2024-08-27

「暗唱」の練習

 中東に住む人たちは、メモなどを取らなくとも覚えているらしい。何でだろうと思い作家が聞いてみたら、「コーランを暗唱している」からだという。1日に何回も祈りをささげる彼らの生活パターンが、知らず知らずのうちに暗記力向上に役立っているのだな。

 修験道でとそう行に参加すと、山の何ヵ所かの要所で約5分ほどの経文を唱える。これならできると考えたのだが、1年ほど唱えていれば覚えてしまう。本業なら経文もたくさんあるのだろうけど、ただの参加者なら、そこまで求められない。一方、キリスト教だと聖句の暗記が必須という。要するに、本業とするなら暗記のための暗唱は必須なのだ。

 何を主体に暗記の練習をしようか。そんなことを考えているうちに、あっという間に忘れてしまうのが一般人だろう。そして何年も過ぎると、暗唱の必要性を述べる本などに出会う。人様が簡単にマネのできないことを書かないければ、本も売れないのだね。

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