観光地には、むかしから評判となっている縁起物がある。旅行へ行けば買ったりするし、特定の日だけにしか売っていないものだってあるのだ。それで何か特別なことが起きるのかといえば、そんなことはない。オレ様の家でも、リビングに〝ダルマ〟があるし。
こうした縁起物の耐用年数はどのくらいだろう。毎年買い替える物としても、ボンヤリしている連中は多いのだから、耐用年数だって最低でも5~6年は必要だ。そんなことを考えていると、縁起物とは人々に行動を促すものではないだろうか。例えばクリスマスともなればケーキが必要になるわけで、これだって大きなカテゴリーで考えれば縁起物だろう。
歴史を振り返ってみれば、名を残すような人たちの多くは、あまり縁起物に左右されていない。逆に考えれば、行動がブレない人物の多くは、賢者となる条件の一つをクリアできていることになる。縁起物を持たぬということは、賢くなれる条件なのだろうかね。
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