2025-09-19

ポップコーンか、インスタントラーメンか

 大学を卒業したら「ポップコーンのように散らばっていく」。米国の大学教授が語っていた言葉を思い出した。文章の書き方の中に「たとえ話の作り方」なる項目があり、「一度使ったらもう使えない」「自分の頭で考えろ」と載っている。むずかしいもんだな。

 オリジナルなたとえ話を自分の文章内で書き出すには、熟考を重ねなければならない。作家ですら何回も推敲をする。童話作家の宮沢賢治くんにいたっては出版されてからも手を入れ、全集には何校もの文章が載っているから驚きだ。いま売っている文庫本は何校目なのだろう。読者だって気になるぞ。昔の作家だから、たぶん最終稿であるに違いない。

 ゲーテくんは出版されたら完結と語っていた。原稿作成時には推敲を重ねるが、出版されたらおしまいなのだ。評論家が、あれこれ言うだけ。歴史に名を残すような人たちは偉いもんだ。こちらのBlogはポップコーンというより、インスタントラーメンだねぇ~。

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