2023-12-08

住宅は「多灯分散式」が主流

 年寄りの多い田舎を訪れると、リビングルームの中心を占めているのは大きな蛍光灯。外国のリビングルームを見てみると、メインの明かりはあるものの、特定部分だけを照らし、各コーナーごとには専用のスタンドが置かれている。なぜかなと思っていたのだ。

 必要とされる場所に、必要なだけの明かりを灯す方式を「多灯分散式」というらしい。家を新築すると、年寄りはたいてい部屋が暗いと文句をいうようだ。設計者は「忙しい」と述べているけど、2~3ヵ月後に聞くと施主は納得している。我が家のリビングも3灯だし、加えて各コーナーごとに部分的な灯かりとして2灯もそろう。まさに「多灯分散式」。

 昔の住宅は「一室一灯式」が主流だったので、大きな電灯が部屋の中心を占めている。12月はクリスマスシーズンなので、リビングにはさらにツリーの灯かりも輝く。時代とともに「一室一灯式」から「多灯分散式」へと移行するのは、文化の傾向なのだねぇ~。

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