2023-05-23

「気候」という熟語の組み立て

 天文学のメルマガを読んでいると、ときに面白い話題が出てくる。先日も松尾芭蕉が 「おくの細道に旅立った」のはいつか、なんてことが記述されていた。天文学がテーマであるから、問いの課題は旧暦(太陰暦)と新暦(太陽暦)の違いであることはもちろんだ。

 暦が話題になると、次に出てくるテーマは二十四節気に関することだ。天気予報でもたびたび語られるが、その二十四節気をさらに細分化したものが「七十二候」だと。さらには二十四節気の「気」と七十二候の「候」を合体させると、あわせて「気候」になる……。天文学から気象に関する話題になったと思ったら、さらに熟語の組み立て方まで出てくる。

 言葉というものは、さまざまな分野に関連しているものだな。ちなみに芭蕉くんが旅立ったのは旧暦の「元禄2年3月27日」で、新暦にすれば「西暦1689年05月16日」。なにやら雑学の知識だけが増えてくるぞ。確かに知識を増やせば〝おりこうさん〟にはなれるがね。

0 件のコメント:

コメントを投稿