ファンタジー・ミステリーを読んでいる。いつも面倒な絵本(我が家の専門用語で書籍一般のこと)ばかりでは、ちょっとつまらないからね。いかにもファンタジーらしく、この本のタイトルにはコーヒーを「珈琲」と表記してあるからいかにも楽しそうではないか。
舞台となるのは、主人公のお店である珈琲専門店。さっそく物語の最初のつかみでは、他のお店へ行っても、なんとウィンナー・コーヒーが登場するわけ。さらには、魔法使いや天使を自称する連中が登場するし、こうなるといかにもファンタジーなのだ。そもそも舞台となる珈琲専門店も、店は狭いのに奥の自宅たるスペースはなぜか広いエリアなのだ。
現実の世界でも街のコーヒー専門店では、看板にコーヒーとは表記せず〝珈琲〟となっている場合が多い。物語にコーヒーはよく登場するが、うんちくを語らずとも珈琲あるいはcoffeeと表示するだけで、我々をファンタジーの世界へ連れていってくれるからね。
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