2023-12-20

起承転結の「転」

 文章を書くには、一般的に「起承転結」の構成で書くようにといわれてきたはずだ。最近ではChatGPTが出てきて、その能力もどんどん向上しているらしい。そのChatGPTで書かれた文章をみていると、確かに素晴らしいようだが、起承転結でいう「転」がない。

 短文、長文に限らず文章の構成方法は、昔から世界各国でいわれてきている。「5W1H」という構成手段は欧米世界で生まれたものだろう。日本では「起承転結」が主流とされ、中でも「転」の部分はひねりの効いた話題を入ることになる。確かにChatGPTはすばらしいが、ちょっと話題の視点をずらした部分が入ると、読む方は最後まで離れないのだ。

 考えてみると、「転」の部分は文章を読ませるための方法といえるかな。「5W1H」の世界では何があるのかと考えれば、人間性の「狂」ではないだろうか。狂人の「狂」。そんなことをヒマなときに考えていたのだから、オレ様の人間性もきっと「狂」なのだろう。

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