ネットでもネタになるほどだ。丸文字にいたっては、何とパソコン用フォントまで現れたけど、使っている文書をみたこともない。住んでいる世界が違うのか。

 一時期はやった言葉に「教育ママ」というワードがある。子どもの教育に異常な情熱を上げる母親を指すようで、現在ではあまり聞かない。教育ママを相手にしたパンフレットを作成したことがあり、こちらの担当は文章を作ることだ。結局はボツになったのだが、教育ママ相手の商売方法はいろいろあり、解説本の1~2冊も探せばあるに違いない。

 教育ママに共通して言えることは「低学歴」の人が多いということだ。解説には「中卒、高卒の人たち」とある。なるほどと思い当たる節がないでもないが、そう簡単には語れまい。チビッコの小学校卒業式の時、そんな母親を見かけてビックリしたこともあるのさ。

2025-09-02

助走の時間の必要性

 人様から「あれをやれ」と言われたところで、すぐに取り掛かれるわけではない。スポーツだって準備運動があり、メインの練習を行ったあとには整理運動がある。工作機械だって何らかの動作確認が必要となるし、終了したならメンテナンスだって需要なのだ。

 お仕事だって同じだ。パソコンを立ち上げたり、ノートを開いたにしても、すぐにできるわけでもない。一時期、外出する前には映画「荒野の七人」のテーマソングを聞いて気分を盛り上げていた。また、デザイナーはノートに「らくがき」をしながら考えをまとめるという。方法は人それぞれなのだから、自分のスタイルを確立しなければならない。

 コーヒーブレイクなる時間がある。一般的には午前10時と午後3時だ。人間の集中時間は2時間前後ぐらいらしいので、こんなスタイルが生まれたのだろう。準備となる助走時間の必要性は誰もが語るが、1日の整理運動はウイスキーを飲むことなのだろうかね。

2025-09-01

空想家系図を作る

 「徳川家康の子孫」などと語ろうものなら、こいつはバカかと思われるのに違いない。欧米や中東などの諸国でも「○○王朝の子孫」と触れまわるなら、たちまち精神病院に連れて行かれるだろう。先祖自慢をするヤツをやゆすることわざだってあるくらいだ。

 売れない小説家のような人が、「空想家系図」を作ればよいと語っていた。なるほど、これはおもしろい。好きな小説の主人公に連なる傍系と言ったところで、古い家系図があれば信用する人もいるに違いない。寺社には過去帳があるから、「調べてごらん」と言ったところで実際に行動に移す人などゼロだろう。そもそも耳を貸す人もゼロに違いない。

 世界に目を向ければ、過去の遺跡は海の底にある。2011年には日本でも東日本大震災があり、石に名を刻んだところで海の底だ。空想家系図も一案だが、パソコンで作っては意味がない。変色した紙の巻物に、なによりも墨文字で書かれている必要があるだろう。