2022-05-04

帰還した戦闘機の話

 Newtonといっても科学者のニュートンくんではなく、科学雑誌のことである。ときどき本文よりも小さな囲み記事に、なぁ~るほどとフンフンしてしまう。それは第二次大戦中、アメリカ軍の戦闘機が銃撃を受けて帰還したあとの、さまざまな対策の話なのだった。

 戦闘からもどった軍用機は、確かに多くの銃撃を浴びている。しかし、なんとか基地まで帰還したのだ。もどってこれないのは、被弾して墜落したわけで、その他の部分の装甲を強化したんだってさ。なんとも、妙に納得してしまうような話ではないか。

 これを読んで、車好きな人の話を思い出した。あるメーカーの車は衝突事故にあった場合、衝撃で車が壊れるようにしてドライバーを守るらしい。ところが別のメーカーは、車のボディーそのものを強化してドライバーを守っているのだと。単なるうわさだろう。

 軍用機なんかは、パイロットの育成に膨大な金と時間がかかるのだ。納得する理屈よ。

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