2025-05-30

ディナーのテーブルとエアコン

 古い映画も時には見る。よく見かけるのが、家族や仲間たちとのディナーシーンだ。少人数であればテーブルの上には、3本立てのキャンドルスタンドが載っており、ロウソクの炎がムードを盛り上げる。そのシーンだけが盛り上がるように、照明だって薄暗い。

 こちらもマネをしてみたい。3本立てキャンドルスタンドは持っていないので、小皿の上にロウソクを1本だけ立てて、電気は消す。さぞかし雰囲気は盛り上がるだろうと思っていたら、ロウソクの片側だけが異常に減っていく。溶けたロウも片方だけに固まる。原因はエアコンの風だ。エアコンは、暑くも寒くもない時期にしか運転を止めないからね。

 映画のようなシーンなど望む方が間違っている。スタジオ内だろうから空調は効いているはず。それなのに、なぜロウソクの炎が揺るがないのか。炎部分だけCGではないかと詮索してしまう。エアコンで空調コントロールされている時代に、キャンドルは似合わない。

2025-05-29

食材としてのバナナ

 毎朝の食事で、現在でも必ず付け加えているものがある。それは何かといえばバナナ1本。トライアスロンやマラソン大会に参加すると、宿泊先では大会当日の朝食にバナナが添えられていることが多い。バナナはバランスよく栄養素が含まれている食材だからだ。

 バナナを食べたからといって、驚くほどの記録が残せたかといえば、そうでもない。日常的にスポーツを行なっている人なら、まともな食事はしているはずだ。何らの事情で食事ができなかったとしても、誰でもたまには出会うイレギュラーな日といえるだろう。そんなとき1本のバナナさえ食べていれば、問題なく乗り切ることができる。たぶん……。

 日持ちがしないことはバナナの難点だ。トライアスロン大会で役員をしていたので、提供品にはバナナもある。大量に余ったから、役得で一箱をもらったことがある。しかしだ、そんなに食べられるもんじゃない。結局のところ、捨てるしかないのもバナナだった。

2025-05-28

「ネタ」の見つけ方

 本屋に行けば、文章の書き方といった本をたくさん見かける。作文の範囲を広く捉えるなら、メールだって該当するだろう。迷惑メールを作成したところで、そこでもやはり明確な文章は大切だ。特に迷惑メールだと、何を書いているのか不明なケースが多い。

 なぜポイントを外しまくった文章が増えているのだろうか。疑問の一つだ。古本屋で買った「カンカラ作文術」に、その回答が書いてあった。「三かく運動」という。「汗かく、恥かく、手紙をかく」の三つだ。汗をかきながら動き回らなければおもしろいネタは見つからないし、時によっては失敗して恥もかく。今なら手紙はBlogやメールといえるかな。

 動かなければ、相手を驚かせるようなネタなどゲットできない。買い物へ行けば、買うべき品を忘れることだってある。これらを面白おかしくBlogへ書けば、「いいね」だってもらえるぞ。三島由紀夫くんは、一連の動きを「行動」の一言で表現していたなぁ~。

2025-05-27

古語を使ってみては?

 現代語は読めるけど、200~300年前の文書は読むのにも苦労する。古語ともなれば、言葉の使い方も異なっているので難儀だ。古典の学習時間はあった。お勉強もさせられた。古語辞典も持っているし、2~3年前にも使った記憶はあるけど、いまや探してもない。

 日常的に使う文字として仮名がある。昔は「仮名(かりな)」と読んだのだって。作家が面倒な用語の使い方をすれば、小さく仮名(ルビ)をふってあるが、その仮名。では、正式な文字と何だ。漢字のことで真名(まな)というらしい。平安時代に発生したらしく、1000年以上も前の文字なのだ。漢字をよく知っている人は教養があるともいわれる。

 いまChatGPTの活用で社会が揺れている。現代文なら確かに活用が進んでいるのだろうが、古語だったら読み書きができるのだろうか。問題が出ているのなら、古語を使って文書を書けばいい。読めない人が増えたなら、教養のない人だとバカにすれば解決だね?

2025-05-26

カラス天狗の世界

 チビッコなら、必ず通過するのが童話の世界。なかでも妖精は、第二の主人公ともいえる存在だ。ピーターパンの世界でもティンカーベルがいないならば、世界中で大ヒットしないだろう。妖精の存在こそが、ヒットに導くカギを握っているといえる存在なのだ。

 日本でも有名な妖精や妖怪は数限りなくある。東京・高尾山に鎮座している像なら「カラス天狗」だ。全国の神社仏閣にも像やお面が存在しているわけで、ことさら珍しいわけでもない。どんなものか。ちょいと図を載せておこう。検索で簡単に見つかるけど、フリー画像ともなるとさすがに苦労した。かように趣味の一つとしても存在しているのだ。


 妖怪専門のマンガ家といえば、水木しげるくんが有名だ。実写版を見たら、姿どころか空を飛んだりもするので制作費もかかっているはず。制作費を抑えるためだろうが、なんともチープな映画だ。でも、続編もあったし、こちらもレンタルビデオで見たけどね。


2025-05-23

「リビエラ」とは何のこと?

 土曜の夜間に「桑田佳祐のやさしい夜遊び」なるラジオ番組がある。熱心に聞き込んでいるわけではなく、パソコンでニュースを読んだりメールを打ったりと、カチャカチャいじくりながらだ。でも、気になるセリフというのは、案外と記憶に残るものなのだった。

 なつかしの歌謡曲も時にかかる。森進一くんの曲で、「冬のリビエラ~」と聞こえてきた。「リビエラって何だ?」と思う。疑問は残しておくのではなく、ヒマなときならすぐ検索しなければならない。「リビエラ」ではなく、正しくは「リヴィエラ」で、イタリアの海岸のようだ。知ったからといって自慢できるものでもなく、単なる自己満足だけ。

「残り物には福がある」ということわざがある。歌詞の謎を解けば確かに福ではあるが、だからといって得があるわけでもない。一つおりこうさんになっただけ。茶飲み話のネタぐらいにはなる。そのチャンスはいつ訪れるのか。そんなの分からんから雑学なのさ。

2025-05-22

昔は「狐の妖精」「魔王」「天魔」、今は「オカルト」

 UFOや幽霊妖怪などのオカルト研究グループに入っていた。名を知られた有名人にもオカルト趣味の人はいるので、会うことも難しい研究者やマンガ家などにも共通の趣味さえあれば気軽に会ってくれるのだ。今だって、専門雑誌を定期購読しているほどなのさ。

 驚くことに、室町時代の殿様にもオカルト趣味どころか実践家といわれる人がいた。名は「細川政元」。あだ名も「狐の妖精」「魔王」「天魔」などいろいろ。スタイルや行動にも現れる。父親や臣下からもさんざんな言われようだ。でも、そこは殿様だ。ぶれることなく、己のスタイルを貫く。今やオカルト武将という本まで出版されているほどだ。

 他人とは違った行動をする。現代なら評価する声はあるものの、ヘンチクリンな人とされるかな。どの分野に力を入れているかは、同好の人の多さで判断できる。こちらも超能力的ツールを使って、海外なら大戦中の遺跡発掘、国内ならマツタケ探しもしたのだ。

2025-05-21

ダ・ヴィンチの「私は続けるだろう」

 誰もが知っている「継続は力なり」。戦前の仏教学者、住岡夜晃くんが語った言葉だ。偉い人の名言はくさるほどある。むかしヒットしたテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」でも、必ず出たと記憶している。いまや、教養の一つとなっているわけだな。

 調べたことを、ノートに克明に記録していたレオナルド・ダ・ヴィンチくん。研究や行動の中で、日記に「私は続けるだろう」と書いていた。住岡くんが語った何百年も前に、似たことをダ・ヴィンチくんが書いている。表現方法が違うだけではないか。古代ギリシャやローマの賢者の言葉でも、現代風に変化しているセリフがあるかもしれんのだ。

 実行している「アイデアマラソン」も、ダ・ヴィンチ・ノートの現代版みたいなものかな。同じ手法でも、時代とともに形を変えて生き残っている。古典を読めと言われているけど、解説本だっていいではないか。時代を超えた共通項を見つけたのだからね。

2025-05-20

同じ練習ばかりでは「あきる」けど……

 スポーツでよく言われるように、毎日の基本練習は大切だ。野球での素振りなど、例を挙げればキリがない。ただし、基本練習の繰り返しは、とてもあきる。続けて実行した者だけがトップに立てるのは事実。わかってはいるけれど、できないのもこれまた事実だ。

 いま実行しているウエイトトレーニングも、続けて実行した者だけが見える世界がある。これがなかなかできない。ヒントは遠泳の練習方法にあった。最初にスローで25m、次にハードに25m泳ぎ、これを50、75、100、125、150、175、200mとそれぞれの単位でビルドアップ。そこから200、175、150、125、100、75、50、25mとビルドダウンしていく。

 これを行うと、あきずに距離を延ばすことができる。一度だけ水泳でエリート部門へ入るための記録を突破した。最初は時計が壊れたかな思ったが、ちゃんと動いていてビックリ。もう一度はなかったが、繰り返しの練習は一度だけであっても夢を見られるものさ。

2025-05-19

コップ1杯の水

 世の中には、たくさんの健康ドリンクがある。いちいち飲んでいたら、金がいくらあっても足りん。何日もかけて山を歩く人たちは、やはり水が一番だろう。ときには水場を捜す必要だって出てくる。マラソンだって、走っている間は、ともかく水がメインとなる。

 寝る前に、コップ1杯の水を飲め。そういったのはボーイスカウトの創始者、ベーデン・パウエル卿。ところが、最近は「朝、起きたらコップ1杯の水」などというセリフを聞く。日常生活においても水は必要だとしても、寝る前がいいのか、朝起きたときが良いのか。いちいち考えておれるか。以前からのように、夜寝る前に実行すればよいのだ。

 このごろ試しているのは「ミロ」。「強い子にミロ」などとCMが流れていたとおり、スポーツに必要な栄養素がまんべんなくそろっているらしい。コロナ禍のときには重点的に飲んでいた。でも、ベーシックな方法としてなら、昔ながらに寝る前のコップ1杯の水だ。

2025-05-16

「タンクトップ」と「ランニングシャツ」との違い

 初めてランニング大会に出場するとき、スポーツショップでランニングシャツ選びにはかなり悩んだ。理由は、頭がクラクラするほどの種類があったから。メーカーのロゴだって目立つように、さりげなく付いている。有名メーカーなら、デザインと色が決め手だ。

 キャピキャピした芸能人の女性グループが、ラジオ番組で「タンクトップがね……」などと語っていた。ファッションにあまり興味はないけど、タンクトップとランニングシャツとは、何がどう違うのだろう。疑問が湧いてくるではないか。さっそく検索してみると、同じような疑問を持つ人はたくさんいるようだ。肩回りのスタイルだけが違うのかな。

 結論から言えば、単に形状の違いだけ。目を引いたのは、同じランニングシャツでも、むかしと今では形が大きく異なる。特に肩と首周りの違いは、並べてある画像を見ればシロウトでも判別できるほど。スポーツ用品は、デザインも重要なポイントなのだった。

2025-05-15

雪国で大雪を見る

 小説の出だしというのは、どうしてカッコいいのだろう。構成法の本を読んでいたら、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という川端康成くんの文例が出てきた。書籍が違ったとしても出てくるのは、評価があまりにも高いからではないかと思う。

「うわ~」という歓声が上越新幹線の車内から湧きあがったことを思い出した。年末年始に所要があって新潟へ向かったのだが、車内はスキー客らが7割弱を占めている。東京からしばらくはいつもの風景だが、トンネルを抜けて新潟へ入ったら一面の雪、雪、雪。歓声も湧きあがる。こちらも少し驚いたが、なるほどこういうことかと妙に納得したのだ。

 夏へ向かおうとしている今の時期、雪の話をしたっていいじゃないか。文学関連の解説書を読んでいれば、登場人物の感情だけでなく、季節のイメージを湧きたてる表現事例が出てくるのは当然だ。作家が頭を悩ますものの一つに、季節感もあると妙に納得する。

2025-05-14

大人の「らくがきちょう」(下)

 世の中には数学検定というのもある。数学はできる方だったからチャレンジしてみようとは思ったものの、いまや遠い昔。科学雑誌・Newtonを読んでいたら「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください」という本の広告があったので即座に購入したのだ。

 読んでみて、全体概要だけは分かった。次に「中学総合的研究 数学(改訂版)」を古本屋で買う。10年ほど前のものだが、内容的に大きく変わることはないはず。1日2ページのゆっくりしたペースで進める。最近の参考書で驚いたことはカラーページが中心で読みやすい。問題を解いてみるのに役だったのが、あの「らくがきちょう」なのだった。

 1回やり終えただけでは覚えたことにはならない。「紙1枚勉強法」にも同じ参考書を繰り返し勉強することが大事と書いてある。紙1枚とは、計画表を1枚の紙に描いておくというだけの話し。100円ショップで、また「らくがきちょう」を買ってこなければなぁ。

2025-05-13

大人の「らくがきちょう」(上)

「チビッコが、ひまつぶしできる方法はないか?」。そんな相談を、住宅建築設計者から受けたのだ。住まいを建てたい親が設計者と相談をするとき、連れてきたチビッコはヒマになる。待っていて退屈にならない手段を考えてくれ、というわけだ。困った注文だね。

 設計者は段ボールで幅1.5m、奥行2m、高さ1.5mほどの小屋、2畳分ほどの小さな庭のスペースを作成した。ここで、ひまつぶしの方法を考えねばならん。その一つに100円ショップで「らくがきちょう」と色鉛筆、クレヨンなどを入手して、小さな家の中で遊んでもらう。役得として、自分用にも「らくがきちょう」1冊を入手しておいたのは当然だ。

 最近、数学検定という資格があることを知った。でも、数学から離れて〝ん十年〟も経過している。ともかく、まずは二次方程式や幾何が出てくる中学生の数学から復習せねばな。そこで役に立ったのが、前記の「らくがきちょう」さ。書いては消しの連続よ。
(下へ続く……)

2025-05-12

「オスプレイ」の民間機は実現するか

 回転翼(ヘリコプター)と固定翼の機能を併せ持つティルトローター機「オスプレイ」。さまざまに応用できることから、いまでは映画にマンガ、小説にだって使われている。ただしデメリットも多いので、あちこちで導入反対運動が起こっているのも仕方なしだな。

 基本的には輸送機とはいえ、しょせん軍用機だ。ならば民間機として活用はできないものか。長い滑走路も必要ないし、民間機なら十分に活用できるではず。離れ小島でも使えるとなれば、緊急患者や物資の輸送にだって使える。専門家が考えれば、アイデアはどんどん出てくるだろう。運用には難点も多いので、今は実用段階のスタートあたりだろう。

 難点は操縦免許に加え、保管施設や整備士だって必要になる。さらに疑問が浮かんだ。民間用であれば軍装は必要ない。この改造費用などを試算した人はいるのかな。また民間機があったとしても高額だろうから、そもそも導入しようと考える人もいないのだね。

2025-05-09

ホームズのキーホルダー

 小中学校の卒業学年を迎えると、修学旅行も楽しみの一つだ。家族へのお土産まで買うとなれば、おこずかいなどいくらあっても足りん。高校生は大型のみやげ物なら、なんと宅配便で送る。お土産を買うのも旅の楽しみのひとつだから、観光地は手を尽くす。

 土産の定番といえば何だろう。安価で記念になりそうなデザインを持つものに「キーホルダー」がある。必要なキーならば2~3本あれば十分だが、机の引き出しには数個以上ものキーホルダーが入ったまま。長年使って汚れてくれば取り換えるが、そんなチャンスは忘れたころにしかやってこない。キーホルダーは安価だし、まさにみやげ物の定番だな。

 使っていないのに大事にとっているものに、ホームズくんのキーホルダーがある。ホームズの影絵の下には221Bのプリント。小さくKOBEともプリントが入っているから、たぶん神戸へ行ったときのものだ。なぜ神戸にホームズくんがいる? 記憶はまったくない。

2025-05-08

方眼線の色と幅

 超整理手帳のリフィルとして、方眼紙スタイルを作ったことがある。方眼幅を何ミリにするかは、かなり迷った。野帳の「SKETCH BOOK」は3ミリ幅なのでマネをしたら、「狭すぎてマス内に文字を書けん」とクレームがつく。方眼マスの使い方を知らないのかな。

 ふたたび方眼リフィルの自作に取り組んでいる。幅が3ミリか5ミリかなどは人それぞれだから、SKETCH BOOKのように3ミリ幅の設定だけにしよう。罫線の色も、以前はスミ30%だけで作っていたが、これもマネをしてシアンだけ。ただし、シアン30%だけだと色が薄くなりすぎるのでシアン30%に、スミ10%も加えるべきだろう。これで方針は決まった。

 実行しようとしたら、次の課題も頭に思い浮かぶ。線幅を0.05ptにするか、それとも0.5ptするかということ。罫線が細すぎれば色も濃くする必要がある。何回かのテスト印刷も必要だ。時間がかかるのは間違いない。まったくもって簡単にはできないものだな。

2025-05-07

ダ・ヴィンチの教訓

 チビッコの時から「継続は力なり」といわれた人は多いはず。戦前に名をはせた仏教学者、住岡夜晃くんが書き残した「讃嘆の詩」の中に出てくる言葉だ。「住岡夜晃 讃嘆の歌 継続は力なり」で検索すれば、この言葉が出てくる詩の全文を読むことができる。

 驚くのは、中世時代にレオナルド・ダ・ヴィンチくんが似たようなことをメモに残しているのだ。「自己を抑えて、地道に学びを続けた結果、偉大な成果を生み出すことにたとえられる」(アトタンティコ手稿)、「私は続けるだろう」ともノートに残す。表現方法は違うけど、同じ意味の言葉を残してから驚き。歴史は繰り返すとは、このことか。

 解説には「『続ける』をダ・ヴィンチは徹底した」と載っている。検索すれば、偉人の名言というのは、くさるほど出てくるというより、歴史をさかのぼれば同じ意味合いの語りは見つかるものさ。それを見つければ、人様から〝おりこうさん〟と言ってもらえる。

2025-05-06

フランスパンを持ち歩くスタイル

 気候が暖かくなってくれば、観光地や商店街などに人出が増えるのは当然だ。そんな場所であれば、考えたファッションスタイルをした人も増えてくる。興味深いのは、何を持ち歩いているかということ。観察してみると、人出の多い場所では手ぶらの人が多い。

 カッコつけて街を歩いている芸能人に、インタンビュアーが「フランスパンを持ち歩いているようなスタイル」とラジオ番組で語っていた。何という形容だ……。笑ってしまうではないか。映画でパリが舞台であれば、確かにフランスパンを小さな紙ぶくろに突っ込んだだけという姿をよく見る。パリの一般的なイメージとは、そんなもんだろうかね。

 フランスパンをむき出しで、長さも3分の2程度の紙ぶくろに入れて街中を歩いてみたい。そう思うが、規模も大きなパン屋だとカゴには入っているが、会計では100%の確率で長さに応じた紙ぶくろに入れてくる。小規模スーパーなら、最初から包装されているしね。

2025-05-05

「餅つき」の道具

 気温がだんだん上がってくれば、観光地にも人出が多くなる。観光業者だって、お土産がたくさん売れるようなを製品を考え出さねばならん。何が売れるのか? こればかりは売ってみないと分からないし、売るにはデザインやネーミングなどの周辺展開も必須だ。

「臼と杵はないか?」。イベント主宰者から、そう尋ねられたことがある。イベント専門業者のレンタル品カタログを見たところで、載っていない。知り合いの農家に電話をしてみたが、ほとんどが〝餅つき機〟を使っているという。チビッコが幼稚園時代、正月明けのお楽しみイベントで餅つき大会があったけど、園児らが使えるような小型の臼と杵だ。

 観光地のような場所で、〝魅せる〟ためには使えん。結論として、あきらめた。意外とないものだな。探せばあるだろうが、一時的なイベントでは、やはりレンタル品に限る。ところで、餅つきスタッフはどう集めればよい? アルバイトでは役に立たんだろう。

2025-05-02

関数電卓を使いこなせない

「普通の電卓じゃだめだ。関数電卓を買ってこい」。大学生時代、教授から怒鳴られたものだ。今やパソコンにも関数電卓機能は標準装備されている。でも、関数電卓を呼び起こす手間がかかるし、マニュアルから目的の操作法を探すにも意外と手間がかかるのだ。

 持っているのは、Canonの「F-715SG」。日常的に使う職業でもないので、グレードが低くても大丈夫なのだ。先日、ふと思ったのは、使いこなせているのかということ。マニュアルを見ながら考えてみると、三角関数にしたところで使う機会はほとんどないではないか。よく使いそうな機能は、数種類であることが判明した。意外と使っていないね。

 ボタン一つで、税込や税抜などの計算もできる事務用の電卓も持っている。9割ほどは、こちらの電卓ばかり。高額だった計算尺や検定資格も持っていたけど、今やレトロ趣味でしかない。円形計算尺は販売しているようだけど、使っている人に会ったこともないぞ。

2025-05-01

テーマを絞って続ける!

「あれをやりたい」「これをやりたい」と目標を持つことは大切だ。それ以上に続けることは、もっと重要だろう。だから習いごとでも、級や段といったレベルが決まっているのは、続けさせるための目標になるわけだ。気力を出させる方法も考えねばならない。

 仕事の場合なら「PDCAサイクル」を運用していれば良いのだろう。お勉強や習いごとなら、そうはいかない。習いごとには検定試験というものがあり、いろいろな検定資格を持っているから自慢できるかといえば、そうでもない。通信教育でも、終了できたら修了証をもらえる。役に立つかどうかより、一つのテーマを続けることだけが必要なのだろう。

 新聞には、いろいろな世界の達人のインタビュー記事が載っている。読んでみると、アホらしいと思われる世界でも、長年続けていたからこそなのだ。チビッコの剣道教室の先生には、60年以上も続けていると言っていたし……。まさに「継続は力なり」だね。