2025-09-11

古典にも「超訳」が必要だ

 明治時代の賢者といえば「南方熊楠」くんだろう。このところ見聞きする本や文書に熊楠くんの名前が出てくるので、著作権の切れた著作を紹介している青空文庫をのぞいてみた。何が有名なのかも分からない。リストの順に読んでいけば間違いはないだろう。

 古いものだと文書が読めない。旧漢字や古い言いまわしが主流だから、現代語訳とはいっても2~3ページ読むだけでもひと苦労。いくつかは旧字旧書体と表示されているので、これらは流し読みどころか〝目を通した〟程度だ。この時代でも流行作家なら読ませるようにしたのだろうが、熊楠くんは研究者であるから配慮は一切ないので面倒なのだ。

 明治大学の教授である齋藤孝くんは「古典を読め」といっていた。今でも売っている古典は、現代人でも読めるように工夫されている。一時期、現在のスタイルに見合った超訳が流行った。熊楠くんの本にも超訳が出てこないかな。でも、売れないだろうなぁ~。

0 件のコメント:

コメントを投稿