2022-05-20

「てるてる坊主」は、なぜ天気にさせる?

 チビッコのころの思い出を著した寺田寅彦くんのエッセーを読んでいて、オレ様は考え込むことになる。そろそろ梅雨の季節でもあり、こうなるとチビッコどもに出てくるのが「てるてる坊主」だ。では、なぜ「てるてる坊主」に明日の晴天の願いをかけるのだ?

 こういうときはWikipediaくんに登場してもらうしかない。どうやら江戸時代にはあったようで、そのころは折り紙で作っていたという。また晴天になったのなら、瞳を書き入れ神酒も添えて、川に流すまでが一連の行動のようだ。願いが実現したのだから、お礼参りだって当然となる。こうしてみると、江戸文化はさまざまな生活習慣のルーツだな。

 ちなみに「てるてる坊主」という題名の童謡は、なんと1921(大正10)年に発表されたらしい。寺田寅彦くんのエッセーに「てるてる坊主」は登場するけど、童謡が出てこなのは、こんな事情だったか。Wikipediaくんは、なんでも回答してくれるものだのぉ~。

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